2022年06月09日

【最近頻繁に使う自作調整道具】 アーカイブ 2011年8月

下は今から11年前の記事なので、Toolも調整のやり方も今とは大きく異なっている。

一番の要因は、当時はアマチュアで今はプロだからじゃ。

アマチュアは自分の好きな書き癖で依頼者の筆記角度で研ぐ。

プロは
依頼者の書き癖で依頼者の筆記角度で研ぐ。お金が取れるポイントはここ。

相手の書き癖がわからないまま研ぐのはプロの技ではない・・・正確に言うと。

最初の工具は現在では仕上用となっている。発泡スチロールではなく、アクリル筒に巻いているので軽くて硬くて実に良い。

現在ではチャーチャーも持っているが、側面研磨(細字化)には、もっと効率の良い電動工具を使っている。

ほぼ1秒で研磨が終わるほど良く削れるので危険なのだが、これは一番手に合う。

この電動工具で削ってから、上で紹介したアクリル筒で仕上げるのじゃ。

これを使えば失敗は無い。万年筆談話室には常備されているので、興味ある方はいらっしゃい。




2011-08-26 01これが最近頻繁に使っている自作の調整工具じゃ。発砲スチロールの筒に超強力な両面テープ(厚さ1伉度の工事用)で耐水ペーパーを貼り付けてある。

右から320番、1200番、2500番、5000番。以前は一本の筒に320番、1200番、5000番を貼り付けていたが、頻度が多くなってきたので専用棒を作った。

両面テープがあまりに強力で、耐水ペーパーを交換する場合は、テープ毎交換する必要がある。

発泡スチロールの直径は2.5僉厚みを考慮すると耐水ペーパーの表面の直径は2.8僂らいになる。

では、これはいったい何に使うのか?自分で調整をやっている人ならすぐにわかるであろう。


2011-08-26 022011-08-26 03そう、ペン先先端部斜面を鋭角に研ぐ際に使うのじゃ。

2つのペン先を並べた画像で、右側が斜面を削っていないペン先で、左側が斜面を削ったペン先。

右側のペン先では、斜面がなんとなくぼんやりとしていて、円弧の一部という感じがしない。

その斜面を綺麗にそろえる目的で10年以上前に始めたのだが、最近ではもっぱら鋭角化に使っている。


電動工具(リューター)を使えば削るのは速いのだが、どうしても斜面が綺麗に揃わない。

プロの調整師の方々が使っているチャーチャーと研ぐ機械なら斜面削りはすぐなのになぁ〜とうらやましいが、無い物はしょうがない・・・ということで自作していた。

左側画像の右側のように、インクドバドバの調整の場合、ソケットには浅く挿しこみ、ペン芯もやや後ろよりにするが、細字調整ではソケットを深く挿しこみ、ペン芯も前進させる。

これは細字筆記の場合、拙者はやや万年筆を立てて書くため、太字調整と同じでは、スイートスポットとして一番おいしいところを使えないからじゃ。

立てて書くので当たりが強くなるのを、ペン先斜面を抉る事によって緩和しているつもりだが、残念ながらそれを感じ分けるほど拙者の手は敏感ではない。

これが最近の細字にゅるにゅる調整の主たる道具になっている。使い方は、ペン先ユニットを首軸に固定したままでやるのが最初は良かろう。

ただ、上下に真っ直ぐに削れるよう、5回上下に動かす度にルーペで確認をした方がよい。片減りするリスクが高いので余ったペン先がなければやめておくべきかも。

以前、拙者も以前は何本も片減りさせたものじゃ。

生贄がなくなってきたので、日曜日の水道橋の萬年筆研究会【WAGNER】に、修理・調整が必要な萬年筆を大量にお持ち下され。

     お預かりして、このBlogのネタにしたいので!


Posted by pelikan_1931 at 22:04│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック