2020年08月05日

真鍮古美軸の魅力は・・・

@01以前から紹介している泉筆五宝展記念万年筆をカスタマイズした真鍮古美仕上万年筆。

その中で非常に地味な軸を紹介しよう。ペン先は18K-EF付き。

このJOWO製の18K-EFニブは少し癖があるので、Adjustment調整が必須。

それを施すとPersonalizationしなくとも結構良い感じで筆記できる。

この個体は、ラメインクを入れても問題なく使えるよう、ステンレス玉が3個入っている。効果のほどは未定だが、カチャカチャと音を立てて楽しい!

キャップ、尻軸、首軸は真鍮を劣化させる液を塗って黒化させた後、上にアサヒペンのラッカーを噴霧してある。

これは時間とともにラッカーが剥がれてボロボロの軸に見えるから。

新しい軸なのに、古く見えるところにロマンを感じて作ったのだが、日本の男性にはほとんど受けないなぁ・・・

海外の男性(若い男性)や日本の女性には結構人気があるのに不思議。

ちなみに拙者は3本使っているが、そのうちの2本にはラメインクを入れている。

未だに詰まったことが無いところを見ると、このJOWO製のペン芯はアイドロッパーで使う限りは問題は起こらないのかもしれないな。

製造者の特権として、軸を落下させたり、ぶつけたりして大きな傷をつけてしまったような場合にやる作業には二種類ある。

(1)塗装が剥がれたところに、さらに真鍮劣化液を塗って黒くする(ボロボロ感の強調)

(2)同じ色の塗装を上塗りして傷を目立たなくする

本来なら(1)が正しい方向性なのだが、現状では2:1で(2)の作業も結構ある。まだまだ粋さ加減が不足しているな拙者は・・・


Posted by pelikan_1931 at 23:21│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック