2019年11月30日

2013年の萬年筆研究会【WAGNER】限定品

@01こちらは2013年に作った萬年筆研究会【WAGNER】の限定万年筆のWAGNER 2013。

左画像はプロギア・レアロだが、プロフィット・レアロのバージョンもあった。

当時の資料を確認すると、プロフィット・レアロを62本、プロギア・レアロを51本作ったようだ。

WAGNER 2019 も WAGNER 2020 も企画が決まった段階で本数を確定しないと値段が決まらなくなった。いずれも200本!

この当時のようなリスク回避が出来なくなったので、作る方も慎重になる。

結果として、さほど冒険しないモデルになりがちなのだが・・・

限定品販売で実績のあるお店にうかがったところ、限定品は長く店頭に残る状態にするのがコツだとか。これ先日も話したような気がする。

すなわち、ネット販売の個数を制限し、ネット上では売り切れていても、お店に行けば残っている・・・ということをSNS上で拡散してくれるとありがたいのだとか。

その限定品を求めてはるばる来てくれた方と顔なじみになり、会話すると、そのお客様はお店のファンになってくれる。

そうすると、次回の前提品の潜在顧客にもなるし、せっかくお店に足を運んでくれたので、他の物も購入して下さる。

結果として、客数と客単価が増えるというわけじゃ。

資金力も無く利幅も薄い愛好家団体などは、売り切らないと赤字になってしまい、最悪のケースでは翌年の限定品が作れなくなってしまう。

結果として冒険心が薄れてしまうんだよなぁ〜

また、同じ人が毎年企画していると、どうしても類型化して新規性が無くなる。

他方、新しい人が発想した限定品は、けっこう面白い。マニアなら絶対に思いつかない物を作る。

宝石のペン先付きなんてその代表だろう。絶対に一本も売れないはずだと拙者は思ったものだが、実際には修理で2本持ち込まれた、万年筆談話室に!

もう67歳になると、自分の感覚が時代遅れになっているような気がするなぁ・・・

ということで、自分自身でプロデュースする限定品は1本くらいにしておいて、他は若手に任せたり、素人に任せたり、メーカーに任せてみようとすら思う。

ずいぶん前に店頭で聞いた話だが、パイロットが新型キャップレスを出した当時、欧州向けに綺麗な赤と鮮やかな青の軸があり、日本でも少しだけ発売された。企画は若手!

しかし、役員会で〔この色はパイロットの伝統色とは違う〕ということで問題となり、この2色は姿を消し、渋い赤と青に変わったとか。でも元々の色は大人気だった・・・知らんけどな。

拙者は最近感性の衰えを痛感しているので、極力企画には口出ししないようにしようと考えている。わりと丸投げが得意な方なのでな・・・失敗しても尻は拭く覚悟はしまっせ。

Posted by pelikan_1931 at 23:59│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック