2022年07月06日

【 Platinum #3776 センチュリー 14K-UEF を入手!】 アーカイブ 2013年4月

極端に小さな字を書きたいなら、どのメーカーよりもプラチナのUEFが良い。とことん細く調整できるからな!

柔らかいUEFはペンポイントが暴れて書き味が劣化する。ガチガチに硬いペン先の方がUEFには向いている。

過去一番いいなぁ〜と思ったUEFは、5000円のスチール製ペン先付きの#3776だったなぁ。今でも1本だけ持っている。

いざというときには出番があるはずなのだが、まだ使ったことは無いなぁ〜



1こちらのBlogを書かれたwhitestar_ftさんから【新宿三丁目の世界堂でUEF発見!まだ在庫有りそう】とのメールをいただき、急遽大江戸線で新宿駅へ!

西口側の出口に出たので、三丁目は遠いなぁと思っていたら、ヨドバシの裏に世界堂文具館があるのを思い出し、ダメモトで行ってみた。

ものすごく狭い店の2階に萬年筆のコーナーがあり、センチュリーの全字幅が飾ってあるトレイがガラスケースの中にあった。いやぁ、持つべき物は友達じゃ!

試し書きされますか?】【いや、いいです。包装する前にペン先見せて下さいね】といって腰にぶら下げた25倍のルーペで確認してから包装してもらう。

こちらがサービスカートリッジで、こちらが保証書、こちらに使い方・・・一般的な万年筆の使い方が書かれていますので、良く読んでから使って下さい

は〜い、じっくり読ませてもらいます

面が割れていない店頭で万年筆を買うのはひさしぶり(書斎館がオープンした時以来)だが、すこぶる良い対応ではないか!ちょっと嬉しかったな。

例によって【26】という数字も刻印されている。それにしても各刻印の文字はスッキリしている。溝の周囲が少し盛り上がっているところを見るとプレスで刻印しているのだろう。

ただし【UEF】という刻印はレーザーかもしれない。ペン先バリエーションの数だけ金型作ってたら大変だろうからな。

なぜか【UEF】だけが溝の周囲に金の盛り上がりが無いようだし・・・


23こちらがUEFのペン先。真上から見たときの形状じゃ。どうやらFの玉を溶着したあとで、先端部を回転工具で細く削っているらしい。

片方ずつ研磨するのでは歩留まりが悪いだろうから、左回りする砥石と右回りする砥石を0.2〜0.3ミリ間隔で離して回転させておき・・・

そこにペンポイントを数于,傾みながら研いだのかも?ペンポイントとベースとなる金の部分の抉られた部分の刃物痕が、手作業ではありえないほど綺麗にそろっている。

また右側画像のように、先端部は詰まっていない。ごくわずかだけスリットが開いている。これによって超極細ではあってもインクフローは悪くない。実に良く考えられている。

また超極細(UEF)を演出している研ぎはペンポイントを小さくする方式と、円盤研ぎと、ペン先を薄くする研ぎの複合型。ありとあらゆる方式をMixして超極細を実現している。


4こちらはペン先の裏側。裏から見るとこのペン先の形状が良くわかる。このペン先のシェイプはオーソドックスで美しい。

やはりペン先はエラが張っている方が美しい!



5根本付近に擦れた部分があるのでそこを拡大してみると、何やら数字のようなおのが見える。

212】のように思えるが、201212月製造という刻印かな?そもそも【2】かどうかも怪しい。下の横線が無い・・・

ここに刻印を入れる意味は、製造ロット、製造機械、検品者などを明確にして、不良が起こった際の原因を突き止めるためであろう。何だろう?気になるなぁ。


1こちらが#3776 センチュリー UEF の全体像。最初見た時は安っぽい感じがしたのだが、実際に使ってみるとキャップのガタツキも無く実に具合が良く好印象!

そうすると安っぽいと思えていた軸が、美しく思えてくるものじゃ。いまでは惚れ惚れするほど美しいと絶賛するまでになった。まぁ、惚れちまったのかもしれない。

Pilot カスタム 742と並べてみると、742の曲線の方が明らかに垢抜けているのだが、並べない限りはわからない。いやむしろセンチュリーの方が垢抜けていると錯覚する。

これはキャップを締めるときの、スリップシールの最後の感触。少しずつブレーキがかかる感じが好印象を与えているのだろう。


234右側2枚の画像を見れば、UEFをどうやって作り込んだかがわかる。ペンポイントの厚みはペン先の厚みの半分程度まで削られている。

しかも細美研ぎとは異なり、下側をさらうという従来型の研ぎ方。

しかも先端部の丸い部分が円盤研ぎとなっており、紙に触れるのは小さな円弧の一点のみ。

書き味は捨てて細さを追求している!UEF演出のあるべき姿であろう。細かい字を書く時、人は本能的に筆圧を下げる。

従って段差が無く、インクが出てくれば引っ掛かりは気にならない。幸い、この個体には段差が無かった。

ただペン先が細い分段差も出来やすい。未熟者が強筆圧で試筆すれば段差を作る可能性もあるので要注意!


5whitestar_ftさんと同じくマス目に文字を書いてみた。萬年筆研究会【WAGNER】原稿用紙なので、マス目の間隔は11.5弌

一番上はUEFのペン先をひっくり返して背中で書いたもの。2段目がUEFを普通に持って腹側で書いたもの。インクはPelikanのロイヤルブルー。

3段目はPilot 742のMで購入以来まったくいじってないもの。四番目は#3776のMusicにプラチナカーボンのカートリッジ。

おやまぁ、カーボンインクの方が薄く見え滲んでいる。超電解水で昨日洗ったからかな?

拙者が25年ほど前に愛用していたMontblanc No.320のEFでは、10个隆屬法撻ランダッシュ】 と7文字書けた。今回は10ミリの間に10文字は書けるのでUEFとしては合格じゃ。

もしもっと細かい字が必要なら、よりスリットを縮めた上で【タコスペ・超不細工】研ぎを施せば良いはず。

ただ、そもそもが太字好きの拙者がわざわざ好きこのんでこれ以上細い字幅を求めはしないがな。 


Posted by pelikan_1931 at 23:25│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック