2023年03月22日

〔 その後の【THE PEN】 その9 *** Dunhill & Cartier *** 〕アーカイブ 2006年9月

2023年の現在から考えれば、このカタログの時代は万年筆コレクター(特に中古万年筆に興味の無いMint コレクター)にとっては天国だったはず。

手に入れておけば良かったなぁ〜というモデルは多いが、この当時の価格が異様に高くないか?

当時はブランド価値も高く、Montblanc ブランドなら安価だが、ダンヒルやカルティエとのコラボモデルは数も少なく高価だった。

ダンヒルもカルティエも製造ているのはMontblancという時代だった。

その後、仲良くリシュモン・グループに買収されたと記憶しているが・・・定かではない。




2006-09-19 01当時のカタログで最も気になるのは前回の【Dupont】そして今回の【Dunhill】と【Cartier】じゃ。

万年筆関連書籍にはあまり宝飾メーカー製万年筆の記載が少ないので今回の【THE PEN】は貴重!

Dunhillの部分を読むと【万年筆の第一号は1930年に発売されています】と書かれてある。何とPelikanが100を発売した年じゃ。

絶句してしまったが、よく考えれば全てをOEM生産に頼っていたはず・・・なんて考えながら年表を眺めていたら、Dunhill-Namikiの第一号は1930年製作とあった。

な〜んだ、そうだったのか!Dunhillブランドの第一号万年筆はDunhill-Namikiだったのじゃ!

Dunhillの万年筆は何本か持っているが、純銀やバーメイルのモデルは無い。

カタログを見てわかるとおりペン先の製造はMontblancでノブレスと同じ形状のニブを使っている。ここに引っ掛って買うには至らなかった。

購入したのはずっと後のドレス・コレクション。ボールペンを購入するついでに・・・という感じだったので、Dupontほどには思い入れが無い。


カルティエは当時ボールペンしか販売していなかったらしい。何年か後に出たオーバルラインはこのカタログにあるボールペンと同じ形状の万年筆。

コンバーターは使えず、特別の平たいカートリッジ専用。今でもカートリッジは販売してくれているのがありがたい。

以前はボルドーのカートリッジもあったが、現在は黒と青だけのようじゃ。


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カタログを眺めていると欲しくなるモデルがいくつかある。Dunhillでは純銀のフローレンタイン。ペン先をロジウム鍍金して使いたい。

そしてボールペンは純銀製とバーメイル製の全てが欲しい!DunhillのレフィルはMontblancと互換性があるので安心!

どれか一本といわれればバーメイル・ダイヤカット・バーレイのボールペンかなぁ。

Cartierではこの時代より後のモデルからは純銀軸を出していない。

従ってボールペンの純銀軸は全て欲しい!・・・・といいたいところじゃが、Cartierのレフィルの実力から考えると二の足を踏んでしまう。

当時は専用の細いレフィルしか使えなかったからな。ブルーインクはなかなか良かったが、黒は薄くて使い物にならなかった。最近はどうなのかな?
 


Posted by pelikan_1931 at 23:59│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
この記事へのコメント
>カタログを眺めていると欲しくなるモデルがいくつかある。Dunhillでは純銀のフローレンタイン。ペン先をロジウム鍍金して使いたい。
>そしてボールペンは純銀製とバーメイル製の全てが欲しい!

欲しがりません勝つまでは・・・戦時中の日本国民
憧れません勝つまでは.....WBC決勝戦の侍ジャパン
諦めません買うまでは.....万年筆コレクター
Posted by Mont Peli at 2023年03月25日 09:35