2018年10月06日

秋の泉筆五宝展 2018 での感想

本日は 秋の泉筆五宝展 2018 が両国のKFCホールで開催された。

この季節に開催するのは初めてで、比べる過去事例が無いので、通常の定例会と比べてみると・・・

女性の参加者が非常に多いのでびっくりした。初めて参加されて萬年筆研究会【WAGNER】への会員登録された方も10名で半数は女性。

そして男性の出展者は、単純に物(筆記具や紙)を販売する人が多かったが、女性の出展者は一工夫している方ばかりだった。

それに出展ブースのデコレーションも素敵で、思わず声をかけてみたくなる感じだった。

単に売るのではなく加工して販売したり、サービスを提供したりと様々な工夫がなされていた。

また筆記具を販売するブースよりもサービスを有料で提供するブースの方が活気があったような気がした。

鍍金工房やインスタ映えする写真コーナーはずーっと人が絶えることなく賑わっていた。

こんな小さな趣味人の集まりの中でも〔モノからコト〕へ、すさまじい速度で変化しているように感じる。

ある記事を引用すると・・・

新聞に20代で起業している若者たちのインタビュー記事が載っていたのですが、その中に興味深い言葉がありました。要約するとこんな内容です。

「僕たち平成生まれ(ゆとり世代)は物欲が希薄だと思う。
いい車やいい時計なんか欲しくないし、洋服もファストファッションで十分。
お金は趣味や経験のために使う。モノよりも経験や体験に魅力を感じるんです」

こうした消費行動は平成生まれの若者に限ったことではなく、30〜40代も同じように考える人が多くなっている気がします。大量消費社会、成長社会が陰りを見せつつある今、消費者のニーズは「モノの豊かさから心の豊かさに変わった」と言えそうです。

それは、若者を中心に「人はスペックや機能ではなく、モノが実現してくれるコトの豊かさや満足度で商品やサービスを選ぶようになった」ということであり、広告の世界で久しく言われていた「モノからコトへ」が、いままさにリアリティを持って社会を動かしつつある──そんな風に解釈することもできます。

今回のイベントでも、かなり体験型のブースが賑わっていたようだったなぁ・・・

1234女性の出展者の作品の一部を紹介しよう。

いずれも拙者が購入した物。

デコカクノは1本作るのに長い時間がかかり、とても現場で体験挿せることは難しいなぁと思ったのだが・・・

その難しさを体験してもらうことで、さらに作品に付加価値がつくのではないか?というような話が反省会の中で出されていた。

そもそもが体験型のochibiのノートを作るコーナーでは、小学校3年生の女の子が立派に手帳を作り上げていた。そして彼女の満足度は非常に高かった。

一方で拙者は講師の人にochibiを作って貰い、嬉々として書き込んでいた。

どうやら拙者はまだまだモノの人らしいが、トレンドはあきらかにコトに遷っている。

そしてモノは、もはやネットの世界でやりとりされるものとなっているのかもしれない。

うーん、次回からのプログラムは根本的に考え直した方が良いなぁ〜と考えさせられた一日であった。

https://www.spacemarket.com/spaces/gofool/rooms/Y1U3b_sv9xtVNNCj

上で紹介したのは、レンタル工場(こうば)?

旋盤などの使い方を指導して貰いながら、独自の作品を作れる場所だ。

こういうところで作品を作って出展する男子を募集! でないと出展者は女性ばかりになってしまいそうだな!


Posted by pelikan_1931 at 23:54│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
この記事へのコメント
DP500Z。さん

泉筆五宝展の趣旨としては万年筆、紙、ケース、インク、メンテナンスです。

今回はメンテナンスは調整ではなく、鍍金を主軸にしました。

会場で手紙を書くという行為は、万年筆、紙、インクに関係していますので正統派ですね。
Posted by pelikan_1931 at 2018年10月08日 11:14
Jacobさん

素敵なレポートありがとうございます。

来年はさらに趣向を凝らします。特に秋の泉筆五宝展にはあっと驚く仕掛けをしますので、お楽しみに!
Posted by pelikan_1931 at 2018年10月07日 08:16
どうでもいい事ではありますが、会場に入って見て思ったのは書く事をしている人が少なかったように見えた事です。

だから、無性に原稿用紙へ適当でも良いから何か書いてみたくなりました。
日常の中で原稿用紙に書く事は、少なくともかなり希薄になってきた事だと考えております。
イベントで見せる演出としては、ある年代には訴求力ありそ〜な気がしてますけれども。

で、フェンテの原稿を書いてました。
もっと早く来てやってりゃ良かったかなあ〜。

あ、パイロット古典仕様ブルーブラックは若干反応ありました。引き取って下さった方に感謝します。これは継続します。
Posted by DP500Z。 at 2018年10月07日 07:54
初めての泉筆五宝展は楽しかったです!インスタグラムで英語でのレポートを書きました:

https://www.instagram.com/p/BolSxbSFzb2/
Posted by Jacob at 2018年10月07日 07:09