この記事を見てびっくり!
2007年当時は、ポッケに携帯電話入れてても空港セキュリティを素通りできたのか?
また、ハンス・オスターさんはどうしているのかなぁ?まだ鞄を作ってるのかな?
先日、会社帰りに【悪魔の館(銀座のユーロボックス)】を訪問した。そこには先客で【北欧の匠】のご主人が一人。
なんでもデンマークの皮職人ハンス・オスターに初孫が出来たのだとか。世界のどこでも初孫で目を細める爺さんは同じ!とご主人・・・
初孫が出来ても週の間に皮細工に充てる時間は変えないで、教師としての時間を削るそうじゃ。
ハンス・オスターが一番目を細めるのは、自分が作った商品が修理のために舞い戻った時。
利用者の顔や行動を、皮の状態を見ながら想像し、修理・機能強化する・・・その作業が何とも楽しく、優先順位No.1でするそうじゃ。従って修理はすぐ終わるとか。
そういう話を聞きながら、(悪魔こと)藤井さんがシカゴ・ペンショーで仕入れた商品を確認していると、このボールペンを発見した。
天冠にはMontblancのマークがついているが、軸には【VOLKSWAGEN MADE IN GERMANY】との刻印がある。
いわゆるダブルブランド物だが、果たしてフォルクスワーゲン社が3色ボールペンを売っていたのだろうか?それとも車を買った時のおまけで付けたものかな?
いずれにせよ三角形のボールペンがいたく気に入った。すぐそばには、同じ形状だが、天冠の形状が異なり、軸色も金ではなく銀色のモデルもあった。
そちらには【MONTBLANK】の刻印がある。こちらも魅力的。
最近、Montblancの金属軸ボールペンが高いねぇ!独逸人がほくそえんでいたよ。もう独逸では仕入れ出来ないねぇ。日本人がeBayで相場を吊り上げているって言っていた。
物にはその出来にふさわしい値段ってものがある。いくらで仕入れようとも、その値段より高く売っちゃいけないと思ってる。
そんなことするとVintage筆記具の世界からお客さんが逃げてしまう。 と藤井さん。さすがに商売のコツを心得ている。
Vintage筆記具は株ではない。ヘミングウェイなどの例外はあるが、おおむね現行の同等品よりは安く、手軽にノスタルジーを楽しめるべき。中古車と同じというのが基本じゃ。
珍品を骨董品として未整備で高く売るというのも商売だろうが、中古品を書き味まで整備した状態でお客様に届けるというのが正しいVintage筆記具の世界の商売。
それが長続きするコツ。そういう意味ではユーロボックスは安心して物を買える店じゃ。
今回のボールペンにも真新しいレフィルが装填してあった。しかも4色ボールペンの油性レフィルとしては最高の品質を誇るLAMYのレフィル。
そういうところがユーロボックスの何気ない凄さなのじゃ。
金色か銀色か・・・散々悩んだがダブルネームの魅力に惹かれてこちらを選んだ。
今回の叔母の49日の為の帰省ではこの一本だけをもって帰った。
胸ポケットに携帯電話とこのペンを挿したまま空港のセキュリティゲートをくぐったが、セ〜〜〜フ!不思議じゃ・・・
真鍮製のボールペンはともかく、携帯電話もOKなの?