2021年02月24日

S.T.Dupont  ポルトプリュームのエッグシェル

@01@02拙者は万年筆を集め始めたころではなく、使い始めたころにデュポンの万年筆に恋い焦がれていた。

当時のアメ横には、MontBlancやParkerとは一線を画する値段で、デュポンのボールペンが売られていた。

元々はボールペンコレクターだった拙者は、それらが欲しくてしようがなかったが、ボールペンに7万円も払うのはないよなぁ〜と思った。

そして、素敵なデュポンのボールペンが店頭から姿を消し始めたころには、万年筆の方が好きになっていた。

そして万年筆初心者に毛が生えた程度の拙者には、鉛筆程度の太さの万年筆には満足できなかった。

そう、不覚にも当時は万年筆を自分で字を書くための道具とみなしていたのじゃ。

そしてル・マン100を皮切りに書き味の良い万年筆を探し求め、調整を始め、万年筆で字を書くのが自分の趣味では無いと気づいたころに、この万年筆に出会った。

きっと雑誌か何かだったと思う。さっそく伊東屋に言って、この万年筆は無いのかと聞いたところ、親しくしていた男性店員さんが・・・

残念ながら日本には輸入されませんが、私は近々香港に行きますので、その際に個人的に買ってきましょうか?と言われた。

二つ返事でお願いしたのは言うまでも無い。金額も言い値でお支払いした。記事に掲載されていた価格よりもずいぶんと安かったなぁ。

その後、一度も使うこと無く保存していた。eBayなどっ出来るずーっと前だったので、日本でこれを持っているのは自分だけだろうと悦に入っていたのだが・・・

世界のコレクターのお宅を訪問してコレクションを見せていただいた時に、デュポンのコーナーにしっかりとこのエッグシェルが並んでいた。

当時は、輸入筆記具カタログに掲載されている万年筆を全部買えばいいや・・・ぐらいに思ってたのが恥ずかしかったなぁ。

ある意味、世界の大きさを感じさせてくれた事件であった。蛇足だがその店員さんは何故香港に行くのかを教えてくれなかったのだが・・・

10年以上後に起こった事件と合わせて考えれば・・・新婚旅行ではなかったのかなぁ?



Posted by pelikan_1931 at 23:49│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック