2022年10月04日

〔東京インターナショナル・ペンショー TIPS〕参加に対する想い

TIPS〕の概略はこちらを参照して下さい。


泉筆五宝(Pen Paper Case Ink Maintenance)
に関係するイベント参加に対する拙者のスタンスは、参加する屋号によって少しずつ異なっている。


総論は 10月1日 に 記載したので、本日は東京インターナショナル・ペンショー TIPSへの参加に対する想いを書いてみる。


拙者がイメージしていたペンショーとは、万年筆の祭典。実は海外のペンショーに参加したことは無いのだが、現地レポートなどを見ると出展はほとんどが万年筆関係だった。

なので、第一回のTIPSに参加したときには目が点になった。これは文具市じゃね?

とはいえ、海外の万年筆作家さんやコレクターの方々も出展されていたので万年筆色は多少あった。

しかしコロナ以降は国際色も薄れ、Domestic Glass pen & Ink Show と呼ぶ方がふさわしい催しに変化してきていた。

おそらくは万年筆の売り上げでは万年筆談話室がNo.1だったはずだが・・・

購入された方々の大半は顔見知り。たまたまTIPS用に発掘してきたものをめざとく見つけられてしまっただけで、ブース自体は調整時以外は閑散としていた。

ただ商品単価が高いものしか置いてないので、総額はそれなりに・・・という感じ。

2022年は万年筆を扱うショップが増えたので、万年筆愛好家には嬉しい限り。作り手さんが販売するケースも少なくない。

過去の経験から、万年筆マニアだけが参加するイベント以外では、万年筆を漫然と並べていても、めざとい人以外には売れない。

またそういう方は相場も頭に入っているので、そう右から左に売れるわけではない。そもそもメーカー限定品のめぼしい物は持っておられるしな。

そこで2022年は万年筆談話室としてのTIPS出展は見送って、Lichtopeの販売支援に徹することにした。

Lichtopeは泉筆五宝(Pen/Paper/Case/Ink/Maintenance)の全てを提供するので、その一部スペースでWAGNER限定品を販売するにとどめる。

万年筆談話室開室4周年モデルは、現在は会員/会友のみの販売にとどめているが、TIPSでは一般の方にも開放。

すなわち18K-C付きのモデルを購入し、Nib Shaperのところへ持って行き、小太刀にしてもらうことも可能。

もちろん、既にNin Shaperにバトラフに研いでもらった物もブースで販売。(バトラフと小太刀は呼び方が違うだけで同じ研ぎ。長刀研ぎに近いが仕上げが若干異なる)

Vintage品やメーカーの過去の限定品は出品しない。万年筆談話室オリジナルインクは現在でもLichtopeで販売してもらってるので変わらず出品。

万年筆はLichtopeがネットで販売している商品が中心だが、実は店頭にしか出していない万年筆の方が凄い

軸の模様に個体差のある製造本数限定品や、ペン先をパーソナライズしないと底力が発揮できない高級モデル(Super Flex etc.)はネットショップに掲載していないようだ。

またインクをつけて書いてみると評価が一変する(可愛い万年筆)、FからUEFに研ぎ出して初めて価値がわかる万年筆など、Lichtopeらしいラインアップも充実。

そして販売時に全ての万年筆を持ち主の書き癖を見ながら(たこ娘さんが)調整(Adjustment)してお渡し。書き癖に合った書き味の良い万年筆が入手可能です。

そのほか、ペンケースやメモパッド、ぬるリフィルやbechori箋、オリジナル・ノンブルノートや限定インクなども多数出品されるようです。

万年筆はけっこう珍しい機構のものなども展示。他店では販売していないレアな万年筆が多く、独特の空気感を出している空間になる予感。

その端に無愛想なお爺さん(拙者)がひとり立ってますが虐めないで下さいね。老人虐待禁止!初日オープニング時にたこ娘さんが不在なので、使い慣れない機材にアタフタしそう。

長〜
〜い目、暖かい目で微笑みながら会計をお待ち下され。

Posted by pelikan_1931 at 23:59│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック