左は以前にも紹介したZUCAのバッグなのだが、13年ほど酷使したらハンドル部分が壊れてしまった。
引っ張って伸ばす際には問題無いのだが、押し込む際には拳でたたきまくらなければビクともしなくなってしまった。
その症状は一ヶ月ほど前からなのだが、NANIWA ペンショーの帰りのついに動かなくなってしまった。
前の記事で紹介した、最初にZUCAを拙者に見せつけた方は、長原Jr.氏。
急な新幹線自由席での移動や、飛行機での遠征の時に、時間や体力を消耗させない最高のバッグと評価されていた。機内持ち込みギリギリOKの大きさなのじゃ。
影響を受けやすい拙者は早速購入し、何度か失敗してこのモデルに行き着き、酷使に酷使を重ねて、ついにハンドルが壊れたのじゃ。
ZUCAは公式サイトで修理用部品を販売している。ハンドルの価格は4,400円と安い!
ちなみに上野の公式ショップでなら修理費込みで4,400円で直してくれるのだが、壊れたバッグを持って行くのは厳しい。
そこで修理部品を購入して自力で直そうとしたのだが・・・とっても大変だった!
部品のみならず、工具も同梱されているのは非常に助かったがな。
ナットをはめる場所が見えにくいので、何度もネジを落とし発狂しそうになりながら・・・・
やっとのことで、ハンドルを取り替えられた。1時間くらいかかったかも?
拙者は器用な方だと思うのだが、手がぽっちゃりしているのが時間がかかった理由だろう。隙間が狭すぎて手探りでの作業となったのじゃ・・・
ZUCAは米国のメーカーなので実に合理的。カバーをフレームに固定するのは全てマジックテープ!
最初は強度は大丈夫かなぁ〜?とおっかなびっくりだったが、米軍で鍛えられた?素材なのか、カバーの布地は実に丈夫。
ZUCAのパーツだけでも販売するというところが、消費者を信頼していて好きだ。
ごく一部を除けば、万年筆メーカーはパーツを単独では販売しない。必ず修理扱いで現品も提出する必要がある。
その際にパーツを勝手に最新型に交換するメーカーもある。Vintage 万年筆が単なるニコイチに成り果てるのは寂しいものだ。
その昔、万年筆店のおやじさんの技術があった頃には、パーツはメーカーから販売店に送って、そこで修理していたのではないかな?
古い万年筆専門店にいくと、必ず同じような修理道具が置いてあった気がする。修理自体も企業が教え、工具も提供していたのだろう。
とするならば、技術のある販売店にはパーツを供給して欲しいなぁ〜!出来れば工具も・・・
もう一回ハンドルが壊れる頃には拙者は83歳。修理は出来ないので買い直すだろうな・・・て、その歳で遠征するかなぁ〜?