2020年01月19日

万年筆相談室?

本日は神保町・東京堂書店6Fにある東京堂ホールで、2020年一回目の手帳の市が開始された。

例年の2倍以上はあろうかという広い会場だったが、出展者が増えたのでけっこうキツキツの状態となった。

例年は手帳用の小物を扱うお店が多かったが、今年は万年筆やインクを扱うお店のスペースが大きかったように思う。

万年筆の世界は、昨今インク女子の進出に圧倒されている感はあるが、手帳の世界にもインク女子は確実に攻め込んで来ている。

オープンと同時に会場内を埋め尽くしたのは9割が女性。1日を通しても女性比率は80%は超えていたはずだ。

一方で販売側の女性比率は事務局を除けば男性の方が多かったような気がする。すなわち男性が女性を説得して買ってもらうパターンかな?

超上から目線の拙者では、物は売れそうに無いなぁ・・・と思っていたのだが、そのとおりだった。

調整のお客様はWAGNERよりも大勢受け付けたのだが、万年筆は3本、万年筆談義が11冊売れただけ。

しかも2本と1冊は、応援に1時間ほど駆けつけてくれたたこ娘さんが売ったもの。あとの一本と5冊は海外の萬年筆研究会【WAGNER】会員の方が購入してくれた物。

拙者は販売者としてはダメじゃな・・・やっぱり。

2020-01-19上側のプレートは、事務局が用意してくれたもの。なんと〔万年筆相談室〕となっている。本当は万年筆談話室!

前日に送られてきたレイアウトに〔万年筆相談室〕と書かれてあったので、シャレで・・・

〔その他、なんでもご相談ください〕と、万年筆相談室らしい案内を印刷して行った。

〔万年筆相談室の森師匠〕というプレートを受け取った時には思わず小さくガッツポーズした。

その隣の6分割の水入れは、会場近所のダイソー?で購入したもので、水差しと一緒に購入した。もちろん2つで220円!

これが優れもので、一回水を入れれば6本の万年筆を洗浄できる。その間水を差し替えに行く必要が無い!

こういう嵩張る器具は使い捨てにするのだが、あまりに便利なので万年筆談話室まで持って帰った。

万年筆相談室というプレートの効果か、本当に相談に類する依頼が多かった。

blogは読んでいるが、来るのは初めてという方も何人かいらっしゃった。

しかし、拙者は手帳の市に関しては万年筆談話室の開室スケジュールでのみ開示していた。

大半の方は、手帳の市の広報で拙者が調整することを知っていらしたという事だろう。

萬年筆研究会【WAGNER】に参加経験があるかどうかは、差し出された万年筆を見ればすぐに分かる。

インクを抜いて掃除してあれば萬年筆研究会【WAGNER】会員で、はいったままだと非会員の確率が高い。

びっくりするのは、非会員であっても、筆記時の筆圧は驚くほど低い。ほとんどが女性だっからかもしれないが、筆記角度は高いが筆圧は低い方が多かった。

手帳の市や万年筆談話室は、そもそも萬年筆研究会【WAGNER】に参加するのは敷居が高いと感じてる方を対象としているので、願ったり叶ったり。

実際には萬年筆研究会【WAGNER】は、日本屈指の敷居の低い〔場〕でしかないのになぁ・・・と参加者がみんな首を捻っている。参加者の平均年齢も驚くほど低いし・・・

今回大変だったのは、会場に一番近い地下鉄出口である神保町の7番出口にはエスカレーターもエレベーターも備わっていないこと!

20冊の万年筆談義と重い調整道具と、重いZucaのバッグを持って階段を登ったせいで、腰を痛めてしまった。

椅子に座った調整が厳しくなって、立ったまま調整をした時間帯もあった。

次回は、会場までタクシーでのりつけることにした。爺に階段登りは無理ですわ!

そして調整もたこ娘さんに任せて、拙者は得意なアシスタント業務に徹したい物じゃ。(水換えとか食事調達とかにね) そう、世界一頭が高いアシスタントを目指す!


Posted by pelikan_1931 at 23:56│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック