2012年08月13日

お盆帰省 【 六日目 】

日曜日は我が家のお墓参りだった。妹と朝6:30に出発したが、6:45に墓地に着くと駐車スペースの空きは一つ。日が昇りきってからでは暑いということで、みなさん早朝のお参りとなっている。

お墓に着いてみると、今年もお墓は綺麗に清掃されている。交友範囲が広く、かつ深かった母の女友達が前週に清掃してくれていたらしい。その友人には父が趣味で作った家庭菜園(100坪)を無料で使っていただいているが、契約書などはなく母とその方との口約束のみ。それを自然と引き継ぐのが我が村のやり方。

そのあと、モーニング・バイキングでしこたま食べてから帰宅して時計を見ると、まだ午前9時前。これから長い一日が始った。

まずはゴミ捨て場の見学。新聞やペットボトルなどは月に数回の回収日に決められた場所に持ち込まなければならない。これは現実的に無理なので、業者に問い合わせると2000円くらいの手間賃で引き取りに来てくれるとのこと。こちらは次回岡山に来た時にお願いすることにした。

次に、洗面所の棚の上や母の鏡台に昭和40年代より並んでいる洗剤や怪しい薬品の整理。なんと拙者が高校生の時に使っていた氷酢酸やドライウェルの容器まであった。在庫好きな父母だったので、詰め替え用の薬剤も数多くあったが、さすがに使えるものはない。なんと初代ニュービーズ(洗剤)の未使用品もダンボールの中で発見!

結局洗面所の67%を見終わった段階で兄妹とも疲れて休憩。あまりに暑くて食欲も無いので(というか朝食いすぎた)続いて8つある納戸の一番大きな部屋にうず高く詰まれた空き箱を潰す作業にとりかかった。空気の流れがまったく無い納戸での作業は暑さに強い拙者にもかなり厳しかった。納戸といっても拙者の東京の自宅よりもはるかに広いのでいくら作業しても進まない感じ・・・

夕方6時を過ぎ、野外で作業していた妹が、【蚊が出てきたんで今日はここまでしか出来ん!】と弱音を吐いたので、今回の帰省での作業はここまで。もうすこし涼しくなってから続きをやるつもりじゃ。

今年中に納戸一個と、玄関、洗面所、台所、応接間をと廊下(現在は荷物が行列している)を片付けるのが目標。おそらくはあと10日ほど必要であろう。これには庭の剪定は含まれていないので、剪定用にあと5日ほど余分に必要かも?

どうにかして2015年のお正月には、さっぱりとした家でお正月を迎えるのが目標じゃ。住処に余分な物が一切無い状態というのが小さいときから大好きだったが、物持ちの良い戦前派の祖母、父、母、そして整理の出来ない妹に囲まれ、荷物のために建て増ししたような家に住んでいた。

そろそろ昔からの夢をかなえたいと思っている。どの部屋にも家具が一切無い!という【下宿屋を初めて下見した時のような印象の部屋】にしたい。

つまりは、どの部屋に入って寝転ぶかを自由に選べる家にしたいのだが、一つだけ大きな問題がある。

拙者が寝泊りしている部屋の向かいに、二番目に大きな納戸がある。その中には萬年筆のケースがズラーっと並んでいるのじゃ。世界地図のように、メーカー別に分けた箱を積まないでごっそりと並べている。既にお嫁にやって持っていない萬年筆の箱も多々ある。さらには、それらを東京から送った時のダンボールや包装紙、ロープなどがうずたかく積み上げられている。万年筆の達人や、101本の万年筆、趣味文のある号、ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!の初版本などが数十冊ずつ置かれている・・・要するに萬年筆エフェメラ部屋なのだ。

この部屋だけは【下宿屋を初めて下見した時のような印象の部屋】には出来そうもない・・・本当は窓から釣りが出来る唯一の部屋なのだが。

  

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2012年08月12日

お盆帰省 【 五日目 】

お盆帰省の5日目は萬年筆研究会【WAGNER】の中国地区大会@岡山。毎回の事ながら岡山大会の特徴は、参加者が少ない割りに参加県数が多いこと。地元参加者が少なく、たまにはゼロのおともあることじゃ。

今回の参加者数は22名で関西地区大会、中部地区大会を除けば多いほう。翌年度継続条件が15名以上の参加&地元会員の参加となっているので2013年度の開催も予定に追加することになった。

参加県は、参加者が多い順に

岡山:4人(新規2人) 
広島:3人
兵庫:3人
山口:2人
愛媛:2人
東京:2人
大阪:1人
福岡:1人
奈良:1人
滋賀:1人
三重:1人
埼玉:1人

となった。この人数で調整師3人という豪華体制は愛媛と岡山だけ。
また認定委員長、ご本家、公認、未公認含めての【半】一族4人となった。
ちなみに一般参加として上記に入っていない拙者の友人と会員一人は、カメラ界の【半】一族なので、【半】比率は(4+2)÷(22+1)=26%  ・・・ なんと4人に一人が【半】一族。
これは三島大会に次ぐ2番目の【半】比率!

また初参加となった会員から、岡山に残りデッドストックの眠る店情報も得たので、さっそくお盆開けにペンパレが動き出すはず。

お昼休みは、調整をぼっちゃんにお任せし、親方ほか1名とランチに出かけたのだが、ランチ難民となりどこも満員で入れない。そこでPTAまで超高湿度の中歩いていき、近辺の穴場をうかがった。

さっそくPTA店主に案内していただきながら中華料理店に行き、メニュー表に出ていない【裏メニュー品】と五目チャーハンを食べたが、まさに絶品だった!来年の宴会場はそこで決まり!・・・・実は、第二回岡山大会の宴会場だった!

困ったのは宴会場の確保も同じ。親方が【どーむに電話しょうか?】というほど宴会場が確保できない。そもそも人数が読めないので数人程度と甘く見ていたのだが、参加者16名の大宴会になった。しかもお盆休暇の初日とあって同窓会が多く、どこに行っても場所が確保できない。

最後はあきらめてビックカメラ5階の宴会場で8人ずつ二手に分かれての宴会(背中合わせの部屋)。きっちり8人しか入らないので、太った人、痩せた人が交互に座れるように配置した。
これなどBMIが日本相撲協会の次に高い団体と言われている萬年筆研究会【WAGNER】ならではの苦労!

宴会でも小皿料理は、8人につき3皿ずつ頼んだが、何故かから揚げだけは5皿!
【3キロやぁ~】とさけぶつきみそう先生などいらっしゃったが、岡山は慎み深い県民性なので、(しぶしぶ)小皿で頼んだ。

宴会は17:30くらいに始まり20:00に終了。そこで散会となり、各自在来線や新幹線で帰途に着いた。実に楽しい大会であったというのが皆さんの偽らざる心境。

宴会には参加しなかったが、高校2年生の男子が朝から夕方まで楽しんでくれた。今から見聞を広め、ヲタク道を究めて欲しい。ひとつの分野での知識を獲得すると、別の分野のヲタクの心境や苦労が良くわかる。それがコミュニケーションに非常に役に立つ。どこかにヲタクが少し入っている人の比率は多い(オーディオ、カメラ、時計、電車、アニメ・・・)。他人より少しだけ多くの知識をもって望むと専門分野の話ではスターになれるし、それが向上心にもなる。

19日は三島で萬年筆研究会【WAGNER】が緊急開催されることになった。参加人数は少ないが、濃い話があふれそうな三島大会。年初の大会では、漆の木を伐採に行く人の話に目が点になったものじゃ。
紙様の研究発表会や、各種調整工具(チャーチャーも含めて)の使い方解説や実習もありますので、各自ペン先を潰しても良いような萬年筆をご持参くださいね。

  
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2012年08月10日

お盆帰省 【 三日目 】

2012-09-10昨日から実家の屋敷の掃除を始めた。部屋は19あるが、生活に使っているのは4部屋。あとには不要家具やごみが詰まっている。これから3年かけて少しずつ何もない状態にしたいと考えている。

昨日は初日ということで、まずは生活空間として使っている2部屋の見える範囲にあるゴミを整理したのだが、左側画像のように新聞・雑誌32束、可燃ゴミ・不燃ゴミ15袋くらい出た。一部屋が広く天井も高いので想像以上にあった。

これだけ整理するのに12:00から19:30まで働きづめ。これでも棚の上やタンスの中、戸棚の中・・・など整理する部分はいっぱい残っている。

おそらくこの2部屋を完全に片付け終わるには日曜日の午後までかかるだろう。 ただ、この片付け作業中に、現金22万円を発見したのだが、帰宅した妹に【わぁ、ありがとう!】の一言で召し上げられてしまった。たしかに妹の字で書かれた封筒に入っていたのだがな。

苦労したのが、岡山市のゴミ分別のやり方と回収方法。特に後者は町内会が輪番制で監視しているゴミ指定場所に持って行く仕組み。岡山市に電話して聞いてみたところ、ゴミは8時までには出していただくが、何時から捨てられるかは町内会で決めているとのこと。しかも車で行かなければならないほど遠い。これじゃ年とったら田舎には住めない。マンションのゴミ置き場に分別して出すだけの生活に慣れているととんでもなく不便。
らちがあかないので粗大ゴミと資源ゴミは業者を頼み、自分で燃やせるゴミは寒くなったら、消防署に届けを出して焼こうかと考えている。

粗大ゴミは、冷蔵庫3台、大型TV3台、自転車2台、バイク1台、二層式洗濯機3台をはじめとし、応接セット2セット、勉強机4個、電気こたつ3個、タンス30個以上、扇風機12台、石油ストーブ9個・・・・思いつく限りでこれくらいある。
さらに各部屋には座布団や布団、衣服、紙袋・・・などがいっぱいに入っている。 屋敷が広い分、スペースに余裕があるので古くなったものを捨てないですべてとっておいたらしい。
 戦前の人はものを捨てられなかったんだなぁ・・・と思う反面、よくぞ残しておいてくれたという気持ちもある。ぜひとも、資源ゴミとして生かされるようがんばってみたい。

暑くてクーラーの無い場所で肉体労働したおかげで、食欲はなく、筋肉疲労はむごいが、その分、体重は減っているのではないかなぁ・・・と期待。 

父の使っていた三菱9800の鉛筆に金キャップをしたものや、母が使っていたGペンの軸とペン先とPelikanのインク瓶2個(1個は未使用)も出てきた。また母が使っていた BD マイクロファインプラスという糖尿病の薬の未使用も出てきた。それには【万年筆型注入器用】 と書かれている。これの使用済みも大量に出てきたが、これは燃えないゴミでは出せないだろうなぁ・・・分別の中に【医療用廃棄物】というのはないしなぁ。  
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2012年08月08日

お盆帰省 【 初日 】

今年はお盆の帰省を早めて本日朝の飛行機で岡山に戻ってきた。まだお盆には早いので、さすがのANAの新型機であってもがらがら。中央の4人席は無人、窓側の3人席も1人座っているだけというところが多かった。拙者も3人席に一人だったので、中央に座って爆睡していた。

岡山駅についてすぐに、岡山国際交流センターに行って、荷物の搬入について相談し、期待通りの返事を得た。

1http://pelikan.livedoor.biz/archives/51988167.html  の記事の最後に新幹線出口からの道順が書いてあるが、四国や山陰からから在来線で来られる方や、岡山空港からリムジンバスで来られる方もいらっしゃるので、画像を追加しておく。
まずは在来線出口を出たところの画像。正面突き当たりを右に曲がれば、8月11日の道案内画像の3枚目の光景が目に入る。


234次に、岡山空港からリムジンバスで来られる方用の案内。
リムジンバスを降りると左端のような待合室が正面に見える。
そこから右に振り向くと中央の画像になる。女性が立っているコーナーを左に曲がると・・・
右端の光景が目に入る。3秒歩くと 8月11日の道案内画像の8枚目の光景が目に入る。 

56最後はお車で来られる方用の案内。左画像の左側の大きな建物が岡山国際交流センター。その隣に岡山駅西口パーキングがある。駐車料金は昼間は1台2,000円らしい。
ここまで書いて、道に迷う人はいまいが、念のため、時間を教えてくださればお迎えに参ります。

会場は岡山駅西口です。路面電車やビックカメラ、高島屋があるのは東口ですからお間違えなく!

7お昼は岡山駅東口から、東山行きの路面電車に乗り、2つめの駅である城下(しろじた)で下り、左斜め後ろを見ると、左のようなラーメン屋が見える。
以前は岡山で一番汚い?と言われた【天神そば】。最近はずいぶんと店の前が整理されて以前よりはきれいになっている。
ここの中華そばは癖になる。となりに座ったおじさんは、店が開いている日は毎日お昼に来ているらしい。
平日は午前11時オープンなのだが、11時5分に店に入ったら、空いていたのは一席だけ!なんて出足が早いんだと驚く!
それにしても一般サラリーマンが11時から昼食は早くありませんか・・・と言いたいが、ま、岡山ですから!

89そのままバスに乗って終点まで行き、歩いて自宅まで帰る途中で見た風景。
田んぼの用水路には水があふれそうに流れている。また水をくみ上げる装置は斜めになって固定されているが、これが正しい位置なのか、水圧で斜めになったのかはわからない。
この地から上京して42年。同窓生と、近所の人3人以外はすべて亡くなってしまった。
父母と同時にそれらの人々も同時にお参りする予定じゃ。岡山大会の翌日に!

それにしても我が家は森のように木が茂ってしまった。そこでチェンソーをamazon.comで注文した。10日には届きそうなので、11には少し刈ってみよう。続きは涼しくなってから!
  
Posted by pelikan_1931 at 19:00Comments(11) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2012年07月16日

昔の記事には赤面ものが多いなぁ・・・

本日、暇にまかせて、2005年〜2007年ごろの自分の記事を拾い読みしていたら、間違った記述内容の記事がボロボロあった。

例:現行のBlue-Blackインクにはパーマネント・インクは無い!・・・と断言

その後、いろいろな情報が集まって少しずつ真実がわかってきた事も多い。
拙者の個人知をいくら披露しても、皆さんの個人知+拙者の個人知にしかならない。
ぜひとも、皆さんの個人知を結集して【集合知】 に昇華させましょう。
その為の場の一つが、萬年筆研究会【WAGNER】であり、万年筆評価の部屋、そして皆さん方のBlog。
ぜひとも頻繁な情報発信やコメントを相互に行いましょう! 
  
Posted by pelikan_1931 at 20:30Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

萬年筆研究会【WAGNER】秋田大会で新規入会された方々へ

会員仮登録のご案内は 2012/07/16 (月)1:39 にお送りしました。
正式入会希望の方は、そのメールに返信下さい。
こちらにメールが届いた段階で正式入会となります。
 
受信トレイに
萬年筆研究会【WAGNER】会員仮登録のお知らせ
というメールを発見できない方はは迷惑メールホルダーをご確認下さい。 
そこにもメールを発見できない方は、ハンドル名でこの投稿にコメント下さい。 
  
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2012年06月14日

筆記具関連四方山話 【 ご案内 】

今週末の6月16日(土)は、名古屋で萬年筆研究会【WAGNER】の、今年3回目の中部地区大会。今年は三島で1回、名古屋で1回開催されており、今回が3回目の開催となる。
2012年、2013年とも中部地区大会は年間5回開催。そのうち名古屋での開催が4回となっている。

朝6時ちょうど発ののぞみで比較すれば、品川→名古屋は89分、新大阪→名古屋は49分ということで、圧倒的に新大阪に近い。従って関東よりも関西からの参加者の方が圧倒しているような雰囲気があるが、2月の名古屋の結果を見ると意外なことが分かった。

全体で38名の参加者であったが、
25名が中部地区
6名が関西地区
5名が関東地区
北海道と四国が各1名(旅人と親方)
となっていた。

しかも38名のうち、新規登録、再登録の方が10名!そのうち9名が愛知県在住の方。どうやら中部地区でも地元会員の方々の地域密着型の布教活動が活発になっているようじゃ。

2012-06-14 @01個人での布教活動をされている方に、ハンドル名:kammy さんがいる。

先日開催された京都での個展は大人気で、別の都市でも開催して欲しいとの要望が寄せられていた。

それに応えるべく、大阪・北堀江と、神戸・元町にて【神谷利夫の万年室展】が開催されることになった。

Kammyさんは拙者より一回り年下の辰年で京都出身。フェンテ会員でもあり、WAGNER会員でもある万年筆愛好家じゃ。

6月14日(本日)から6月19日までは、大阪・北堀江のART HOUSE
7月7日から7月22日までは、元町の【Pen and message.】での開催となる。

お時間のある方は、ぜひご参加下さい。

土曜日の萬年筆研究会【WAGNER】開催日には、大須のPen Land cafeに萬年筆研究会【WAGNER】会員証(名札)を持参された方には、ドリンクがどれでも100円で提供される。
詳しくは こちら  1階のラーメンもおいしいですぞ! 
 
2012-06-14 @02岡崎の【竹内文具店】では、萬年筆研究会【WAGNER】会場にて、特製インク瓶の【ホタル】を展示販売。

定価:3,675円だが、お釣りが大変なので3,500円!というなんとも店長らしい理由で割引販売です。

拙者も利用しているが、横幅5僂里覆里如丸型のインク瓶よりもスペースは取らないうえ、インク保持量は大きく、実に重宝!また軽いのに安定感抜群というところも気に入っている。

このインク瓶の底には、【NO DETAIL IS SMALL】 と、青い字で描かれている。【デザインは細部に宿る】という意味らしい。

拙者の好きな言葉に【神は細部に宿るDer liebe Gott steckt in Detail)】 というのがあるが、細部にこだわるヲタクにとっては、【全体は細部の集まり、細部を無視した全体はありえない】と常々考えているので、このこだわりは嬉しい!

何気に萬年筆一本を寝かせて置けるホルダーが付いているのも泣かせる。お楽しみに!  
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2012年04月03日

今回が当ブログ始まって以来4,000回目の投稿にあたります!

第1回目の投稿は2005年7月26日フィッツジェラルド関連。

第1000回目の投稿は2006年8月23日No.146関連。ペン先画像の向きが最近と180度違うのがご愛嬌。394日で1000記事。2.54記事/日!

第2000回目の投稿は2008年2月29日Pen Doctors' Rules その8。はっきり言っておもしろくない。555日で1000記事。1.80記事/日。

第3000回目の投稿は2010年3月4日木曜日の相談コーナー その8。 しげおさんのボケ質問に突っ込めないでまともに答えている。734日で1000記事。1.36記事/日。

第4000回目が2012年4月4日のこの記事。762日で1000記事。1.31記事/日。

基本的に記事は1日1件で、あとは告知や紹介記事となっている。ちなみに、今回も記事ではなく告知扱い。

この間、1日も休むことなく投稿を続けてきたが、実は、投稿を途切れさせず続けることはそれほど難しくない。難しいのはある一定間隔で投稿を続けること。そちらの方が精神的負担は大きいはずじゃ。

これからもよほどのトラブルが無い限り継続するので、よろしく!

御願いだが、どうも最近、アンケートに回答する人数が3年前と比べて少なくなってきている。会員数は倍増しているのにじゃ。

みんなで業界を盛り上げるために協力しようというアンケートに回答しないというのは、会員であることの義務を果たしていないことに等しいのではないかな?

面が割れて(ハンドルと個人が結びつけられていて)回答しにくいというのはあるかもしれないが、なら偽ハンドルでコメント投稿すればよかろう。ちなみに一番面が割れている拙者はいつも本音を回答している。

回答可能なアンケートには、極力回答するよう御願いしますぞ!

メーカーは何故評価されるのか、どこに問題があるのかを知りたがっている。このBlogも有力な情報源の一つらしい。

ならば、そのアンケートに協力するのは萬年筆愛好家の務めじゃよ。よろしく!  
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2012年03月03日

日経トレンディネットにTAKUYAのインタビュー掲載

TAKUYAさんのインタビューが掲載されています。ペントレの事も!

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120216/1039735/?top_new


こちらは日経トレンディネットで買えるTAKUYA商品!

http://www.nikkeibp.co.jp/article/ecp/20120229/300843/

  
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2012年02月03日

正論3月号に【万年筆で魂を滴らせた作家たち】掲載 by/足澤公彦

2012-02-03 @012012-02-03 @02kugel_149さんは、インフルエンザによる40度の高熱の中でこの文章を執筆されたらしい。

万年筆は、健康で平穏に毎日を暮らす幸せの象徴】なんだよなぁ・・・やっぱり。

物欲に翻弄されてダッチロールを繰り返している時期も、物欲が収まって静かにペン習字を練習している時間も、健康と心の平穏があってのこと。

萬年筆の高みに堕ちる】先には、【万年筆は、健康で平穏に毎日を暮らす幸せの象徴】と感じられる時がくるのであろう。  
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2012年01月19日

昔のBlogを読み返してみる・・・

2時間ほど、過去の自分のBlog(かなり古いもの)を読み返してみた。
その内容に驚いたり、当時の萬年筆事情を現在と比べて感慨にふける瞬間もあった。

Blogを始めてから現在までの投稿総数は3,899件。始めたのが2005年7月26日。それから現在まで、投稿が遅れた日は無い。

自分のBlogは書いた段階で満足し、ほとんど読み直すことはないのだが、けっこういけてるなと再認識。

たまには過去記事も楽しんでみようと思った・・・

  
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2012年01月01日

あけましておめでとうございます

2012-01-01 00

  
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2011年12月31日

2011年を振り返って

2011年も本日で終わり。また萬年筆研究会【WAGNER】のイベントも昨日の【年忘れ大バザール】で終了した。

そこで、本年を数字で振り返ってみた。

まずはPen Collectors of Japan が主催した第11回ペントレは、大震災から1ヶ月ほどしか経っていない4月末に実施された。その会場、および各地方で頂いた義援金総額は317,769円となった。
初日:115名、2日目:91名と、昨年度(初日:145名、2日目:126名)と比べて66名減であった。なをハイテク調整師wavio氏の正式デビューもこのペントレ!
2012年のペントレは両国。広さも165屬ら209屬塙くなる。交通の便も良いので、ぜひ大勢の方にお越し頂きたい。

地方でのミニ・ペントレが毎月行われていることもあり、以前のようなオープンダッシュ(奪取?)はないが、それでもオープンからの1時間の売上が全体の80%以上のブースも多かった。逆にいえば、それ以降の盛り上がりに欠けた感もあった。

続いて萬年筆研究会【WAGNER】の例会であるが、今年は41回の定例会、新年会、忘年会が実施され、のべ参加者数1,265名、うち会員はのべ1,232名。昨年(1,334人/1,304名)と比べると、総参加数で65名減、会員参加数で72人減となった。参加したけど会員登録はしなかった人が33人で昨年の30人より若干増えている。

これは初参加で違和感を覚えた方も多くなったとも言い変えられるので、新入会員に対するケアをFollowするチームが必要だなぁ・・・と感じた。そういう役割分担がなんとなく出来ている東京定例会での定着率が高いのも事実。

会場別の平均参加者数を多い順に並べると以下のようになる。

第01位 46.17人/06回   神戸(兵庫県)          昨年(53.75人/04回)  1回は台風!
第02位 41.75人/12回 東京(東京都)        昨年(48.31人/13回)
第03位 39.00人/01回 大阪(大阪府)    昨年(37.00人/01回)
第04位 38.00人/03回 名古屋(愛知県)  昨年(38.67人/03回)
第05位 29.67人/03回 大宮(埼玉県)    昨年(27.25人/04回)
第06位 21.67人/03回 博多(福岡県)    昨年(27.25人/04回)
第07位 20.00人/02回 札幌(北海道)    昨年(18.50人/02回)
第08位 17.00人/01回 仙台(宮城県)    昨年(18.50人/02回)
第08位 17.00人/01回 岡山(岡山県)    昨年(21.00人/01回)@広島
第08位 17.00人/01回 金沢(石川県)    
第11位 15.00人/01回 秋田(秋田県)
第12位 14.00人/01回 ソウル(韓国)     昨年(12.00人/01回)
第12位 14.00人/01回 沼津(静岡)    
第14位 13.00人/01回 笛吹(山梨県)         昨年(21.00人/01回)
第15位 11.00人/01回 鳥取(鳥取県)
第16位 09.00人/01回 高松(香川)        昨年(18.00人/01回)  当日は台風!
第16位 09.00人/01回 鹿児島(鹿児島)
第18位 04.00人/01回 那覇(沖縄)      昨年(09.00人/01回)


会員数の推移は以下の通り

2009年末 423人
2010年初 328人 
2010年末 459人   2010年新規入会:131人 2010末会員登録抹消:66人
2011年初 393人   
2011年末 485人   2011年新規入会:99人  2011末会員登録抹消:142人
2012年初 343人   昨年度、定例会未参加者はいったん全員登録削除しましたが、参加すればいつでも復活可能。また2012年は4月のペントレ参加でも会員継続資格獲得できます。 


会員の参加回数のベストテンは以下の通り

第1位 41回 pelikan_1931
第1位 41回 aurora_88
第3位 35回 Bronfield
第4位 24回 キャップレス   (御大)
第5位 19回 番長
第6位 16回 su_91                     ベストテン初登場!
第6位 16回 regulus821    (旅人)
第8位 15回 fuku4
第9位 14回 桃源
第9位 14回 親方                      ベストテン初登場!
第9位 14回 Terry       (戦場カメラマン)     ベストテン初登場!

来年は40回の定例会となる。また1月から2月にかけての連続7開催を除いては5週以上の連続開催はWAGNERとしては無い。(フェンテを集いを含めると5週連続がある)。

2012年も18都市で開催する予定。ご都合の良い会場に参加下され!詳細なスケジュールは明日!


それでは良いお年を!
  
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2011年12月17日

今日は萬年筆研究会【WAGNER】発足6周年記念日

2005年12月17日(土)に発足した萬年筆研究会【WAGNER】の活動計画が公表されたのは、2005年12月25日(日)。kiyomiさんの部屋【萬年筆談話室 Part.2】に以下の文章として掲載した。

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2005年12月17日(土) 萬年筆研究会【WAGNER】が発足いたしました。〔WAGNERはヴァーグナーと発音〕
 ペリカン倶楽部公認
 Pen Collectors Of Japan 公認

【万年筆の高みに堕ちる】を合言葉に、多少の研究発表と大半の交歓タイムと長時間の宴会からなる研究会です。
万年筆の構造、万年筆のメンテと修理、ペン先調整、作って欲しい万年筆、メーカー別長所と欠点、要望点まとめなど、
知識共有から実習、提案活動まで幅広いテーマを取り扱います。
初心者の方から、マニアの方々までこぞってご参加ください。【万年筆の高みに堕ちる】が合言葉ですので、万年筆の見せ合い、
試し書き、修理、調整、交換まで何でもありの楽しい会です。
また、東京に来られない人の為には、研究成果の通信教育?も準備しますので、お申し出下さい。
また地方で分科会を開く場合に声をかけていただければ講師派遣も検討します。

会の名前はPelikan第二の創業者 Gunther Wagner から拝借しました。

以下に年間予定表を記載します。万年筆関連の他のイベントとの日程調整を考慮しています。

開催日
01月14日(土)-----------------> 主旨説明会、交歓会、新年会
02月11日(土)祭日-------------> 研究選定、交歓会、宴会
03月11日(土)-----------------> ペントレ展示検討、交歓会、宴会
04月16日(日)-----------------> パネルディスカッション、交歓会、宴会
05月20日(土)-----------------> 万年筆サミット報告会、交歓会、宴会
06月17日(土)-----------------> 研究発表会、夕食会
07月16日(日)3連休中日-------> 下期研究計画、交歓会、宴会
08月12日(土)-----------------> 講演会、納涼会
09月23日(土)祭日-------------> メーカーへの提案、交歓会、宴会
10月14日(土)-----------------> フェンテ交流会展示検討、交歓会、宴会
11月18日(土)-----------------> 研究発表会、交歓会、宴会
12月02日(土)-----------------> 2007年活動計画、交歓会、宴会
12月23日(土)-----------------> クリスマスパーティ&忘年会

なを上記以外でも、土日祭日に各所に緊急集合したミニ交流会も多数あります。初回に電話番号等を交換して、緊急時対応の準備をしましょう。

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本日が創立6周年!あれからまだ6年しかたっていないが、ずいぶん昔のことのように思える。

当初は年間13回の予定で始まったが、すぐにものたりなくなり、【裏定例会】が代官山で始まった。当時は表も裏もほとんど同じメンバーだったが、裏定例会は当時からまったりとしていたのは事実!

ちなみに趣味の文具箱の創刊号は2004年の7月に発売されている。森山さんへの取材は5月ごろとフルハルターのHPに書かれていた。

2001年頃から【kiyomiさんの部屋(2001年6月18日立ち上げ)】に時々投稿はしていたが、元々がヲタクなので、他人と一緒に活動することに違和感を覚えており、店舗巡りやネット購入が拙者の活動の95%であったように思う。そのころから考えても、まだ10年。1984年に1本目の萬年筆を買ってからの27年間の4割にも満たない。

フェンテのでべそ会長の要請により、万年筆愛用者が中心のフェンテでは物足りなくなって脱落していく【万年筆溺愛家】の受け皿としての【Pen Collectors of Japan】を立ち上げたのが2000年の年末。2001年の2月には第一回のペントレが開催され、お宝探偵団の取材が入った。これが残りの5%の活動だった。

このBlogを立ち上げたのは2005年7月26日で、2006年の第6回ペントレではTAKUYAが彗星のごとくデビューした。この5年で恐ろしいほどの進歩をしている・・・

萬年筆研究会【WAGNER】は会長を頂点とする組織ではない。年間40回強提供される定例会や地方大会の【】を萬年筆研究会【WAGNER】と定義している。

】だけを萬年筆研究会【WAGNER】と呼ぶので、開催時間を過ぎたら、個々の萬年筆愛好家に戻っていくだけ。そこから先は萬年筆研究会【WAGNER】とは関係のない個人として責任のある行動をしてほしい。

これが7年目に突入する萬年筆研究会【WAGNER】へ参加する方々への師匠からのお願いじゃ。

明日が7年目の最初の定例会!楽しくやりましょう!  
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2011年12月10日

沖縄プロレス観戦!

第二回の沖縄大会のために、昨日夕方那覇入りした。昨年5月の沖縄大会で、人生二度目の沖縄入りしたが、その後、仕事で何回か那覇には来ている。ただし夜の自由時間が取れるのが必ず水曜日なので、今まで沖縄プロレスを見ることができなかった。

したがって今回は【沖縄プロレス観戦】が目的といっていいほどの旅であった。関西出身のスペル・デルフィン率いる沖縄プロレスは、ルチャ(メキシコ・プロレス)とお笑いをMIXしたようなものなので、激しくておもろいプロレス!

水曜日以外は毎日試合がある。常設の会場があり、そこで試合をするという形式なので、年に一回村にやってくるようなプロレスとは違い、マンネリ化が許されないので、(おそらくは)試合前の入念な打ち合わせと練習が必要であろう。

米国のWWFもそうだが、優秀なシナリオライターがいないと面白い試合にはならない。大会場のプロレス(7試合以上)でも5000円程度で見られる昨今、地元の人以外は、3000円(指定席は4000円)のお金を払う。しかも試合は3試合のみ。ルチャなので展開が早く、息を整える暇も少ないので、試合時間が15分を超えることはない。

試合前の余興と、登場シーンと、試合(3試合)と休憩時間と最後の記念撮影の時間だけでお客を満足させる技は秀逸!

帰りのエレベーターで、関西から来た2人連れが、【おもろかったなぁ。プロレスってこんなにおもろいんやなぁ。今度大阪プロレスも見に行こう】と興奮気味に語っていた。

会場の関係でリングは通常プロレスで使用するものよりかなり小さかった。またロープの張りも弱かったように思う。レスラーがみなさん小柄なので、実に動きが素晴らしい。メーンのタッグマッチの決め技は、コーナーポストからの前方2回転宙返りスプラッシュとでもいう技(正式名称は知らず)。勝者はミル・マングース。そのほかにもヤンバル・クイーナとか、ハブ男とか、ウルトラ・マンゴなどほとんどが沖縄由来のリングネームを持つ。

観客は20人ほどなので、各レスラーが全員とハイタッチしてリングインする。また静止画の撮影は自由、試合終了後に観客は一人ひとり、レスラー全員に取り囲まれて真ん中で記念撮影してもらえる。みな感激して、次回もまた来ようと思う。そうやって沖縄に観光客を再訪させることにも少なからず貢献しているように思った。

商売の基本はこれだな!いくら魅力的な萬年筆を並べておいても、販売員と顧客との会話が少なければ商売は成功しない。また販売員が売るものに対する深い知識と愛情をもっていなければ相手に伝わらない。

なぜペンクリで萬年筆が売れるのかも、そのあたりが理由だったのではないかな?けっして【最後の一本!】の言葉におどらされて購入したのではなく、【最後の一本! 買った! ・・・翌日・・・ またでとるやんけ! 昨日の最後の一本やったんや!】というお約束のストーリー(会話)を楽しみにして萬年筆を買っていたのだとわかった。

趣味文 Vol.21には、膨大な展示本数を誇る新店舗が紹介されている。ただ展示本数だけならネットには勝てない。それに売る人の知識と話術が備わって初めて【お客様が何度も訪れるたくなる場所】になるのだと思う。

いい店にするにはお客様をもてなそうという心構えと技(知識と話術)がなくっちゃ駄目!・・・沖縄プロレスを観戦してそういう思いを強くした。彼らはお客様は満足しているのか?いっしょに盛り上がるにはどういう演出をしたら良いのか?も考えている。最初にやった声出し練習で緊張が解けた。

初訪問の際は緊張して店に入る。そこで【何かお捜しですか?】と声をかけられると拙者でも逃げ出してしまう。【萬年筆お好きですか~】なら得意になってしゃべりまくり結果として2~3本握りしめて帰りそうな気がする。

人間性だけでは商売は成功しない。やはり訓練された技術も必要。落としのテクニックが【何かお捜しですか?】であるはずがない。お客様から質問させる仕掛けが必要。

噛みつき攻撃のあと相手から反撃されたら、レフリーの隙をついて急所蹴りして、最後にネックブリーカー・ドロップで決めるという【勝利の方程式】を持ったフレッド・ブラッシー型の営業スタイルこそが萬年筆販売には必要だと思う。まずはお客様に反撃(質問)させないとね!

  
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2011年12月05日

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震へのチャリティーオークション結果発表

http://pelikan.livedoor.biz/archives/51925740.html

で発表されたチャリティー・オークション。

当初は関西地区大会で結果発表の予定であっったが、中部地区大会をはずしちゃ駄目でしょう!ということで・・・
12月3日が最後の入札日となり、合計で10名ほどの方に入札いただきました。

では、最高入札額を発表します。 7万円でした!

AURORA 85 萬年筆と、副賞の萬年筆(非公開だけどこちらもすごいよ!)の合計2本を宅配便で落札者にお送りします。副賞の萬年筆は未使用新品!

AURORA 85 を提供して下さったNEXTNEXTさん、予想よりも高く落札いただいた落札者さん、ありがとうございました。

7万円は【中央共同募金会東日本大震災義援金】窓口の方へ、郵便局経由で寄付させていただきます。

  
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2011年11月20日

裏定例会であった【ええはなし】と【許せないこと】

昨日の裏定例会では心温まる話があった。発端は一昨日にさかのぼる・・・

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2011年11月13日

2011 関西ペントレNo.2にて・・・

2011-11-13 012011-11-13 02いつもとは違う2011 関西ペントレ No.2はいつもと同じように始まった!

左側は【みずうみのあくま】しゃんのトレイの一部で、右側は【番長】しゃんのトレイの一部。いずれにもめったにお目にかかれないような逸品、国内では出回っていないような珍品が巧妙に紛れ込んでいる。おもしろいのはお二人の販売方法の違い。

近江商人でもある前者の販売方法は巧妙。商品のすばらしさを強調するのではなく、この萬年筆があなたにとってどれほどお値打ちかという点を強調する。これは勉強になった!

前に座った拙者も、巧みな言葉に幻惑されてジャンクの萬年筆3本を5,000円で買った。その場ではものすごくお得な気がした。でも自分のブースに帰って冷静に考えてみると、なんでこんなの買ったのかなと反省。でも再び訪れて話を聞くと再び納得。商売は商品力を訴求するのではなく、相手に取っての価値を訴求するのが一番!そのためには相手を研究し、相手が何を求めているのかを素早く察知する事が重要だと改めてわかった!

対して【番長】の商法は、いわば【新興宗教型】。徹底的に商品の希少性、出来、由来など普通の愛好家が知り得ない情報を披露する。そして、この場であんたが出会えた事が如何に偶然性が高くチャンスであるかを強調する。値切るそぶりを見せると【帰れ!】と恫喝する。その迫力にあうと【ここで意を決しないと一生後悔することになるかもかもしれない・・・】という不安が頭をよぎり、【よろしくお願いします】とお布施を差し出してしまう。豊富な知識と情報網と卓越した記憶力と不確かなことでも断言する度胸が無いとできない技じゃ。

2011-11-13 032011-11-13 04それにたいして、こちらは【ヤバネットしげお商店】のブース。

萬年筆だけではなく修理道具、手帳、周辺Goodなどが、かなり適当に並べられている。こちらは、いわば【バッタ屋商法】。いろんな代理店から頼まれ、中身も確認しないまま、相手の売上目標達成のために箱単位で(友情で)購入する。それをペントレで販売するわけだが、その場で箱を開けたりするので、それほど商品に詳しいわけではない。従って販売は・・・笑かして売る!というコテコテのなにわ商法。

カモが来るまでは、もの静かで哲学者の風貌をした【ケロリン】くんがお店番。いざカモがくると、右画像の【ヘンタイ四天王】が漫談(というか言葉のドツキ漫才)を繰り広げ、お客はそのおもしろさに腹を抱えながら、つい財布の紐を開く。その瞬間、【おおきに!】と言われて買わざるを得ない状態になる。見事!

拙者も口車にのって、左画像の工具を入手したのだが、結果、空港の手荷物検査場で大立ち回りをするハメに追い込まれた。とりあえずギリギリ・・・セーフということでめでたく持ち帰ることが出来た。

2011-11-13 05こちらは、どーむ商店の看板商品であるペントレイ。どーむ商店の看板商品は、毎回売れ残るというのが伝説になっており、皆がそれを楽しみにしているのだが、ときどきしゃれのわからない人が買ってしまう。

ちなみに看板商品の初代を買ったのは拙者だった。その2代目も長く看板商品の座を確保していたのだが、先日売れてしまったらしい。

そこで今回登場したのが第3代目。看板商品に相応しく?このトレイに乗せた萬年筆は1本も売れなかったとか。

すごく欲しいのだが、看板商品に手を出すのは無粋・・・ということで指をくわえて見ている。

2011-11-13 062011-11-13 07今回、一番の垂涎物はこちら。商品としてならべられたものではなく、【工房 楔】の永田さんが紹介に持ち込まれた物。これはすばらしい逸品。ものすごく綺麗な木目の、長大なペンケースだがコンプロット(10本入り)とは違い4本入りなのでかなり軽く取り回しも良い。また【島桑】や中屋の長軸も余裕で収納できる大きさと太さ。そして内部の革加工はTAKUYA製。ペンを押さえるのがベルトではないので、簡単に取り出せ、萬年筆の全身を見ることが出来る逸品。これは2個しか作らず、しかも1個は永田さんがご自身で使いたいので、販売するのはたった1個。値段は島桑の定価と同じ。この木目のすばらしさから考えれば決して高くはないであろう。

ご希望の方は【工房 楔】へお問い合わせ下され。早い者勝ちだそうです。


2011-11-13 08そして今回のペントレのベストセラーは、このボーグルーペ(画像はつきみそうさんのBlogよりいただきました)。ペントレ開始時点では既に在庫ゼロだったのだが、予約販売に変えたところ、19人から23個の注文をいただきました。11月26日の岡山大会、12月3日の名古屋大会か、1月28日の神戸大会で引き渡しです。

なを、皆さんが自主的に名前を書いていただいたのではなく、怖い人が装着した写真を額装したものと、【おまえらも買わんかい!】のポスターと申込み表を持って拙者が場内を廻りながら、やさしくお薦めした結果です。待ち受け販売と訪問販売(押し売り?)の効果の差を実感しました。消費者の購買意欲が落ちている日本経済の起爆剤となる販売方法かもしれません。

今回の2011関西ペントレNo.2は、【営業のあり方】について勉強させていただいた大会でした。

  
Posted by pelikan_1931 at 11:13Comments(11) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年10月28日

フェンテの集いでの収穫物 その3

2011-10-28 012011-10-28 022011-10-28 03東京商工会議所葛飾支部が出しているKATSUSHIKA町工場物語という小冊子と、そこから一部を抜き出した久保工業所の記事じゃ。

久保さんも以前はフェンテの集いにいらっしゃっていたが、最近はお姿を見かけない。若いもんの熱気が息苦しいのかもしれない・・・。

久保さんは現在81歳で、この道60年。その間に修理調整された萬年筆は55万本。1年に300日間働いたとすれば、1日に修理調整した萬年筆は30本。たしかにプロなら無理な数字ではないが、アマチュアには真似出来ない生産性じゃな。

かなり仕事をセーブしている現在でさえ、調整が月200本、修理が月100本とか。1日換算で調整が8本、修理が4本となる。合わせて12本。これをコンスタントに毎日やるのは仕事とはいえ好きでないと続けられないであろう。

他の職人の世界と違って能弁な人が多い萬年筆職人の世界にあって、かなり寡黙な久保さんは異色。噂ではお酒とカラオケは大好物?だとか。

久保さんは海外メーカーで、日本での修理調整のインフラを持てないブランドの影武者となって修理を一手に引き受けていたこともあり、修理ノウハウの蓄積はおそらくは日本一であろう。

以前、友人がル・マン100を久保工業所に持ち込んで、【あのぅ〜】と切り出した瞬間に、【キャップが緩くなったんでしょ】と見事に症状を当てられて驚いたと話していたのを覚えている。

  
Posted by pelikan_1931 at 07:00Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年10月24日

フェンテの集いでの収穫物 その1

2011-10-24 0110月22日(土)、23日(日)は年に1回の【フェンテの集い】が、東京銀座の【北欧の匠】で開催された。

拙者も第一回目から参加しているのだが、だんだんと高齢の方の参加が減り、若い人の参加が増えてきた。少子高齢化が進む日本ではあるが、萬年筆愛好家の裾野は少しずつ広がっているのかもしれない。

それと萬年筆研究会【WAGNER】とフェンテの両方に入会している人が半分以上いらっしゃった。だんだんとネット世代が増えた証明でもあろう。

会場には常に嬌声が満ちていた。最近萬年筆研究会【WAGNER】の一部会員(3人)に好評の(通称)ボーグ・ルーペを長原(Jr)さん、改造大魔王、親方に見せたところ【こりゃ良い!】ということで装着した状態で記念写真も撮った!これは萬年筆研究会【WAGNER】会場に来られた方だけにお見せしよう。もちろん、ボーグ・ルーペもおわけします。

2011-10-24 022011-10-24 03さて、今回拙者がフェンテの集いで入手した物をいくつか紹介しよう。
2011-10-24 032011-10-24 05ます最初は、既に完売したプラチナの【本栖】のBニブ付き。Mニブ付きは持っているのだが、Bニブ付きはみつからずあきらめていたところ、なんとフェンテ・オークションに出品された。

一般競争入札と違って、お互いに見知った間柄では、おいそれとはオーバービッドしにくく、年齢層の高い方が有利、またあれにもこれにもビッドするより、ここぞという時にだけビッドした方が有利と感じていたので、満を持して声を上げ、首尾良く入手出来た。

2011-10-24 06改めて【本栖】を眺めてみたが、ペン先の形状、スリットの開き加減、ペンポイントの磨き・・・どこを見ても手抜きが無い。まさに社運をかけて?て開発した技術をデモンストレーションするために、全社一丸となって作ったモデルなのであろう。

どうしても欲しかったモデルが思わぬところで手に入り、なんとか今年一番の過酷な一週間を乗り切れそう。

  
Posted by pelikan_1931 at 08:00Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年10月07日

【吸入機構内のインク乾燥実験】 by たかださん の驚くべき結果発表!

2011-10-07 01左のグラフは、札幌のたかださんが実験した、新品万年筆のインク減少実験結果。回転吸入式やコンバーターに水を満たした状態でキャップを普通の力で閉め、その状態で放置し、以降は一切キャップを開けない。

そして、たまに重量を0.1gまで計測できる電子秤で計測し、その状況をEXCELに入れる。それをグラフ化したもの。

線の長さが違うのは、購入時期の違いや、乾燥して水が無くなってしまったものじゃ。グラフに記載してある記号は以下の萬年筆を示している。

本栖     - プラチナ本栖/コンバータ
91      - パイロット カスタム ヘリテイジ91/カートリッジ
18K     - プラチナ 18Kスタンダード/コンバータ
M205    - Pelikan Traditional M205
IM      - Parker IM/カートリッジ
Sonnet   - Parker Sonnet/コンバータ
#3776    - プラチナ バランス #3776 (エボナイトペン芯のもの)/カートリッジ
ギャザード - プラチナ ギャザード/コンバータ
グランセ   - パイロット グランセ/カートリッジ

本栖はさすがで、74日間で0.1gしか水分が飛んでいない。ところが、ヘリテイジ91は特にうたってはいないが、こちらも0.1gしか減少していない。

これが365日後になればどうなるのか楽しみじゃ。

たかださん曰く、この実験の弱点は、購入した万年筆を使えなくてストレスが溜まることだとか。そういえば札幌大会で、M205をお買い上げいただいた。意外に成績の良かったM205を使ってみたい衝動に抗えなかったのであろう。

驚くべきはキャップに穴が空いているParkerのソネットやIM。ものすごい勢いで水分が乾燥していく。

また本栖を除くプラチナ製品の乾燥も早い。ただエボナイト製ペン芯のものは乾燥が若干遅いように思われる。

毎日使っていればインクの乾きなど気にならないし、書き出し掠れの原因にもならないが、インクの色が煮詰まってくるのには困ったものじゃ。特にソネット!

プラチナでもこういう実験を繰り返してマズイ!ということになり、本栖を開発したのであろう。その経緯は週刊ポストでも紹介された。やはり若い人の発想力が業界の宝じゃな!  
Posted by pelikan_1931 at 09:00Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年10月06日

松江の【中屋万年筆】が火事で一部焼けるも、店主ご夫妻はご無事!

既に新聞記事やTwitterでご存じの方も多いと思いますが、松江の【中屋萬年筆店】が、9月28日(水)の昼過ぎに天神ロータリー前向かって右側の酒店の台所から出火した火事の影響で家屋が一部焼けてしまいました。

お見舞いに駆けつけたパピロ21原店長によれば、ご夫妻におけがは無く、久保店主(86歳)は

「自分としては早く開店したいのですが全焼した家屋と背中合わせの2軒(久保家とサーフボードの店)のこの3軒は同じ長屋でつながっているので思うにまかせないのです。店内はビッショリで何回も床を拭き取りました。万年筆のショーケース全体にシートをかぶせたので商品の被害はなし。全焼の家が一日も早く取り除かれる日を待つばかりです。サーフボードの若人の店主も早く開店したい意気込みは自分と同じです。」

と元気に語られていたそうです。

拙者が原店長にメールで「久保さんが大切な修理道具類を運び出されておればよいのですが」と送信したことを、原店長が久保さんに伝えたところ、

両手の親指と人差指、中指を動かされてニコニコと「これが道具ですヨ」・・・と おっしゃったとか。やられたなぁ・・・

久保店主を思い出しながら、目に装着するタイプのキズミを入手した。来年の松江大会3月10日(土)。その時に再会することを楽しみにしながらの報告でした。

  
Posted by pelikan_1931 at 06:00Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年08月31日

個人被爆が測定できる線量計がセーラーのオンラインショップで販売中!

http://sailorshop.jp/SHOP/79-2991-000.html

上記で販売中!

http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=related

の動画もご覧下さい。

高校同級生の医師から教えてもらった画像です!

  
Posted by pelikan_1931 at 20:12Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年08月29日

萬年筆研究会【WAGNER】の流れが変わりつつある・・・

2011年8月28日(日)の萬年筆研究会【WAGNER】は、拙者にとってうれしい展開になった。

3.11以降、土・日が期間限定で出社日になっている会社も多く、しばらくお会いできないでいた方々が休暇を取って参加してくださった。おかげで調整師は5人となり、拙者もゆっくりと参加者の方々とお話しできた。

なんといっても久々の人が何人か参加された。

萬年筆研究会【WAGNER】創設の時のメンバーのH134さんが数年ぶりに登場!乗ってこられていた自転車を、サイクルさん、kugel_149さん、aurora_88さんとともに見せていただいた。通勤用の自転車ということだが、メディチの未開封モデルの値段を軽くオーバーとか。サイクルさんとH134さんお自転車話にはついていけなかったなぁ・・・

仕事が多忙で1年半ほど来られなかったぱいたんさんも今年初登場!万年筆会の元祖あからー。現在は矢立に夢中ということで、N御大から入手された矢立をピカピカに磨き上げたものを持参。N御大から

え〜!磨いちゃったの!駄目だよぅ〜】と小言を言われるも、

こっちの方が、ずっと良いわよ!】と気迫で圧勝!さすが!

今年初めにスペインに帰国したIosepusさんもショートステイで来日して参加!旧交を暖めていた。

札幌在住なのに東京で初参加されたご夫婦、ゼミの先輩に奨められて参加した大学院生がお二人。なんでもその研究室では学生の半分が萬年筆を使っているとか!今度萬年筆使いが全員で参加して欲しいものじゃな。

会場が60屬閥垢い海箸發△蝓EBIS303を使い始めたころのような喧噪にあふれた定例会になった。なんせ目の前に座っている人の言葉が聞き取れなくて身を乗り出すほどだった。

N御大の勉強会では、最初に先日の等Blogのアンケート結果が披露され、以前より格段に細字志向になっているとまとめられていた。

萬年筆研究会【WAGNER】創設当時、らすとるむさんですら【ドバドバの太字が萬年していたので、細字が好きと言えなかった・・・】とか。

なによりうれしかったのは、先日、萬年筆に関する情報を整理したい・・・というメッセージを発信したら、即座に数人が反応してくれ、白髭猫さんが送ってくれたデータ項目をもとに、Bromfieldさんがシステムを組んでくれた。これは今週末の神戸大会で披露されるが、相当の優れもの!

同じ場に集まっていない会員が、相互に得意分野の知識を出し合って、夢があっというまに実現した感じ!

こういう流れが組織として自然体で流れるのを見ると、萬年筆研究会【WAGNER】も新時代に入ったな・・・と感じる。  
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2011年08月19日

本日秋田の万年筆店【aufheben(アウフヘーベン)】がリニューアルオープン!

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2011年08月04日

趣味の文具箱 Vol.20は土曜日の発売です!

2011-08-06 00書店での発売は8月6日(土)です。

今回は記念すべき20号ということで、大型企画が満載!

拙者も8頁執筆している関係で見本誌が本日到着!一足先に楽しませてもらいました。

セーラーの5000万円の限定品、すごいけど売れるのかな?島桑333本分だけど・・・

万年筆cafeや万年筆愛好会【筆楽宴】の記事も写真入りで紹介されてます!  
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2011年06月27日

月曜日の調整報告 【 EBIS303を離れて初めての東京定例会@芝公園 】

2011年6月26日(日)は、長らくお世話になったEBIS303を離れての初めての東京地区での定例会。雨が降るのでは?という予想に反してまずまずの天候に恵まれた。

会場は芝公園近くで、周りを緑に囲まれた(東京にしては)空気の良い場所。先週金曜日の猛暑が嘘のような初夏にふさわしいすがすがしい日曜日。会場となる3階は、窓を全開に出来るため、空調を切って窓を開け放っての定例会となった。

風がすごく、手で押さえていないと紙が飛びまくるというハプニングはあったが、萬年筆研究会【WAGNER】始まって以来最高に気持ちよい天候となった。ペンクリも本来は外気がピューピュー通る会場でやるのが良いなぁ~と思った。とにかく気持ちよかった!

2011-06-27 012011-06-27 02そして何よりうれしかったのが、会場の部屋の真ん前に設置された自販機に、ドクターペッパーがあったこと!ドクターペッパー大好きな拙者にはたまらない。6月18日に博多で飲んだ元祖・ドクターペッパーに比べれば、多少劣るものの、やはり独特の味は後をひく。

けっこう入っている自販機が少なく、拙宅のまわりでは、麻布十番交差点の美容室の側にしか設置されていない。そこが売り切れていたら万事休すだったが、拙宅から自転車で5分のこの会場で見つけられたのはラッキー!

拙者は3本飲んだが、みなさん懐かしがってドクターペッパーばかり飲んでいたので、売り切れにならないかハラハラしていた。

今回は数年ぶりに参加された方、どこのペンクリでも断られた品を持ち込んだ初参加の方、東京転勤に伴い前回は元町会場でお会いしたご家族などいつもにも増してバラエティー豊かな顔ぶれとなった。

萬年筆研究会【WAGNER】の特長として、常連さんより新規の方々に篤いので、何本か調整依頼品があれば、初参加の時がチャンス!うまく生かして下され。

今週末からも、元町(兵庫県)→秋田→笛吹(山梨県)→弁天町(大阪府)→水道橋(東京都)→沼津(静岡県)と、毎週地方大会、定例会があるので、都合がつけば参加下され。

節電のために7~9月は、土・日出勤となる方々も多い。既に会場を押さえてる関係で萬年筆研究会【WAGNER】の日程変更は出来ないが、たまには休暇を取得して参加して下さるとありがたい。  
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2011年06月05日

Fountain Pen Of Japan が 2012年2月に発刊されるようです!

http://andreaslambrou.com/FPOJ.htm 

ランブロー氏からメールが来ました。会員でもあるすなみまさみち氏との共著による
Fountain Pens Of Japan
が2012年2月発売予定で製作が進んでいるようです。
小売価格は$285ですが、各国のPen Collectors Clubに対しては
割引価格が適用されるようです。もちろん萬年筆研究会【WAGNER】も対象!
詳細が決まりましたらまたご案内します。

  
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2011年05月23日

さようなら【EBIS303】、ありがとう【首里天】、そして懐かしき【備屋珈琲店】

萬年筆研究会【WAGNER】で、長年お世話になった会場とお別れするのは今回が二回目。前回は代官山倶楽部とのお別れだった。当時は表定例会がEBIS303で裏定例会が代官山倶楽部。活気あふれ喧噪としたEBIS303と、まったりとして出足の遅い代官山倶楽部(そして朝からお酒も入る)・・・と性格が別れたのも会場の雰囲気かもしれない。

今回のEBIS303での定例会は、全盛期の表定例会のように賑やかだった。そして代官山倶楽部のように、朝から莫大な量のお酒。まるで忘年会のような最後の定例会であった。

普通は【飲んだら研ぐな!】を標榜している拙者ではあるが、【魔王】の魅力に負けて一杯だけいただいたところ、いつもの倍の生産性で調整が進んだ。出来も極めて良く、新たな調整方法のヒントになるかもしれない。もっともお昼からお酒をいただいても良いという会議室はなかなか見つけるのが難しいので二度と無いかもしれない。

東京地区会場としては本年最多の48名(定例会)、そして宴会だけ参加のお二人(kiyomiさんと、仙台から車で参加の会員)を合わせると50人の方々が時間を作って参加してくれた。

二次会は、萬年筆研究会【WAGNER】一回目より利用していた琉球創作料理の【首里天】へ。お休みだったのを二時間だけという約束で特別に開けていただいた。授業員の方も、厨房を含めて3〜4人ということで、かななか料理が出てこなかったが、味は天下一品!おいしく、かつ、懐かしかった。時間限定貸切と知らずに訪れて、店員から事情を聞き帰っていかれる方もいた。

1時間ほど遅れて参加されたkiyomiさんは、【入口から中に入った時、最初のテーブルを見て、記憶のある顔の方が見つからず会場を間違えたのかと思った】とおっしゃって席につかれた。1年間でかなり会員が増え、かつ、いろいろな事情で定例会に参加出来なくなる方も少なくないので、しばらくぶりに来られると顔ぶれの変化に戸惑う事があるかもしれない。

やたら麺類やご飯などのデンプン質に偏った食事を平らげたあと散会となったが、aurora_88さんの【備屋珈琲店】に行ってみよう!というアイデアに、残っていた人でゾロゾロと50mほど奥へ歩いて行くと・・・・開いていた。閉店時刻が20時までなので30分ほどしかなかったが7人で歓談した。7人のうち、この会場を経験したことがあるのは4人だけ。一杯735円の珈琲をおいしくいただいた時に思い出した!この会場を選んだのは珈琲がおいしかったからだと・・・

当時は8人部屋と12人部屋の貸会議室が上の階にあった。最初は片方の部屋に12〜5人で入っていたが、そのうち両方の部屋を借りるようになった。それでも狭すぎて身動きが取れなくなりEBIS303に移転した。当時一階の窓際で一年中販売していたソフトクリームを食べたのも良い思い出!

いずれも重い調整道具と大量のおやつを持ち込む拙者の交通利便性から選んだ会場だったなぁ・・・。次回の定例会会場の芝公園も拙者の自宅近辺だが、内海はやや遠い。ただ内海は東京駅からの交通の便が良いので地方から参加される方には便利だと思う。

かなり会場確保の競争が激しい会場なので、伝説を作るほどの利用頻度になるかどうかは疑問だが、しばらくはそちらで楽しみたいと思う。そちらにもこぞってご参加下さい!
  
