予定より早く萬年筆研究会【WAGNER】創立15周年記念萬年筆が万年筆談話室に到着した。
例年であれば実際の製造工程を経て出来たプロダクションモデルを台湾まで行って確認してから最終製造に GO! をかけるのだが・・・
今年はコロナの影響で、目をつぶって製造にGOをかけるしかなかったのだが・・・Gooooood!
全ての萬年筆を開封したときには、万年筆談話室が木の匂いで満たされた!
この萬年筆の素晴らしいところは、胴体とキャップが同じ一本の木材から作られていること。
従ってキャップと胴軸とで木目模様がそっくりなのじゃ。
また左画像にあるように、白い転がり防止のカゼインと、ペン先のスリットが一直線になっている。
ちなみに、別の軸の首軸を取り付けると、胴軸の転がり防止とペン芯が一直線にならないのじゃ。
こういうところにこだわるのが万年筆Enthusiast。制作者の心意気を感じるな!
もう何も言わなくても通じてしまうところがうれしい。しかしまだ100%ではない。
これから一緒に製作を続けていくことによって、ますます以心伝心でいけるようになるだろう。
左端は8号ペン先。過去にはドルチェヴィータ・オーバーサイズやモンテグラッパの超高価な限定品用のペン先だったもの。
もはやそういうモデルが売れなくなったようで、製造元のJOWOも作のやめたらしいとの情報も。
今回が最後の8号ニブのモデルになるかも? もっとも、継続されたとしても、非常に高価で手が出せない価格になるだろうがな。
これから約一ヶ月かけてAdjustment調整を施し、ペンケースに入れて出荷します。
気を持たせますが、もう少しお待ち下さいね。