2019年10月20日

台南ペンショーに持って行く〔WAGNER 2019〕の 紹介

@01こちらは台南ペンショーに持って行く〔WAGNER 2019〕のピンク軸。ペン先は14K-EFで調整は一切施されていない。

いわゆる〔何もしない〕状態のペン先付き。

こちらは極細好きの台湾の方(特にさほど万年筆歴の長くない方)向けに10本だけKeepしておいたもの。

昨年の台南ペンショーではWAGNERの限定品をほとんど持って行っていなかったので、あっという間に売れる物がなくなってしまい、暇を持て余した。

そこで、今年の限定品に関してはある程度の本数を国内で売らないでKeepしておいたのじゃ。

ペン先にある〔p100〕という刻印はプラチナの100周年を意味している。それとWAGNERの2019の両方をレーザー刻印として入れた。

あまり本気で説明してこなかったので、覚えている人は少ないだろう。プラチナの方は気付いていたかな?

刻印はトライバルで〔亥〕を表現したもの。

本当はEFからUEFに削り出せば面白いのだが、一本当たり(パーソナライズ込みで)90分ほど必要なので、台南ではやらない。ちなみに自分用はUEF削り出し!

@03こちらは黄色のスケルトン軸にSF(細軟)のペン先を付けた物。刻印は〔摩利支天〕でこちらも今年の干支であると関係がある。

こちらにはP100というプラチナの100周年と関係のある文字は入れていない。

バランス的に摩利支天が小さくまとまっているので、p100刻印を入れると少し下が重くなるので省いたのじゃ。こちらも10本確保しておいた。

同じく黄色で作った14K-Mは、ほぼ一晩でSold Outとなり、台南用に確保するどころではなかった。

なんとか一本でも台南へ持って行きたかったのだが、自分用を一本確保するのが限度だった。

こちら(14K-SF)の売りは〔チビ鉈研ぎ〕で、細字で縦書きが綺麗に書けるという特徴があった。

もっとも、半分以上はたこ娘さんが調整した〔ありのままのSF〕へ流れて、チビ鉈研ぎの要望は下の万年筆に集中した。

@02こちらの、ノッペラピンの14K-SFでは60%以上が〔チビ鉈研ぎ〕として出て行った。

さらに〔何もしないSF〕として旅立ったものが、万年筆談話室に持ち込まれて〔チビ鉈研ぎ〕になったケースもあった。

やはり模様がない方が柔らかいペン先になるような気がするのかもしれないな。

実際にはレーザー刻印の場合は、どれほど複雑な模様を刻印しようとも、ペン先が硬くなったりはしない。

ペン先が硬くなるのは打刻刻印の場合だけなのじゃ。

最近の萬年筆研究会【WAGNER】限定万年筆のように全ての刻印がレーザーの場合には、刻印の有無はペン先の堅さとは関係が無いのです。


Posted by pelikan_1931 at 18:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック