日曜日の裏定例会では、色々得るものが多かったなぁ!
まずは左画像上の木の板を加工した物。これをいただいた。
何故、これを作るに至ったのかを聞いたところ・・・今年のペントレでのベラ・ルーシー・ショーで、マイナスネジが硬くてなかなか分解できなかったのが発端。
木にルーペと同じ形の溝を掘って、ルーペを固定した上でネジを緩めようという発想。なんと彫刻刀だけで彫ったんだって!
実際に嵌めてみると、まるであつらえたように(あつらえたのだから当たり前だが)ピッタリと嵌まって固定される。
この状態で振り回してもルーペが溝から外れることはない。まさに苦労から生まれた傑作工具と言えよう。
しかし一度使えば、量産をしない限り用無し。ということで、ルーペ改造を頻繁に行っている拙者の元へやって来たのじゃ。
早速、次の水道橋大会で、MB439さんが使う事になるだろう。本当に役に立つかどうかを検証するために、マイナスネジは緩めない状態でお渡ししよう。
こちらは、インド製の石鹸。パコさんがインドに3年ほど赴任していた間に見つけた現地の石鹸。
どんなに洗剤や漂白剤で洗っても落ちない襟の黄ばみが見事に落ちるとか!
それを聞いた途端、数人がGoogleで検索したが、拙者はamazonで見つけて速攻で注文。
ただ、黄ばんだ衣類が無いので試しようがない。あ、そうだ!ぞうきんを洗ってみるかな?
洗い方は、黄ばんだところに石鹸を練りつけた上でゴシゴシとブラシで擦るだけ・・・で良いらしい。もし落ちたらすごいぞ!
こちらは、なにげにペントレに並べていた万年筆だが、名前を思い出した。
Omas EXTRA 555 Demonstrator 18K-B というモデルだが、実際には18金ペン先など付いてはいない。
スチール製ペン先付きで、1本15,000円でマルイ商店に20年ほど前に置いてあった。
拙者は海外の店から取り寄せたりして7色ほどの軸を持っていたのだが・・・
そのほとんどを18金ペン先に換装していたはずだ。
しかし、この換装が成功だったかと言えば大失敗。
実はこの18金ペン先は OMAS 1930用 の 高級モデル用のペン先で定価は15,000円!
4割引で入手したが、それでも9,000円!えらく高い万年筆になってしまった。
しかもこのペン先はガチガチに硬い。むしろ当初のスチール製ペン先の方が、二段階くらい柔らかかった。
ただ、鍍金が弱いのですぐに金が剥がれてしまいそうだったので、いたしかたなく18金ペン先に換装したのじゃ。
デモンストレータなので、自分では使わなかったはずなのだが、黒キャップのデモンストレータに14金のBニブが付いた物は使った記憶がある。
ただ、書き味については、まったく記憶に無い。誰かにお嫁に行ったはずなのだが、いったいどこに嫁いだのかな?あの黒キャップのやつは?
首軸をねじ込む際にコールタールのようなものを塗っているらしいのだが、小汚い気がする。
しかし、今となってはそれもオマスの懐かしい歴史の一部なのじゃ。
OMASを2016年に買収したのは、ASC(アルモンド・シモーニ・クラブ)だが、たしかOMASのファンクラブの名称だったはず。
創立以来、毎年のようにOMASの限定品をASCの名の下に出していたはず。最近の動向は知らないが・・・
実は、萬年筆研究会【WAGNER】が限定萬年筆を出そうとしたのは、ASCの活躍を横目で見ていたから。
そういう意味で、密かにライバル視していたASCだが、OMAS自体を、そのファンクラブであるASCが買収したのだろうか?
そうとすれば、実にあっぱれじゃ!