2022年04月21日

インクを入れたまま、一か月使わなかった萬年筆は・・・】(アーカイブ 2011年6月)

下の記事を読んで、プラチナのスリップシールが出たころなんだなぁ〜と気付いた。

#3776の旧型はインクがすぐに乾いて困りものだったのだが、スリップシールで救われた!

スリップシールなかりせば、プラチナ・センチュリーは存在せず、ということは万年筆ブームもなかったことになる。

当時1万円で、あの大きさの金ペン先を出したのは英断だった。そして大ヒットした。

皆がペン先の乾燥による書き出し掠れに嫌気がさしていたころだったのもヒットの原因だろう。




5月28日(土)の萬年筆研究会【WAGNER】高松大会の前々日以降、自分の萬年筆を使う機会がなく、インクを入れられたまま放置されていた。

その数6本。それらを昨晩、久しぶりに使おうとしてみた。

まずはWAGNER 2008のペン先を純銀軸のプラチナプラチナの18金ペン先ととりかえたもの。

これは乾燥してまったくインクが出なかった。しばらくして出てきたインクの色も、黒?かと間違えるほどに濃くなったWatermanのブルーブラック。

毎日使っているときには問題にならなかった気密性も1ヶ月使わないと不具合を生じる。嵌合式の#3776の気密性に関しては近日中に改善されるとのことなので期待したい。

純銀製のプラチナプラチナ(5万円)にはWAGNER 2008のミュージックニブを装着していたが、キャップを外してのファーストタッチで紙にインクがついた。

こちらのキャップは回転式だし、胴体側のネジが金属製で精度が高いので乾燥は無かった。乾燥さえしなければカーボンインクといえども問題は無い。

この純銀軸の重さとミュージックニブのインクフローの組み合わせは別次元の気持ちよさを提供してくれる。

Sheafferのイントリーグは嵌合式だが、首軸のカーブとキャップのカーブが相似形。すなわちキャップ内部の空気量が少ない。

キャップは密閉式ではなく、キャップを口に含んで息を吹き込めば、かすかな音を立てて空気が漏れるが、Parkerなどと比べるとその量はわずか。

書き出しテストをしてみたが、最初の2センチは掠れたものの、それ以降は問題は無い。嵌合式にしては上出来であろう。

中国製萬年筆(Duke)の嵌合式の場合は・・・悲惨な結果になった。

ペン先はセーラーに換装し、ペン芯はスティピュラなどと同じものではあるが、セーラーのジェットブラック・インクは完全に乾燥していた。

超電解水を噴霧して10秒待ち、ティッシュでぬぐってから紙の上でトントンとやって初めてインクが出てきた。やれやれ!

最高だったのがTWSBI!Oリングが2ヶ所あるので、キャップを外してのファーストタッチから以前と同じインクフローでインクがドクドクと流れ出る。

ほかのものはファーストタッチで掠れないとはいっても、インクフローは渋めだったが、こいつは何事も無かったかのようにインクが出る。

やはりインクの乾燥は設計しだいだな・・・と痛感!#3776の新型キャップをはやく試してみたい。

驚いたのがイエロートレド。インキが紙につかない!仲秋を入れているので、そのせいかな?と思っているとそのうちインクは出てきたが、しばらくするとまた書き出しが掠れる。

ルーペで見ると、多少馬尻になっている。インクが潤沢に出ていたときは気付かなかったが、多少インクが乾燥すると馬尻は如実に書き出し掠れに影響を及ぼす。

そこで1200番と2500番の耐水ペーパーを使って馬尻を消し、そのまま使っている。最近好きな・・・サクサク・・・という筆記音を残しながら快調に働いてくれる。

やはり拙者にはトレドのバランスが合っている! 


Posted by pelikan_1931 at 22:47│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック