2019年05月24日

Pelikan #600 18C-B(EN)ニブ を Plikan M101N へ移植した理由は・・・

@01左画像上はPelikan #600 で 淫らな書き味で有名な18C-B(EN)ニブがついていた。

#600初期のモデルなので、キャップリングには W.-GERMANYの刻印もある。天冠には黒い樹脂にペリカンが彫られ黄色の塗料が埋められている。

拙者は#600が大好きで、プロトタイプも含めてたくさん持っていたが、現在では本当に好きなペン先を持つ物を残してお嫁にやってしまった。

この黒軸についていたのは、大好きな18C-B(EN)ペン先付きなのだが、気がつくと軸に不具合が見つかった!

尻軸をを右に回してピストンを上げきっても、少し遊びが出来てしまい、きっちりとは締まらなくなっている。

M800ならピストンユニットを外して微調整が出来る。なぜならピストンユニットは胴軸にねじ込まれているので、工具さえあれば簡単に外れる。

しかもその工具は、TWSBIの工具が流用できるので、その工具ほしさにTWSBIを購入した人が続出したほど。

ところが、#600(M600/M400/M300もいっしょ)では、ピストンユニットは胴軸に押し込んであるだけ。

引き抜けはしないがペン先ユニットを外して、胴軸の首軸側から割り箸を押し込み、尻軸をあぶってからたたき出せば外れる。

Vintageの400NNなどは、再度ピストンユニットを押し込めば元通りになるが、#600以降のモデルはピストンを下に下げると、そのままピストンユニットが外れてしまう。

たたき出した段階で、かろうじて摩擦でピストンユニットを止めている出っ張りがすり切れてしまうからだ。

従って直すには、接着剤でひっつけるか、ごく薄いテープを貼ってたたき込むしか無いのだが・・・

大好きな軸にそんな酷い仕打ちは出来ないので、ペン先だけ別の軸に移植することにした。

@02それが下側のM101N(復刻版)で、ペン先ユニットは互換性がある。先日紹介したとおりね。

M101Nのペン先も十分にソフトなのだが、#600の淫らな書き味のペン先とは比ぶべくもない。

ただ、全体のバランスは、M101Nに取り付けた方が良いかもしれない。1僂らい軸が長くなるので持ちやすい。

ちなみに、#600のキャップはM101Nにピッタリと入るし、M101Nのキャップも#600に使える。もちろん尻軸にも挿せる。

こういう製品間の一貫性はPelikanの独壇場。Vintageの100Nに最新のM400のペン先ユニットがしっかりと使えます。


@03この#600用の18C-B(EN)であるが、右上に長い線を素早いスピードでひけば、ピーっと鳴いてインクを飛び散らす・・・

のみならず、普通のスピードで文字を書いてもピーピーと鳴くように調整してある。

またペンポイントを微調整した後であれば、ゆっくりと曲線を描いても、ピ〜〜〜〜
ピ〜〜〜〜ピ〜〜〜〜と鳴く!

紙は表面がツルツルのアピカの紳士なノートで作ったWAGNER 2018原稿用紙とか、ヌルリフィルに書くと綺麗な音を出す。

粗い紙の上で書くと、擦り音が混じってしまい、ピーピーという綺麗な音が雑音ぽくなってしまう。

もはや万年筆談話室外には出さないので、お試しになりたい方は万年筆談話室においでくださ〜い!


Posted by pelikan_1931 at 23:31│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
この記事へのコメント
チューニングしながら音を楽しむあたりは、もう楽器に近いですね。
Posted by すいどう at 2019年05月25日 10:16