2022年06月03日

Classic Pens CP1 14K-M 【マルクの国から来た娘】 アーカイブ 2009年6月

今はやってないが、1996年以降狂ったように海外オークションに嵌まっていた時期があるが、これほど【愉快な気分】になったことはなかった。

その逆【やられたぁ〜!】は何度も経験しているがな。

Classic Pens の限定品で14金ペン先付きというのはCP1だけではなかったかな?

当然、このCP1はとっくにお嫁に行って、残っているCP1はWAGNER 2009 SP2用の2本だけ。しかもいずれも 18K-B付きじゃ。

正式なCP1とは呼べないので18K-B付きだけ残っている。こちらの方がはるかに珍品だがな。

もはや価格が上がりすぎてeBayにも登場しなくなったCP1。新品が12万円くらいだった頃までは記憶にある。

このCP1は雑誌には掲載されたが、日本では発売されなかった。参考価格4万円とか書いてあった。

さっそくSheafferの日本代理店に聞いたら、世界のコレクターが販売されているかもしれないと連絡先(当然固定電話)を教えてもらった。

さっそく電話したら、母上が出られて、当人は会社に行っておりますって。

その時初めて、世界のコレクターがサラリーマンだと知った。こりゃ電話するのは失礼だわなと思った。

そこでCP1を購入するのを諦め、欲しいという気持ちだけが継続していた。

その後、世界のコレクターと友人となり、ランブロー氏を紹介してもらい、WAGNER 2009 SP2を作ることになった。

実は先日の泉筆五宝展でいたずら半分でCP1 18K-B付きを箱付きで出品した。6万円で。ドキドキじゃ。

運悪く見つかってしまったらお宝が相場の半分で嫁いでいく・・・

幸いにして気づいた方はいらっしゃらなくてほっとした。

実は今回も似たようなものを潜ませている。絶対に気づかれないとは思うのだが、ちょっとドキドキ。

気になる方は明日のNANIWA PEN SHOW へおいで下さい。種明かしは絶対にしませんが。



2009-06-25 01これはClassic Pensが製作したCP1。今回WAGNER 2009 SP2として35本を企画者のランブロー氏に譲っていただいたが、その中の一本ではない

拙者のCP1は、その昔、独逸のプライベート・オークションで入手した物じゃ。

当時はまだ独逸といえども、国内ではマルクを使っていたようで、落札額は○○独逸マルク。当時の円換算で3,000円ほど。もちろん中古であり箱などは付いてなかった。

オークションではSheaffer Targa Silver Platedと表示されていた。当時、拙者もCP1の事はすっかり忘れていたので、Bidしそのまま忘れていたら落札通知が来て・・・

舌打ちしたものじゃ。なんだ落札してもうた・・・

物が届いても、ろくろく確かめもせず部品箱行きとなって、数ヶ月は寝ていたはずじゃ。 

そのうちTargaの首軸ユニットが必要となり胴体から外そうとしていたとき、キャップにある【CP1】の刻印が目に入った!

どういう表情をしたのか記憶にはないが、想像するにニヤっと笑ったであろう・・・

気がかりはペン先が14金だったこと。限定品ならば18金製では?と考えていたのだが・・・

梅田阪急で実施された萬年筆イベントで、世界のコレクターS氏に確認したら、CP1のペン先は14金製であり、これはCP1に間違いはないと断言してくれた。

それからは新しいニブユニットを装着されて、長い幽閉生活を送っていた。貴重なコレクションとして。

先日CP1のBニブ付きがWAGNER 2009 SP2として投獄されたので、(代わりに)晴れて世に出ることが出来たのじゃ!


2009-06-25 02ペン先はMで、スリットがギチギチに詰まっていたが、多少鳩胸気味に調整してスリットを少しだけ開いた。

書き出せば、独特の反った形状のおかげでタッチは柔らかく、インクフローも潤沢だが、書き出しだけが問題だった・・・

このスリット調整によって書き出し掠れのリスクはほぼ皆無になった。


2009-06-25 03ただし単なる丸研ぎだったので、自分の筆記角度に合わせて研磨し、スイートスポットを作った。

当初はカートリッジのブルーブラックを入れていたのだが、あまり面白くない。

そこで現在では、最も感応的な匂いのするインク【墨香】を入れてヌラヌラの書き味と墨の香を楽しんでいる。
 

Posted by pelikan_1931 at 22:34│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
>オークションではSheaffer Targa Silver Platedと表示されていた。

ランブロー氏の'Fountain Pens:United States of America and United kindom
の244頁には、CP1 Targaはsterling silver軸だと書かれていますね。
1990年発売のCP1は全世界250本限定で、軸のギロシェ彫りはフランスの
ギロシェ彫り専業の Murelli R S.A.R.L社の名工の手技によるものとのこと。
Posted by Mont Peli at 2022年06月04日 06:57