2020年11月10日

萬年筆研究会【WAGNER】最初の限定品 "WAGNER 2007"

@01左は、2007年に初めて作った限定品。とりあえず WAGNER 2007 と呼んだのだが、その呼び方は現在まで踏襲されている。

ベースはパイロットのシルバーン・石だたみ。噂では当時パイロット社内の人が最も使っている万年筆だったそうだ。知らんけどな・・・

実は、それまでに一本だけ特殊仕様の万年筆を作ってもらったことがある。

シルバーン・トクのプレーン軸で、ペン先を18K-Bにしてロジウム鍍金をかけてもらったもの。

その経験があったので、この WAGNER 2007 もすぐに出来ると思っていたのだが・・・けっこう苦戦した。


@02お願いした先はネット販売だけをやっているお店。メールでアポ取ってからのこのこ訪ねていった記憶がある。

ただ、キャップリングの部分に WAGNER 2007 という文字を入れてもらうという交渉が大変だったと聞いた。

当時はパイロットでも社外限定品に対する障壁はさほど高くなかったのだろう。

拙者は自分が欲しい万年筆を付くって欲しい一念でお願いしたのだが、ある程度のロットが出ないと無理と言われて、希望者を募った。

ペン先はBだけという条件だったが、当時は太字大流行の時代だったので、けっこうな希望者がいた。


@03@04ペン先の左下の位置に、〔a704〕という刻印があるので、2007年の4月に作られたペン先ということになる。

Waterman カレン のようなガチニブなのだが、インクを入れて書くとインクフローもエッジ処理も素晴らしかった。

なるほどパイロット社内で大人気なわけだ・・・と思ったが、販売店では5万円という価格がネックで苦戦していたのではないかな?

拙者はこのシルバーン・シリーズに嵌まって、全軸種類を入手した。万年筆だけね・・・

でも、結局残ったのは、この石だたみだけ。正確に言うとWAGNER 2007 だけじゃ。

右側画像を見ると、このペン先の仕上げの良さが伝わってくるだろう。もう芸術作品です!こんなに破綻の無いペン先も珍しいなぁ〜

ちなみに、ペンポイントは、このシリーズでは作られていない18K-Bです。普通は18K-F/Mしかありませんでした。

お願いすれば、なんとかして下さる方のいらした、古き良き時代のPilotですな。

実は海外では 18K-B 付きのシルバーンが販売されていたので、出来ないわけは無いと高をくくっていたのですが・・・以下略


Posted by pelikan_1931 at 23:56│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック