2019年06月13日

Pelikan M1000 カゼイン巻き 完成!

@02左はカゼイン軸の拡大図。元々は象牙の代用品として使われていたので、見事なホワイトストライプになっている。

以前に紹介したM800にカゼインを巻いたモデルは、既に加工をやめてしまった米国のカスタム軸工房の作品だった。

ただ、胴軸は単なる円筒形だったので、なまめかしい曲線を持つM800の胴軸としてはふさわしくなかった。

そこで、何度かM800でのカゼイン軸加工を別の工房にお願いしたのだが、あまりにカゼインを薄く削るので、胴軸にカゼインをさし込む際に割れてしまい、何度トライしても失敗したそうな。

同じタイミングで、M1000にカゼインを巻きたいという希望者がいたので、同じ工房にお願いしたところ、見事に成功!

@01その写真がこちら。象牙のような白い軸と、黒いキャップと金のリングやクリップとの調和が美しい。

胴軸のカーブはオリジナルよりも少しだけもっこりと盛り上がっているように見えるが・・・

キャップも閉まるし、キャップを後ろに挿してもピッタリと固定できる。

ただし、カゼインにラッカーを塗る事は出来なかったそうだ。出来上がったカゼインの筒にラッカーを塗ろうとすると、刷毛の圧力でカゼインが割れてしまったそうだ。

インクなどが非常に染みやすいカゼイン素材なので、絶対にインクで汚れた手などで握るのは御法度!

少なくとも、調整師が持ってはいけない軸ですな。でも仕上がり状況を見ると欲しくなるが、M1000自体を持っていないしなぁ・・・

@01ちなみに、こちらで紹介したWAGNER 14周年記念モデルでは、胴軸、天冠、尾軸のカゼイン部分にはラッカーを塗ってもらいます。

従って、インクも染みませんし、水がかかっても慌てて拭き取る必要もありません。

こちらの万年筆は、既に23人の方から問い合わせいただいていますが、そのうち19人がBニブ希望です。

残念ながらBニブは4つしかなく、また今後製造される予定もありません。そこで今回はBニブのついたWAGNER 創立14周年記念モデルは販売しないことにしました。

ペン先はFとMのみ。ただし、Bニブのユニットだけを希望者に販売することにしました。ただし、希望者多数の場合は抽選となります。

くわしいご案内は明日お送りします。会員全員に案内をお送りするわけではありませんので悪しからず。お問い合わせがあった方々+αだけにお送りします。


Posted by pelikan_1931 at 21:36│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote