2019年04月16日

Montblanc 旧ブルーブラックのインク瓶の底から出てきた物

@01左はMontblancの旧型(1世代前)のインクボトルに入っていたブルーブラックのインクを捨てたら、台所のシンクの網に引っかかった物。

中央上の白い物体はLeicaの顕微鏡で見たら、タオルの破片だった。新発見の結晶かと思ったが違っていた。残念!

実はインク瓶の中から出てきたのはこれだけではない。大量に出てきたのじゃ。

パーカーやシェファーの年代物のブルーブラックでも結晶を見たことはない。

といってモンブランがそれほど変なインクは作らないはずだ。製造元はインク界のガリバーであるエルバンだと言われていたしな。

このインク瓶は拙者のものではなく、春の泉筆五宝展のインク買取コーナーに寄付いただいたもの。

きっと何度か吸入を繰り返している間に、良からぬインクが混じったせいで沈殿物ができたのだろう。


@02@03この沈殿物を拡大撮影してみたが正体は不明。

ただ、ライカの顕微鏡で60倍に拡大してみると、消し炭のような規則的な模様が見える。

もし研究してみたい方がいらっしゃれば、この沈殿物ををお送りします。

なを今回インクを捨てたのは、この時代の瓶が欲しいという要望が岡山大会であったから。

そのおかげで大きな沈殿物を入手できたのはラッキーだった。

その昔、アメ横のダイヤストアのガラスケースの下でオマスの黒インクを見つけ、20個買って帰ったが、全て薄い灰色のような黒インクだった。

当時はインクについて無知だったので、さすがイタリアの黒は違う!と喜んでいたのだが、底に大量の沈殿物を見つけ全部捨てた。

古いブラックインクが沈殿するかぁ? いずれにしろ化学の世界は物理 の世界よりも不思議なことが多いな。万年筆の世界に限ればだがな。


Posted by pelikan_1931 at 11:57│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
下さい。

検証したいです。

ポチさんと分けますので
ペントレに持参していただければ
幸いです。
Posted by 紙様 at 2019年04月16日 14:09