オリジナルの【万年筆談話室】は、15年ほど前に立ち上げられたkiyomiさんのHPの掲示板の名前。
そこには様々な人々が参加し、万年筆の話ばかりではなく、困り毎の相談なども行われていた。
言うなれば、現在の facebook の Closed Group が全員に開示されていたような感じ。
当然、荒らしがが入るのだが、数人の管理者権限を持った人が、独自の判断でそれらを速効で消していた。みんなで協力して維持していた小さな掲示板だった。
その雰囲気に憧れて作っているのが〔万年筆談話室〕で、8月18日(土)から正式オープンする予定。
現在は仮オープンの状態だが、予約していただければ、オフ会の場所として無料で提供可能だし、(予約制)有料ペンクリニックも行っている。
本日は4人の来訪者があったが、全て目的が異なっていた。
最初の一人は、趣味文の清水編集長で、これまでは近くのホテルのロビーでの打ち合わせだったが、今回初めて万年筆談話室を使った。
一切の雑音が無いので話ははかどるが、脱線する事も多い。
ただ、話の中心となる万年筆をすぐに持ってくることが出来るので、話の空中戦だけは避けられる。
次号の記事も面白くなりそうなので、乞うご期待!
二番目は万年筆会社の営業さん。受け入れられる部分、受け入れられない部分、再検討してもらいたい部分を明確にして持ち帰っていただいた。
まわりに気兼ねしないでDiscussion出来るのでお互いに助かる。それに近くのホテルのロビーよりも冷えているので、頭を冷やせるわぃ。
三番目は元WAGNER 会員からの調整依頼
やっと体調が良くなったので万年筆談話室の準備手伝いまーすとのありがたいお言葉。
拙Blogはすーっと欠かさず読んでいただいているので、書いたら忘れる拙者よりはずっと詳しい。
調整したのはM800茶縞。ペン先の形が悪いのと、スリットが開きすぎ、段差少々だったので完璧な形状に戻しておいた。
過去に拙者が調整した萬年筆であったが、使っていくうちに、ここまで調整が狂うのかとびっくり。
調整は定期健康診断みたいに、定期的に微修正を繰り返していないと、かなり形が変わってくる物だとわかったなぁ。
四番目は先日のカツヲカフェで知り合った友人。自己調整の腕が抜群に良かったので、談話室の工具をお見せしてのスキルトランスファー。
次回は実際に工具を使っての実験をしていただくことになりそう。〔調整師虎の穴〕構想?
その方は以前はガジェットの趣味のグループで、皆でお金を出し合ってマンションを借りてアジトにしていた事があるという筋金入りの趣味人!
そういう夢を餌にして生きている拙者はたいそう元気づけられた。
万年筆談話室はアジトにはしないが、オフ会会場、女子会会場、保育園、そしてもちろん調整部屋となる。
時には牧師さんが来て悩める子羊を救って下さる教会になることもあれば、大爆笑の寄席になることもある・・・
万年筆談話室は単なる場所であって、参加者によってまったく様相が変わってしまう・・・そういう場所になるのが拙者の夢じゃ。
大いに利用して下され!