どうやらクラシック・シリーズを当初はLadyと呼んでいたようだ。どうりで万年筆を見たことがなかったわけだ。
SheafferがLadyを作ったので、それに対抗しようとしたのかもしれないが、勝ち目が無いとあきらめたのかな?
レディ・シェーファーは万年筆もボールペンも秀逸だったからな。
Parker 25の3本セットは海外旅行/海外出張のお土産の定番だった。日本で買うと高かったがDFSだとセットで100ドルしなかった。
それにしても〔世界のヤングのファッションをコンピュータで調査し、その結果を元に生まれたのがParker 25〕って、ほんまかいな?
当時Expert Systemはあったが、データ・マイニングもAIもなかった時代。
ま、せいぜい価格帯や素材のアンケート調査程度でだった可能性が高い。
笑ったのはヤングという表現。古ーい! いまならZ世代とでもいうのかな?







これから11〜12週間にわたって毎週火曜日に紹介するこの【The PEN】には年代がどこにも書かれていない。
Montblanc No.149の価格が、1976年では25,000円、このカタログでは35,000円、1984年のカタログでは45,000円。
他の商品の価格との兼ね合いで年代がわかれば教えて欲しいものじゃ。
昭和51年のThe PENの発行は【輸入万年筆協会】だが、今回のは【日本輸入筆記具協会】となっている。
筆記具の主流が万年筆からボールペンになっていく中で名称変更を余儀なくされたのかも?
この年のThe PENには各メーカーの最初の頁に【メーカーが書く説明文】がある。
主要モデルの説明を書く会社や、会社の沿革を書く会社などバラバラ。
中身のカタログは標準化されているが、前書きまでは標準化されていないところが面白い。過渡期にありがちな状態!
パーカーでは【前書き】に、各モデル毎の特長を簡潔に説明している。この中に【90年のパーカーペンの成功の永い歴史・・】という表現がある。
パーカー75が創立75周年記念モデルで、1964年に発売されたことから逆算すれば1979年のカタログということになる。まぁ、1980年前後というのが妥当なとこだろう。
不思議なことにパーカー180の説明文に、両側筆記可能であるとの記述が無い。
通常はXFでひっくり返せばMというのが売りだったはず。この書き味をみくびっている人が多いが、うまく調整されたパーカー180の書き味は絶品ですぞ!
下段右から2枚目のカタログにマシーフが紹介されている。バーメイル45,000円、マシーフ40,000円。安い!
拙者はこれらを夫々90,000円、70,000万円の値段がついているのをアメ横で見た。
結局【純銀とバーメールのストライプ】のモデルを購入したが値段は80,000円だった。既にプレミアムが付いていたのかも・・・
このマシーフシリーズはキャップトップにオニキスが付き、18金ペン先付き。
さらにはペンポイントは機械溶接ではなく、手溶接で取り付けてあるため耐久性が高いと聞いた。今度取り出して違いを調べてみよう。
解説には【パーカーレディー】が紹介されているが、写真にも価格表にも記載がない。気になるなぁ。どこかに画像があれば教えて欲しい。