
ふむふむと聞いていて、まだ理性は保っていたのだが、次の言葉を聞いて心は決まった。それは・・・
先日、〇〇さんがいらして2本お求めになりましたよ・・・とおっしゃった。
ぬあにぃ!あの人が買ったなら買わないわけにはいかない!と同じく2本購入してしまった。

一番下に比較のためにLabanのWisteriaを置いてみた。こちらも14K Flex ニブ付きだが筆記感はだいぶ違う。



ペン先のスリットが一番詰まった個体を選んだのだが、それでも字幅は広い。もっともインクをコンバーターに入れて使えば違うだろう。
また撓りもWisteriaの方が少し大きい。これはペン先両側に抉りを入れる位置の違いかもしれないし、ペン先の厚さの違いかもしれない。
このピナイダーのFlexニブは、通常のニブよりも明らかに弾力がある。そして弾力があるニブはエッジが紙に引っかかりやすい。
紙の繊維にエッジが引っかかった状態で強い筆圧で横線を引くとペン先とペン芯がずれてしまうことも少なくない。
過去に万年筆談話室に持ち込まれたピナイダーの金ペンには根元を少し太らせる細工を施した。
この細工を施せば多少筆圧が強くてもペン先とペン芯とがずれる確率はほぼゼロになる。
いずれにせよこの価格で買わない選択肢はないので、もし購入された方がいたら、速攻でLichtopeか万年筆談話室を予約されたし。
ええようにしちゃるけんのぅ。