2019年11月06日

【泉筆五宝展記念万年筆】の古美化・・・順調?に進行中!

2019-11-06左画像の右端のオリジナルと書かれている同軸とキャップが元々の組み合わせ。

これをキャップ、首軸、同軸とも古美仕上げにしようと策をめぐらせている。

尻軸と首軸は真鍮だけで出来ているので薬品処理や熱処理などは比較的簡単。

どっぷりと液につけたり、秀あぶったりすればよいのだが・・・

キャップは結構やっかいなのじゃ。キャップ機構は4つの部品からできている。

企業秘密だといけないので重要部品だけは掲載しないでおくのだが・・・

写真の鞘と天冠と(スリップシールもどきの)インナーキャップと胴軸を固定する樹脂製の内壁パーツ。

この内壁パーツが天冠にねじ込まれるようになっており、接着剤で固定されている。

また天冠も鞘に接着剤で固定されている。従って天冠を鞘から外すには、鞘の外側を高熱であぶって接着力を弱くすることが必要。

そのために高温のバーナーを使ったのだが、外壁をあぶっただけでも内部の内壁パーツは変形し、燃えだしてしまう。

そしてこのガスが極めて体に悪そうで(というか有毒ガス?)、一個のキャップの処理をするだけで、気が遠くなるほど気持ちが悪くなった。

それをなんと3日で17個も処理したのだが、2個処理する都度、2時間は寝ないと意識がぶにゃりとしてしまうほど気持ち悪いガスだった。

本日でようやく17個終了したのだが、もし仕上がりが良ければ、さらに追加で20本ほどやらねばならぬのよ。生きて年が越せるのかしら?

現在は、天冠は希塩酸の中で清掃中。鞘はキッチンハイターでの劣化待ち。

このあと再度のアンモニア処理、劇薬による黒化処理と続く。

そういえば、劇薬便まだとどかないな。薬品代よりも送料の方がはるかに高い劇薬便!

そのあと、海外から届く新しい内壁パーツを鞘の中に入れて固定すると出来上がりじゃ。

いつ終わるのかなぁ〜。KOBE Pen Show に出したいんだけどなぁ〜!


Posted by pelikan_1931 at 20:19│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
お師匠さま
いぶし加工といえば,昔はムトーハップ(六一〇ハップ)なんてのがありましたが
https://ja.wikipedia.org/wiki/六一〇ハップ
諸事情で姿を消してしまいましたね.代わりに温泉(硫黄泉)に浸しておくのはどうでしょうか?
あ,湯の花なんてのも使えるかもしれません.

それから,思いつきなんですが,樹脂部分をはずすのに油で茹でるってのはどうでしょうかね?
Posted by 継蓬 at 2019年11月07日 16:00