2020年11月28日

これも廃版になってしまったデスクペン?

@01@02左は、その昔は【プラチナ・カーボンペン】とか呼ばれていたような気がする。その前は漫画ペンだったかな?

このデスクペンのような、漫画を書くようなペン?についていたカーボンインクが欲しくて見つける度に買っていた記憶がある。

これもプラチナのデスクペンラインの整理の一環で廃版となってしまった。でも書き味良かったんだよなぁ〜!

ということで、廃版の噂を聞きつけると同時に何十本も注文してしまった・・・


この【カーボンインク専用万年筆】は、その名のとおりプラチナのカーボンブラックを使っても詰まらないというのがウリだった。

このプラチナ・カーボンインクは、そのむかし神田金ペン堂さんが販売していた【金ペン堂・カーボンインク】と同じ配合だと思うのだが・・・

金ペン堂・カーボンインクを使うには、それ用に特別に調整した万年筆を買わない限り、それ(金ペン堂・カーボンインク)を売ってくれなかった。

で、結局は一度も金ペン堂・カーボンインクを試していないので、同じだったかどうかはいまだに不明。


@03@04【カーボンインク専用万年筆】の書き味が良いのはペン先のスリットを見れば一目瞭然!

スリットが見事に開いている。だからインクフローは良いし、書き出しで掠れにくいし、詰まりにくいのだろう。

しかも中字のペンポイントなので、ある意味ぬらぬらの書き味も体験できる。調整すればだがな。

これを定価800円で売っていては利益が出ないので、メーカーに取っては廃版にするのはやむなしだろう。

しかし、この漫画ペン?が無かったら、万年筆画家【古山浩一】は生まれなかったはずじゃ。

もし、そうなら万年筆の再興もなかったかもしれない。少なくとも【四本のヘミングウェイ】は出なかっただろう。

そういう意味では万年筆界にとって、最も貢献した万年筆かもしれない。

その廃版は少し寂しい気がするので、死ぬまで使えるだけの在庫は確保しておいたのじゃ。


Posted by pelikan_1931 at 23:59│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
お師匠さま、こんちはー。

デスクペン、懐かしいです。
大学時代はお金がなかったので、レポートを書くのにPilotとプラチナのデスクペンのEFとロットリングのアートペンのEFを使っていました。グラフとかを書くので太いのはNG。
当時、Pilotは1000円でプラチナは800円のものだったと思います。
この200円の差はなんだろうと思っていましたね。違いが分からなかった。アートペンはデスクペンより高くて2000円していましたが、生協で購入できたので使っていました。インクカートリッジが短いので、あっという間にインク切れになっていましたが。今考えれば、もうちょっと奮発して1万円程度の万年筆ならば当時でも購入できたと思うのですが、なぜか当時はもっと高価なものだという思い込みがありました(安くても3万くらい?)。
レポートの紙質がよくなかったのか、私の書き方が悪かったのか、紙の繊維がアートペンのペン先に挟まって、太く書けてしまったことをよく覚えています。デスクペンに変えてから少しましになりましたが。アートペンはペン先が堅く、ほとんどたわみませんでした。
好みですが、後ろにもう少し重心があればいいのにと思い、フタをお尻に刺してカラカラ言わせながら使っていました。軸は長いのですが、細くて軽いので、バランスが私には合っていなかったのでしょう。
〆切前夜にうつらうつらしながら必死でレポートを書いた懐かしいペンです。

Posted by ぽち at 2020年11月30日 18:12