2019年01月09日

泉筆五宝展出品情報 その5

@01本日紹介するのは全部で16本。モンテグラッパが2本、デルタが6本、オマスが1本、アンコラが1本とペリカンが6本じゃ。

左画像は左から2本がモンテグラッパで、右側3本がデルタ。

左端のモンテグラッパは胴体に750という刻印があるので、18金無垢の装飾が施されているのだろう。重量は62gで見た感じよりもかなり重い。

その右側は純銀軸で51g。ペン先はいずれも18K-Mがついている。また吸入機構はコンバーターを外側から回す方式でノブを金属のピンで固定してある。

現状ではかなりピストンが硬いので、何とかしてグリースアップしなければならないのだが、上記方式ならピンを外して分解するほかない。かなり面倒そうだ。

その右側の3本はデルタの限定品だが、いずれもゴムサックは死んでいる。デルタの黒いゴムサックは100%死ぬので交換する必要がある。

もちろん、販売する際にはサック交換は済ませておきますよぅ〜!ちなみに重量は右側から 39g、38g、45g。どうやら画像中央のデルタも金無垢仕様らしい。

ただ、レバーは金鍍金らしく、腐食が進んでいる様子。金鍍金を施さなければ駄目かもしれない・・・・

@02こちらは、けっこうマイナーは限定品かな?

左側のボールペンとペンシルは定番だったはず。ペンシルは0.92个硫鹽招り出し式。

ペンシルは、かなりノブの回りがきつかったが、シリコングリースを塗ったらやや動きは良くなった。

中央部はオマス製でモッキンバードというモデル? 
モッキンバードは日本名はマネシツグミというらしい。

キャップや尻軸の黒い部分は木製で、銀色の部分は純銀製。オマスらしく首軸も純銀製だ。キャップを尻軸に指すことは出来ない仕組み。

ペン先は紙に吸い付くような書き味だが、筆記角度によっては少しカリカリするので、多少の
Personalizeは必要だろう。

右から2番目はDELTAのレバーフィラー式。これに装着されたインクサックは半透明のゴム製のようだが、それでもサックがどろどろになっている。

またクリップにも錆が浮いている。丹念に錆を落としてからニッケル鍍金、ロジウム鍍金をほどこす必要がありそうだ。

右端は、もはや伝説になってしまったアンコラ製。ペン先の穂先がハイレグで、はかない書き味なのが萌える・・・という伝説を神戸のカバン屋さんが作ったのは10年くらい前かな?

81gもあるので金無垢かも?と勘違いしたのだが、軸に925の刻印があるのでバーメイル仕様だ。では何故81gにもなるのか?

それは首軸を外して胴軸側を見ればよくわかる。胴軸はものすごく厚い真鍮製でその外側に薄く純銀が巻かれている構造だ。

ものすごく魅力的な軸なので、どなたからも購入希望が無ければ、拙者が入手する。

今回の全コレクション(90本前後)の中で拙者が欲しいのは3本だけだが、そのうちの一本がこれじゃな。いじればペン先は絶品になる!

@03こちらはPelikanのM800/M805系のもの。

左端の蒔絵っぽいのには尻軸に 巧修 08/20 と蒔絵文字で書かれている。素性をご存じの方がいらっしゃったら教えて欲しい。

ベースとなる軸はM800の黒軸で、天冠は子ペリカン1匹のプリント天冠。希望があれば昔の金属天冠に交換しますよ〜!

左から二番目はpenandmessage.が発売したカスタム・クリップがついたレッドレドで、天冠は銀色のプリントで子ペリカンは1羽。

18C-Bの子ペリカン2羽の刻印があるペン先で、ペン先は過去に拙者が調整した痕跡があり、ペ
ン芯とペン先との位置もピッタリと拙者の好みに合っている。

ただし今ならもう少し違うPersonalizeを施すだろうな。ちなみにオリジナルのクリップは無くされたそうです。

その右側はEXPO 2000 Nature だ。ただしペン先とペン芯との位置調整はめちゃくちゃ。ペン先と首軸との関係も駄目。

さらには尻軸は完全には締まらないし、ペン先とペン芯との間も離れている。しかし18C-Mのpf刻印付きだ。ちゃんと調整すれば書き味は絶品になる。

もちろん、泉筆五宝展に並ぶ時や、フライングゲットされた方にお届けする時には完璧な状態となっているはず!

拙者がデパートで定価で購入した唯一のPelikanの限定品がこれ!大阪のデパートで見て我慢できなくなって購入したと記憶している。

インク窓は半透明の緑だし、ペン先は紙に吸い付くような感触。実に素晴らしい逸品に変身しまっせ!

右から2番目と3番目はたしか米国人が作ったカスタム軸を10本ほど仕入れた人がヤクオクで販売した際、WAGNERの(拙者を含む数人の)ペリカン好きが値をつり上げ、結局は全部WAGNER内で入手したはずだ。

今見れば軸のテーパのかけ方など、〔おぅ、アメリカン!〕という感じだが、当時は熱狂させてもらった。

それらがWAGNER内を回り回って今回出てきたわけじゃ。

まだキャップの口の面取りもされていないようなので、かなり手を加えてからの販売となるだろう。

ちなみにどちらも子ペリカン一匹の金色プリント天冠ですね。ペン先は子ペリカン2匹の18Cで左がFで右がB!

右端は東西独逸統合後のモデルだが、天冠は古い金属もの。ただしキャップリングの刻印はW.-GERMANY ではなく、 GERMANY。

ペン先は18C-OB。希望があればOBの形状のままB二研ぐことも出来るし、オブリークの形状を変えてBやMやFなどに研ぎ出すことも可能。(ただし研出しは別料金)

明日以降はVingage Pelikanしか出てこないので悪しからず。

フライングゲットご希望の方は、万年筆談話室で実物をごらんになってから決めてくださいね。

現物は泉筆五宝展までに、どんどん状態が良くなりますので、お楽しみに!




Posted by pelikan_1931 at 22:41│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
この記事へのコメント
セーラーで功修漆芸というシリーズがあって、西原功修氏が作られています。ペリカンでは中村省三氏、山崎夢舟氏(宝舟会)、石蔵慎博氏、新田義明氏が出されているのですが(抜けていたらすみません)、一時的に同氏と組んでペリカンが出したものなのでしょうかね。たぶん蒔絵で書いた文字ですし良く見たら「功」の字に読めませんかね?
今でこそ、ペリカンの蒔絵と言えば、宝舟会の螺鈿をふんだんに使ったシリーズか、最近の孔雀やとんぼといった、何かの絵が多いのですが、ペリカンが本格的に蒔絵に乗り出すにあたって色んな作風の方と組んで試していた時期があるのでしょうか?妄想かもしれませんが、興味深い1本ですね。
Posted by にゃまあき at 2019年01月10日 17:22
Mont Peliさん ありがとうございます。

いいなぁ〜と思っていたら、やはり高額モデルだったんですね。

こいつは傑作だと思います。
Posted by pelikan_1931 at 2019年01月10日 09:45

>中央部はオマス製でモッキンバードというモデル? 

初めて目にするOMASモデルなので、調べてみました。
これではないでしょうか?

チャールズ・ダーウィン生誕200年記念「I think」モデル
http://www.feric.ne.jp/lifestyle/omas/090727/

「I think」というくらいだからデカルトかと思ったら
ダーウインなんですね、

ちなみに、Patti PageのMockin' Bird Hillは、私の愛聴(愛鳥?)曲です。

Posted by Mont Peli at 2019年01月10日 07:59