2018年05月10日

カートリッジ / コンバーター式のガラスペン!

先日のペントレには台湾の万年筆コレクターでジュエリーデザイナーのLai(らい)さんが、ブースを開かれた。

彼女のコレクションはすごいのだが、さすがにそれを日本に持ち込むと莫大な関税がかかってしまうので、今回は彼女がプロデュースしたガラスペンを公開された。

詳しいインタビュー記事は次号の趣味文に掲載される予定なのでそちらを見て下され。

1拙者が購入したのは、昔のSheaffer風のボディを持つこの一本!実にエレガントじゃ。

特にこの紫色は実に綺麗で拙者の好み。もしペントレの場に、紫に目の無い桃源さん(通称:紫好ん:むらさきずきん)がいたら必ずや食いつかれただろう。

2キャップをねじって外すと首軸からはガラスペンが出てくる。それですこしギョッとするのだが・・・

こいつは奥が深い。まずはキャップが尻軸にねじ込めるようになっている。まるでプルーストみたい!

そしてガラスペンなので、クリップがスリットの延長上に無いことが気にならない。なんせペン先のスリットが無いから!

4このコンバーター式というのが良い。ガラスペンなどのつけペンは頻繁にインクをインク壺に入れるが、こいつはその作業が不要!

これは発想の転換だなぁ・・・と感心。メカニズムに感心したわけではない。

これまでのガラスペンは実用と呼ぶよりは宝飾品、書くというよりも描くための趣味の品と考えていたのだが・・・

このカートリッジ / コンバーター式のガラスペンは、そのガラスペンの芸術性をスルーし、書くための実用品と定義してあるように思える。

装飾的なガラスペンは、ペン自体と言うよりは、その作家に共感し、絵を買うような感覚で作品を購入させていただく・・・という感じだった。

3しかし、こいつはあくまでも実用品。ペン先を研ぎながら書き味を探って、良い部分を見つけながら書く感じ。

なによりもインクを運搬しなくても良いのが一番だが・・・ペン芯が無いのでインク漏れは大丈夫だろうか?

19日の札幌大会の際に実験してみようかな。他のいろいろなペンといっしょに!

ガラスペンのペン先は万年筆のそれよりはかなり摩耗しやすいので、先端部だけ捻って外す事が出来るようになっていると良いな。

この軸色は金属への塗装なので、比較的色のバリエーションが出しやすい。出来れば12色くらいを万年筆ケースに入れて持ち歩きたい。

このガラスペンに出会って、ガラスペンに目覚めた感じがする。実は現在ガラスペン作家は数が増えている。

超高級品を作る方から実用品も作る方まで色々で、流派も色々。すこしコレクションをそちらあの方向に持って行くかなぁ?と考える今日この頃。

ガラスペンは贅沢品。なぜなら二次マーケットが確立されていないので、飽きても、書き味が悪くなっても自分の中で消化するしか無い状態。

ここに一発風穴を開けてみたいが、そのためには作家さんに会ってみないと始まらない。

万年筆談話室が開室したら、一人ずつおいでいただいて語っていただきたいなぁ・・・もちろん、工房見学ツアーも可能であればやってみたいし。

ガラスペンは日本だけではなく、世界中で流通している。でも美しいのは日本製だと思う。

今回台湾製の機能的に優れたガラスペンが出てきた。これらを融合した新しいガラスペンの世界が出来ないかなぁ〜!楽しそうなんだけど・・・


Posted by pelikan_1931 at 23:03│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
この記事へのコメント
コンバーターはシュミット製が使えます。Pelikanと同じです。

使っていたらガラス製ペン先がポロっと外れましたが、押し込んだら大丈夫でした。ひやっとしました。
Posted by pelikan_1931 at 2018年05月16日 09:07
挙げられておりますような心配がクリアされていて,筆記時にも書き進むうちに不意のボタ漏れがない,あっという間にインクが無くならない,等,実用性が十分であれば私も欲しいです。

コンバータの口部分の口径は,ヨーロッパ・スタンダードサイズでしょうか。
Posted by monolith6 at 2018年05月11日 16:51