2019年05月30日

〔たまご人間〕インク瓶のすごさ!

@01@02これは、開室当初から万年筆談話室に置いてある〔たまご人間〕で、もちろん古山画伯の作品。たこ娘さんもお気に入りの逸品!

不思議なことに、玉を置く位置や、見る角度によってまったく違う表情をする。明るく見えたり、ふさいでいるように見えたり・・・

時には慰めてくれるような表情をすることもある。見る側のこころを看破して自在に表情を変えてくれるのかもしれない。

じつは、この
たまご人間〕シリーズには、超重量級の作品もある。それが・・・


@03@04こちらの、たまご人間〕型インク瓶で、総ステンレス製!重さは585gある。

右側写真中央のステンレスの筒にインクを入れて、卵形の蓋を被せるのであるが・・・

はっきりいってインク瓶としては役に立たない。あまりにも機密性が良くて蓋がしまらない。

どうやら筒の外形と、キャップ(玉子)の内径を同じ設計にしてしまってあるようだ。

このままでは蓋が閉まらないので、筒に狭い溝が彫ってあり、そこから空気が逃げていく仕組みなのだが・・・

急いでキャップを開けようと引っ張ると、インクがバシャッと飛び出してしまう。やったことはないが、上半身にインクのミストが降りかかるはずだ。

そして恐るべきは、その値段! 一個6万円! おそらくは持っているのは数人ではないかな?

インク瓶としては途方も無い値段だが、古山画伯の作品としてなら安い。材料費、加工費を考えたら赤字じゃない?なんて当時は心配したものだ。


@05@06@07こちらが、蓋を置いてから蓋が閉まるまでの写真で、左から右の状態になるまでちょうど10秒!

今から10年以上前の作品だと思うが、このころはこういう遊びごころのある萬年筆関連グッズがもてはやされた。

そう、実用にならない遊びのグッズが面白がられて買われていた。こういう迷走のような時代こそがおもしろい。

数年前にセーラーが作った九谷焼の万年筆!万年筆愛好家で持っている人を一人しか知らない。

ミニペントレで並べていらっしゃるが、過去4年間、興味を持たれた方は一人としていないかも?

でも、売れるわけ無いじゃん!というものを作ってくれないと面白くない。

絶対に売れると確信を持って大量に作ったものが売れないと痛々しいが、もしかしたら売れるかも?と考えて作った物がやっぱり売れなければウケる!

コレクターにとっては、そういう珍品こそが価値がある。

最近は売り抜く事だけを考えて、安価な限定品を作る店が多いが、どうだ!というような高価(であまり売れない)限定品を出してくれると楽しいなぁ〜

いくら売れなくとも、すぐに引っ込めなければ、アドバイスがあって売れる作品に変わっていくものだ。

秋田のルビー製ペン先の万年筆などはその代表ではないかな? 初めて見たときは爆笑したが、最近のは結構よさげ。値段も落ち着いてきたし・・・

ちなみに、WAGNERで短期間に売り切ることを考えていない限定品は・・・原稿用紙!もう典型的なウケねらい。

〔またやってるよ!〕と言われると萌えるなぁ〜!取り扱いが重いから自分では発送したくない最たるものだな


Posted by pelikan_1931 at 23:48│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
この記事へのコメント
こんな重い物、持って行けませんよ(*^O^*)

ぜひ、万年筆談話室でご覧下さい!
Posted by pelikan_1931 at 2019年05月31日 16:12
ぜひ実物を見てみたいです。
6月1日の水道橋大会に持ち込まれますか?
Posted by 青いバランス at 2019年05月31日 15:10