昨日開催された【第11回 y.y Day】は収容人数のちょうど半分程度という理想的な参加者人数だった。
出展者の数を絞ったり、検査を徹底したり、雨が吹き込むのもかまわず換気するなど、皆で折り合いをつけて開催したイベントだった。
開催地区大会ではつきものの、大声での値引き交渉もまったく聞こえず、【ここは本当に関西か?】というほど静かなイベント。
一番驚いたのは、参加1家族につき1箱、50枚入りのマスク箱が渡されたこと。なんでも竹内文具店さんからのプレゼントだとか!ありがとうございました。
拙者は、例によって現行品やパーツ、改造品などを並べていたのだが、お嫁に行ったのはいつもと同じく・・・
インクを入れて拙者が愛用している万年筆であった。
今回は万年筆談話室開室2周年記念のバトラフ研ぎのBを自分用にパーソナライズしていた物が嫁いだのはショック!
なんせプロモーション用に研いだので、また一本新たに研ぐ必要がある・・・婚約者のいる軸が多いので、誰を生贄にするか迷ってしまう。
PENLUX Deep Seaのスチール製ペン先のMもアチャーという感じ。相当時間(と日数)をかけて徐々に拙者の書き癖に慣らした物だった。
これで試し書きすると、みなさん【なんや、金ペンいらんやん!】とおっしゃる。そりゃそうでしょう!拙者が納得いくまで研いだんだもん!
中に入っているのは、限定のエーデルシュタインなのだが、偶然にも嫁いだ先の紳士もその限定インクが大好きとのこと。良いご縁であった。
一番下は、嫁いだモデルと比較的雰囲気の似た軸。中にステンレスボールを3個入れてある。
お嫁に行ったモデルには2個入れておいたはずだ。インクはラメ入りの【樹海】なのでステンレスボールは実に都合が良いはずだ。
それにしても、何故使った軸がお嫁に行くのか? 拙者もようわからんのだが、関西では使ってみない物は信用しないのかな?
これは想像だが、拙者の書き癖が極めて平均的で、誰が書いても100点満点の90点くらいの書き味は出せるのかもしれない。
あるところにわざと馬尻を埋め込んで、ハネやハライの感触をよくするような研ぎにしている。
ま、いずれにせよ、自分の調整を喜んでくれる人がいるうちは、出来るだけ長生きしたいものじゃな。