こちらの万年筆は、この記事で改造したJINHAOのドラゴンペン。元々はamazonで2000円ほどで購入した物。
元々はBlack Watchさんに奨められて購入し、嵌まりまくってしまった中華萬だが、ペン先をJOWO製のスチール製に交換した。
書き味が格段に良くなったので、興味を失い、そのまま4ヶ月近く放置していたのだが、ふと発見して使ってみた。
さすがにキャップを後ろに挿すとバランスが悪い。コンバーターとインク込みで83gもある。もっともこのシリーズでは軽い方かな?
しかしキャップを後ろに挿さない場合は65g。軽いわけでは無いが、筆圧が低い拙者にとっては実に書きやすいことを再発見!
拙者の通常の筆記角度である45度くらいでは超重く感じて、とても筆記どころではないのだが・・・
ペンを立てて、筆記角度70〜80度くらいで筆記すると、ふっと軸の重さを全く感じない位置がある。
ペンポイントは、どうやらその位置でもっとも書き味が良くなるように調整されている。我ながらあっぱれ!
今回気づいたのは、ペンポイントのスイートスポット以外にも、もっとも軸の重さを感じなくなる握る位置(スイートスポットのような物?)があるということ。
その位置を発見し、その位置に合わせてペンポイントを調整すれば、ものすごく筆記しやすい万年筆が出来上がるはずじゃ。
万年筆毎の、握り位置のスイートポイントを見つけ、それに合わせてスイートスポットを削り込んで行くことが出来れば・・・
おそらくはその万年筆を手放せなくなるのではないかなぁ?
そして、どんな名人が調整してあろうとも、自分の握り位置と合わないところにスイートスポットが削り込まれていたら、その万年筆は汝にとって書き味が悪いはずだ。
一番バランスの良い位置を探りながら、さらには、一番書き味の良い位置を捜しながら筆記できる人以外は、以下のことをしてはどうだろう。
(1)持つ位置を色々変えて一番万年筆の重量を感じなくなるポイントを見つける。その人差し指がアタリところに印をつける。
(2)その位置を握った状態を調整師に見せ、スイートスポットを削り込んでもらう。(筆圧を見るために試筆した紙は欲しい)
これだけで、汝の万年筆は、汝にとって最高のパーフォマンスを提供してくれるようになる。
最良の筆記バランスの位置は、最も楽に筆記できる位置。その位置を万年筆毎に記録しておくと、ストレスは大幅に減るはずじゃ。