2021年09月28日

いろんな要素の混じった限定品

@01左は発表してからすぐに売り切れてしまった萬年筆研究会【WAGNER】の限定品? もどき。

限定品が限定品なのだが、すこし事情が違う。思惑違いから出来てしまったものなのだが、実に面白かった。

軸はスケルトンだが、その前にNICEのブルー軸で限定品を出していた。その時、サンドブラストが無いのも良いねぇ〜という声もあった。

そんな時に、過去に作った限定品のペン先を自主的に何本か事故対応用に隠していてくれたプラチナさんから連絡が来た。

実は会社の方針が変わって限定品のペン先は発注者が管理することになりそうなんだけどどうします?と聞かれた。

要するに、溶かして良いですか?買い取りますか?という問いで、明らかに前者狙いだとわかった。

そこで、青いサンドブラストをかけない軸を作ってたら、そのペン先として使わせて下さいと返答した。単なる思いつきでな。

それがあれよあれよという間に実現して、ペン先だけへんな限定品がいっぱい出来た。

WAGNER 2017のペン先とか、WAGNER 2018のペン先の付いた青のスケルトン軸・・・統一性が無い事甚だしいが凄い人気だった。


@02一番人気はSMのペン先が付いていたモデル。

模様はWAGNER 2018のPelikan ではなく Torikan(酉冠)の刻印がある。

実はオリジナルの(酉冠)にはSMのペン先なんて無かった。どうやら間違えて作ったらしいのだ。

しかし、このような機会を逃す拙者では無い。この数個しかないSMのペン先が欲しいから・・・という理由だけで、この青軸をいっぱい作ったのじゃ。

同時に作った鳳凰のペン先は台南ペンショーでも大人気だったが、酉冠は海外では "チキン” と呼ばれていた。

この"チキン” という響きが琴線に触れていたので、このペン先を見たときには嬉しかったなぁ!

蛇足だが、2017年は酉年! このころはペン先の刻印と干支が密接に関係していたのじゃ。


Posted by pelikan_1931 at 23:30│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック