2020年10月19日

課題として与えられた7本の万年筆

2020-10-19左画像の7本は先日のでべそ邸での〔万年筆談義〕サイン会の場で、古山画伯から改造の素材として預かったもの。

右端と、右から3本目、4本目が金ペン先付きで、のこりはスチール製ペン先付き。

ペン先を改造(ふででまんねん風)するにはペン先が大きい方がやりやすい。

正確に言うと、穂先(ハート穴から前)が長い方が曲げの自由度がある。

そして金ペン先の方が柔らかくて加工が楽だ。またペン先に傷がついても擦ればすぐに消える。

手強そうなのは左から2番目のFaber-Castell のスチールペン。

元々、短いくせにキャップが後ろにきっちりと挿せないので絵筆のように持つわけにはいかない。

まだどこから曲げるか決めていないが、こういう難しい物ほど早くやりたくなってくる。やりがいがあるなぁ〜!

逆に簡単だけどプレッシャーがあるのが、セーラーの21金ペン先。

過去にあまたの名人がふででまんねんに研いでいる。古山画伯はそれらで絵を描いてきたのはまぎれもない事実。

とはいえ、時代が違うので、拙者が先人のレベル以下の研ぎをしたのでは画伯に申し訳ない。

拙者は字を書く万年筆の調整師なので、絵を描くにはどうするかなぁ〜?と想像している。

しかし先人の作品を見て研げば、先人は超えられない。

でべそ会長は、今までと違う自由な発想で研いだものを古山画伯は求めているはずだよ・・・と教えてくれた。

ということで、まずはFaber-Castellで思いっきり変な事をしてしまおう。

そして7本全て違う発想で研いだふででまんねん風にしてみよう。とはいえ、出来るかなぁ?


Posted by pelikan_1931 at 23:55│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック