2018年07月07日

ピンクゴールドの春暁完成

本日は、相模大野の女子大正門前の喫茶店で〔万年筆&インクcafe〕のオフ会が行われたので出かけてきた。

男前な女子と、女子力の高い男子が合計19人ほど集まって盛り上がりその店の名物カレーを食べ尽くした。

拙者は、まずはパスタを食べ、おやつにカレーを食べるかな・・・なんて鷹揚に構えていたらカレーにありつけなかった、トホホ!

1今回のオフ会に合わせて急遽作ったのが、左画像下のピンクゴールド鍍金の春暁。今朝早くに60分ほどかけて鍍金した。

クリップリング、クリップ、キャップリング、尻軸リングとペン先を、ルナ・ピンクゴールドNo.3 で鍍金した。
ピンクゴールドの中では比較的イエローゴールドに近い色じゃ。

今回のcafeで女子に〔なんで春暁に魅力を感じなかったの?〕と問うたところ、〔ブルゴーニュと色が一緒でかわりばえしない〕との回答が!

実際の春暁は金属パーツはロジウム鍍金だし、軸の彫りも浅くてNICEのように握っても痛いわけではない。

しかも天冠と尻軸にだけサンドブラストをかけている。こちらはNICEで好評の仕上がり。

でも、女子的にみれば、〔だって軸の色もペン先も同じ〜!〕となるらしい。早い話が凝った部分が全て否定された・・・ということ。

これには拙者もショックを受けた。だって拙者は春暁一押しだったから。機能的には・・・
ただ、鍍金をロジウム鍍金よりピンクゴールドがいいなぁ〜とは思っていたので改造してみた。

1上がオリジナルの春暁(ただしペン先は薫風から移植)で、下がルナ・ピンクゴール鍍金を施した軸じゃ。

鍍金する部分は5箇所有り、それらをパーツ毎に、脱脂しては鍍金する・・・という工程を繰り返した。

鍍金後の春暁には、WAGNER 創立11周年のアポロ11号の軌跡をかたどったペン先を装着した。

元々は普通のピンクゴールドだったものを、もう少し金色が強いルナ・ピンクゴールドNo.3で鍍金した。

結論から言えば、ますますブルゴーニュに似てしまったので、ペン先を除けば失敗かな?

ただ、このピンクゴールド鍍金を生かした状態で、もう少しオレンジに寄った軸色だったらどうだったろう。

最近の若者、特に女性は、口紅を集める感覚で軸を集める。仕様が変わったからえらい!と考えるのは男性的考え方なのだろう。

富士山に関わるシリーズはロジウム鍍金・・・と決めているのだろうが、どこにも公開していないので、思い切って変えてはどうだろう?

春暁の軸の彫りは気品が有り、是非復活したいと考えている。プラチナでは薫風の成功をうけて、薫風風の彫りに方向転換するはずだ。

とするならば、この春暁のパターンの色違いを限定品に提供して欲しいなぁ〜。もう来年のカラーと仕様はFIXしているので、再来年のパターンに・・・ということだがな。

あと、本日cafeで気付いたことなのだが、薫風のUEFは字幅が広く書き味が良い・・・のだが、UEF本来の細さが出ていないようだ。

細さを追求するか、書き味を追求するかで、今回は書き味に走ったようだ。かなりの確率でUEFのペンポイントのスリットが開いている。さて、みなさんはどちらが好みかな?


Posted by pelikan_1931 at 23:55│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
最初の投稿を訂正します。『パッと見て』『細かな違い』に感動するのも男性視点だなと気づきました。
女性の場合、基本的に『パッと見て』他と『ハッキリ違うこと』が分からないと欲しいとは思えないんですね。
Posted by DP500Z。 at 2018年07月08日 11:54
なるほど!納得です。
いろんな値段や濃さの鉛筆を並べるよりは、色鉛筆を!ということですね。

これは深いヒントです。ありがとうございます!
Posted by pelikan_1931 at 2018年07月08日 09:55
女性の視点ですが、同じセンチュリーを集めるなら、ペンを並べたときに色とりどりになると嬉しいですね。
細かい仕様の違いはより高みに堕ちないと興味が湧かないというか…。
七色のグラデーションになるよう集めていくのが理想でしょうか。

ただし、ピンクは別物と感じる女性は多いと思います。男性よりピンク色の識別能力が高いらしいので、まさに口紅のように、いくら集めても少しの色味の違いでも魅力を感じるのでは。

ちなみに春暁は買っていません。確かにオレンジ色味が強かったら買っていたと思います。
Posted by うめこ at 2018年07月08日 09:31
女性の視点だと、パッと見で
「あ、何か違う」
のが大事なんでしょうか?
Posted by DP500Z。 at 2018年07月08日 02:58