左画像は萬年筆研究会【WAGNER】創立11周年記念万年筆じゃ。
ベースとなるモデルはプラチナ・センチュリーのニース。その金属部分を全てピンクゴールドで鍍金した。
胴軸はごく淡い紫で、キャップと尻軸と首軸は濃い紫。
2016年は紫がマイブームで、WAGNER 2016は紫色のプロフット・レアロとプロギア・レアロだった。そちらの方が紫っぽかったのだが・・・
ソウルペンショーでは誰一人として手に取ってみようとしなかった。どうやら赤紫系は韓国では嫌われている色らしいな。
11周年記念モデルの一番のウリは、14K-SMのペン先が選べること。
この時の全ペン先に占めるSMの比率は75%程度。猫も杓子もSMを選んだのであった。
個人的にニースの握りごこちが好きなので、NICEを選んだのだが、ペンを力一杯握る人にとってはニースはリスクと背中合わせ!
ニース独特のシェーパー・カットの溝で手を切ったりすることもあるらしい。握力100以上だろそれは!とツッコミたい感じがするがな・・・
このペン先は猿の顔では無い。申年だったので猿の顔と考えた人が多かったが・・・
実は11周年を記念して、アポロ11号の軌跡をペン先の彫り込んでもらった。
ペン先の太さ刻印が無いと思われる方もいようが、このペン先模様ではC(コース)とSMしか作らなかったので、間違いようが無い。
ちなみにこのペンポイントはC。プラチナのCは玉が大きいので、いろんな形状に研ぎ上げることが可能。
すなわち自分の癖や好みにピッタリ合わせた研ぎにすればストレス・フリーな生活を送ることが出来る。
玉が大きいというのは財産で、大鉈、超絶BからUEFまで研ぎ出せる。
一本はCを買って調整師に相談されてみてはいかがだろう?
拙者なら、まだ最終形が決まっていない〔長鉈(ながなた)〕に研いでみたいな。
ただし長鉈の本領を発揮させるためには、軸も相当長い必要があるので、今後の課題かも?
まぁ、プラチナの首軸を取り付けられる長い軸を作れば良いだけなのだがな・・・