2019年07月17日

危険だけれども妖しい液体で万年筆を飾る! その2

@01@01昨日は、酢酸とアンモニアを使った軸の装飾を紹介したが、本日は別の方法で実験した。

それは右側写真のブラスを黒く染める液体〔ブラッキーC〕を使う方法。こちらは危険な匂いが無いので気楽に室内で出来る。

やりかたは以下のとおり

(1)表面塗装したブラスをぞうきんにつけたWenolで磨いてピカピカにする。

(2)金属部分(キャップ、尻軸、首軸)を右側写真の右側にあるトピカマリットに数分間つけて脱脂し、そのまま自然乾燥する


(3)錆が残っている場合は、希塩酸(10%)に数分間つけて錆を落とす? 今回は錆が無かったのでこのプロセスはスキップした。

(4)ブラッキーCを5倍に薄めた液に数分間浸けると真っ黒に変色する。

(5)全体を水で洗い、3分間ほど待つ。これで黒色は定着するが、すぐに錆びるので、黒染仕上剤に10分間ほど浸け、その後1時間以上放置する。

ところが、今回は黒染仕上剤を購入するのを忘れていたので、一本だけ試してみた。

@02左の画像の一番下が、真っ黒に変色した金属部分を水洗いし、メラミンスポンジで黒い色が無くなるまで洗浄した状態。

まだ、黒い汚れのような物が残っている。ただ、真鍮そのものが変質したのか、真鍮に黒いものが付着したのかは不明。

昨日紹介した中央のアンモニアで変色させたものと比べると、こんなんで大丈夫かいな?という状態なのでドキドキした。

一番下の中央の首軸にゴムのOリングがついているが、これは変色作業中は外していたのを、洗浄後に再度はめた物。

金属を変色させるような液体なので、ゴムにどういう変化を及ぼすのか不明なので、作業中は取り外しておくほうが良いだろう。

なを作業中は、手には医療用の使い捨て手袋をはめている。実は、上の行程には書いていないが、水洗いした後で、キッチン泡ハイターをかけて10分間ほど放置したので手袋は必需品。

それに黒化させる薬品で手が黒くなるのもイヤだとも思ったので・・・。銀が入っているわけでは無いので黒化を心配する必要はなかったかもしれないのだがな。

@04@03上記の状態の部品に黄色い胴軸を取り付けたのがそれぞれの中央にある軸。

古美仕上げというよりも、汚れ仕上げみたいだなぁ。

これ、金磨き布で汚れが出なくなるまで磨いて、ピカピカに仕上げた状態。それにしても中央部は垢抜けねぇなぁ。

ということで、明日は希塩酸での荒し、アンモニアでの荒し、キッチンハイターでの荒しを、個々に実験し、その変化を見て、今後の方針を考えてみることにする。

また、黒化については、注文している
黒染仕上剤が届いてから追加実験をしてみることにする。

右側画像一番上の軸は、キャップと尻軸の形状はWAGNER オリジナルとして仕様を決めて発注したのだが、そのお店でペン先を変えて販売したり、キャップの仕様を変えて販売したりしているらしい。

そういうのって、けっこう嬉しい!自分で考えた仕様を他の人が(パクって)使ってくれるのは、はなはだ気分が良い。えへへへ〜と少し鼻が高くなる。

ちなみに、黄色と緑の胴軸は、WAGNER オリジナルで、色指定で作ってもらったもの。流石にこれは使わないでと言ってある。

ただ、過去に互換性のある軸をお持ちで、色軸が欲しいという方には、胴軸だけでもお譲りしてます。1,000円/本

ただ専用工具無しで尻軸を外すのは厳しい。また外した尻軸内部に付着した接着剤を歯科用の工具で落とす必要があるので、可能であれば万年筆談話室かWAGNERに持ち込んで欲しい。(事前連絡必須)

WAGNERでなら工具は無料でお貸ししますので、ご自分でおやりいただいてもかまいません。

当方に依頼すると追加で1,000円必要です。作業時間は独自で初めてやると30分くらいかかります。作業方法を見つけるところからご自分でやっていただきます。独力で出来たら楽しいよぅ!


Posted by pelikan_1931 at 23:44│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote