2020年10月15日

OPUS 88 Red Bela Bock Steel B nib ・・・ とっても綺麗!

@01こちらは最近気にいっている OPUS 88 の もっとも派手なラインであるBela(ベラ)。

OPUS 88の責任者の方と昨年の台南ペンショーでお話ししたのだが、実に製品に対する気持ちが真摯だった。

得意なインク止め式に特化し、顧客に好まれるデザインと品質を追求する姿勢に心をうたれた。

インク止めのロッドはエボナイト製と思われる。また重要なところにはOリングが配置されている。

ペン先/ペン芯も昨年の段階ではJOWOが中心だったが、最近の新製品にはBOCK製を使っている。

そしてその組み合わせによって首軸内部の設計も変更しているようだ。試行錯誤というのかもしれないが・・・


@02上の写真のように、インク止め機構を閉じた状態なら、後ろに嵌めたキャップにぐらつきは無い。

しかし、尻軸を緩めてからキャップを挿すと、キャップは尻軸に止まる。

すなわちロッドを伸ばしているのでぐらぐらと揺れてしまい、実に筆記しにくい。

どうやらキャップは後ろに挿さないで使うのが良さそうじゃな。


@03@04ペン先はペン先ユニットに装着されて販売されているのだが、OPUS 88 では、ペン先ユニットのソケットは接着剤で首軸内部に固定されている。

これは悪いことでは無い。インク止め式なので、ペン芯を押し込みすぎると、インク止め機能が十分に機能せず、漏れる可能性がある。

従ってFinish位置でソケットを固定し、ペン先とペン芯は抜き差しするだけという状態にしておくのが良いと拙者も思う。

OPUS 88社がかたくなに金ペン先を使わないのは、ペン先とペン芯とがスポンと抜けるのを恐れているからだろう。

スチール製ペン先は肉厚なので、それに合わせて設計されたソケットに、薄い金ペン先を乗せ、ペン芯と一緒に首軸に押し込んでも・・・

スポンと抜けてしまうリスクが高い。それがイヤでスチール製ペン先に固執しているのかもしれない。それも正解だと思う。

同じ台湾メーカーでも、着実に無理しないでゆっくりと変化するのがTWSBIとOPUS 88 で、挑戦的なのがPENLUXとLABANかな?

PENLUXもLABANもTWSBIもFamily Business(現社長は創業者の2代目?)だが OPUS 88 はどうなのだろう?

11月6/7/8日のTIPSでは、OPUS 88 の調整済(軸もペン先も)万年筆をたくさん万年筆談話室ブースで販売するので、お楽しみに。

つい最近まで、〔スチール製ペン先付きの軸は万年筆とは呼ばない〕とか、〔インク止め式は万年筆とは呼べない〕と豪語していた拙者だが・・・

ラメ入りインクを使い出してから、アイドロッパー式や、インク止め式に目覚めてしまったので、最近ではむしろそちらより。

最近の金の値上がりで、伊太利亜製ではスチール製ペン先付き3万円台、金ペン先付き6万円台と聞いても驚かなくなった。

そしてまた、スチール製ペン先の書き味がものすごく良くなってきたからなぁ〜!

金ペン先付きのものと書き比べると、(調整を施してある前提なら)やはり金ペン先の方が良い。

ただし未調整の金ペン先付きと、調整後のスチール製ペン先付きを比べれば、後者に軍配が上がるのは事実。

もはや書き味は金の含有量ではなく、調整の度合いに依存するようになってきているのじゃ。


Posted by pelikan_1931 at 23:57│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック