TIPS 2日目が終了
本日は昨日とは異なり、いつものペンショーの顧客層と同じで、多くのショップが胸をなで下ろしたようだった。
本日は高島屋の万年筆売り場で有名だったNTさんがLichtopeのブースへ来て下さった。
で、万年筆をお客様に上手く売るための裏技を一つだけ伝授していただいた。
実店舗でお客様が迷われている際に有効な方法だが、心理学的に考えても的を射ていると思った。
以前、外食の役員をしていた時、ショーケースの上にメニューを置く場合は、その斜め左下?に一番売りたい商品を置け・・・なんて経営会議で聞いた記憶がある。
それに似たテクニックだが、自分で編み出すには相当長く店頭にいないとわからないはず。いい話を聞かせてもらった。
午後の販売が終わった後は、出店者同士の夜店が行われた。よその店に行って買っても良いイベント。
実は大抵のイベントでは、出店者は他の店の商品を買うことは遠慮するという暗黙のルールがある。プロのルールね。
萬年筆研究会【WAGNER】のイベントはアマチュア中心なので、始まる前に出店者が他の店の逸品を買っても良いというルール。
すなわち参加者が会場に飛び込んでも、実は出店者同士で商談が成立しており逸品が全くない・・・という可能性もある。
こういうのは出店者が楽しむことに重点を置いたイベントなのだが・・・
販売中心のイベントの主役はあくまでも参加者。なので出店者が自由に他の店の品を(おおっぴらに)買って良いというのは画期的。
是非来年もやって欲しいな。ちなみに台南ペンショーでは、出店者どおしの取引の場合は、出店者値引きがあった。
今回のTIPSでも割引販売があったのは、日本としては画期的!ちなみに割引販売が発表したショップの責任者は台南ペンショー参加者でした。
そして一番びっくりしたのは、スティロアート軽井沢の数野さんと話したときの小話?
数野さんの地元で、別荘に来ていた80前の紳士に〔貴方は何をやってるの?〕と聞かれたので、〔万年筆を作ってます〕言ったところ・・・
〔私の元部下にも万年筆が好きなのがいてねぇ。岡山出身で、XX大学からYYに新入社員で入社して4年目に私の部下になってね。名前はたこ吉というのだけど知ってる?〕
と聞かれたそうだ。その後のやりとりもうかがったのだが、本質では無いので省略する。
やはり世の中は狭いので悪い事はするもんじゃないな。つくづくわかった。(してなくてよかったという意味でっせ)