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2011年05月16日

【EBIS303】での定例会の歴史

EBIS303は本年末で取り壊し、新しいビルが建設される予定になっている。
そこで萬年筆研究会【WAGNER】では6月からの定例会会場を変えることにし、2011年1月1日のBlogで公開している。

5月22日(日)が恵比寿303での最後の定例会(なんと63回目)となる。拙者の会員番号と同じなので良い節目かも?

萬年筆研究会【WAGNER】が発足した経緯は、kiyomiさんのHPに文章だけは残されている。それがこちらで記事番号:385

2006年1月14日(土)に第1回目が始まった定例会は、第6回目の2006年6月17日(土)からEBIS303に会場を移して以来、ずっとEBIS303で開催されてきた。

その記念すべき6月17日の様子もkiyomiさんのHPに文章だけが残されている。それがこちらで記事番号:520
当時は40峩の会場でゆったりと過ごせたが、最近では80屬硫饐譴鰺用している。

その時には、会員バッジもaurora_88さんから配布された。

それまでの定例会は、恵比寿の備屋珈琲店の2階で実施されていた。また萬年筆研究会【WAGNER】発足前にkiyomiさんのHPのオフ会も備屋珈琲店で行われており、その頃から2次会は琉球創作料理の店【首里天だった。最近は年に1回ほどしか利用していないが、当時は毎月のように利用!

12人の宴会で沖縄焼きそばだけでも36人前注文したこともある。長いときには17:00に始まって23:45まで首里天ですごし、そのあと3:30まで3次会なんてこともあった。

昨晩、予約を入れたら、

その日はお休みなのですが、20人以上であればあけます。ただコースにしてください
え〜!コースは困るなぁ・・・食べるものが沖縄焼きそばやゴーヤチャンプルととか、かなり偏っているので・・・
ああ、ペンクラブ関係の方ですね。皆さんでしたらアラカルトでけっこうですよ!

何と、店長が我々を覚えていてくれた!これには感激!ぜひ大勢で行かなくては!しかも貸切じゃ!臆すること無く萬年筆談義をやりましょう!

なを発足当時のメンバーで、2010年に6回以上萬年筆研究会【WAGNER】の会合に参加された方は、会員番号順に・・・
らすとるむさん、拙者aurora_88さん、TA98さん、298さん、フリッツさんの6人のみ。まだN御大も会員では無かったのじゃ。

仕事の環境が変化し頻繁には参加出来なくなった人もいれば、趣味が変わって別の趣味が中心となった人もいる。ただ、一度でも一緒に過ごした時間があれば、みな友達!

5月22日(日)の【さようならEBIS303】は、そういう方々と現在の会員の方々との同窓会でもある。1次会、2次会とも奮ってご参加下され。  
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2011年04月29日

【ステーショナリーマガジン】と【ステキ文具】

本日はお天気も良かったので、歩いて六本木まで行った。といっても約15分ほど。目的は近所の書店で見つけられなかった【ステーショナリーマガジン】を購入するため。

萬年筆に嵌まる前は、拙者もいわゆる文房具好きであった。伊東屋に行くと最低でも3時間は滞在し、両手に手提げ袋を持った状態で帰っていた。メルシーカードなど一時は段ボールいっぱいくらいたまっていたはず。

萬年筆に傾倒し始めてから相対的に文具全般には興味が無くなった・・・というよりPCでの仕事が大半となり、会社の机に文具を並べて楽しむことが出来なくなったのが一番の原因であったろう。

今回、書店でステマガのとなりに似た名前の雑誌【ステキ文具】というのがあったので一緒に買ってきた。表紙に(わざわざ行きたい文具店 岡山文具旅)とあったのが手を出したきっかけ。

2011-04-29 01この二冊を比較してみた。

ステキ文具の方は、読者のターゲットが高校生、大学生の女性と思われる。文具そのものよりも、その文具を売っている場所や、その文具を使うシーンを訴求し、乙女をほんわか気分にすることを目的としているらしい。その割には表紙の裏に紳士靴の広告が入っているのに違和感がある。

それに対してステマガのターゲットは男性、ならびに【オッサンのハートを持つ乙女】のように思われる。シーンよりもモノ中心にまとめられ、物欲が甚だしく刺激される。今回は鉛筆コレクターも登場している。

今年で250周年をむかえるファーバーカステル特集は見もの。144本入りの250周年記念限定缶(22,995円)は欲しいが、一生かかっても使い切れないだろう。20年前に購入した鉛筆1ダースがまだ半分も減ってない。

でも一時は色鉛筆も含め、海外&国産の全鉛筆の全ての芯バリエーションを持っていたこともある。あの時は集め終わった時点で満足したのかもしれない。書くことよりもナイフでの削りごこちのレポートを日記に綴った記憶がある。当時はハイユニの木材が最高に感じられたが、いまではどうかな?

ステマガの114頁に長刀研ぎのアップ画像とその筆跡を拡大した画像がある。これを見てオヤっと思った。個体差なのかどうかはわからないが、一時ほどペン先が上に反ってなく、また長刀斜面も鋭角になってきている。どちらかといえば長原先生(Sr.)の初期の長刀のような形状に見える。

これは入手してしらべねば・・・・ということで、ココから申し込んだ。拙者は初期の長刀の形状が好きだったので今から楽しみじゃ!

それにコレは回転吸入式であるレアロの初の店舗オリジナル品だしな。WAGNERでも別の色でお願いしようとしている。その事前チェックも兼ねてという理由をつけて逝ってもうた・・・  
Posted by pelikan_1931 at 16:23Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年03月28日

第一回チャリティ・ミニペントレ・・・ご協力いただきありがとうございました

2011-03-28 002011年3月28日(日)、萬年筆研究会【WAGNER】初のチャリティー・ミニペントレを行った。

計画停電や、間引運転のため、参加出来なかった方も多かったが、最終的には35名の方々(新入会員2名含)が参加いただいた。

会場の隣では2部屋に別れて、既に4月1日入社社員の研修がすさまじい活気で行われていた。
節電のため廊下は消灯され、部屋の中もいつもより薄暗かったが、新入社員研修に負けない活気の定例会であった。

ミニペントレの開始は11:30。出品されたものは価格帯もバリエーションも千差万別。けっこう萬年筆以外の掘り出し物が多かったように思う。

このチャリティには、販売金の一部を寄付いただいた方の他に、直接募金いただいた方もいた。

募金総額は

¥88,888

となった!


日本赤十字社東北関東大震災義援金
に3月30日付けで全額を寄付させていただきます!
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
  
Posted by pelikan_1931 at 07:00Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年03月18日

宮城県在住の会員の方のご無事確認

以下の宮城県会員の方、大丈夫ですか? もし可能であれば連絡いただければ幸いです。

00605 GTA さん

残りの方々はご無事確認終了です!  http://goo.gl/sagasu  で避難している方々の安否が確認できます。

あとは仙台湾近くの多賀城市にお住まいのGTAさんだけ!ご無事をお祈りしたい!   
Posted by pelikan_1931 at 03:00Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年03月12日

福島、岩手、宮城各県の会員の方々のご無事確認!

以下の会員の方々のご無事確認終了しました。

福島県;
00031 しゅぼQ さん     ご無事確認!
00055 tenma さん         ご無事確認!
00306 Owllife さん         ご無事確認!
00455 bandai さん         ご無事確認!

岩手県;
01028 こつぶ山椒 さん     ご無事確認!
01800 B1800 さん     ご無事確認!

宮城県;
00522 ムト さん     ご無事確認!
00915 杜都 Gold Pix さん    ご無事確認!
01024 Tomorrow さん     ご無事確認!
01477 attempto さん     ご無事確認!
02584 仙台時計 さん         ご無事確認!
08771 さにう
さん           ご無事確認!
12030 kinoptik さん        ご無事確認!
75000 タカノリ
さん     ご無事確認!
  
Posted by pelikan_1931 at 08:30Comments(29) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年03月02日

セーラー万年筆の中島社長にお会いしました

半月ほど前、友人から、その友人が所属する異業種交流会で、セーラーの中島社長が講師としてお話しされるのだがゲスト参加しますか?というメールが届いた。

メーカートップの方の肉声などめったに聞けるものではないので、大喜びで参加表明した。

昨晩がその異業種交流会だった。通常異業種交流会といえば、若手が多いものだが、今回は平均年齢が60歳近く、拙者と同年代の方も多かった。

受付で名刺をわたし、会場に入っていたら、【たこ吉さんですよね。名前が全く同じなのでびっくりして”ペン!ペン!ペン!・・・”を確認したら同じお顔だったので・・・】とおっしゃった方の名刺を確認したら、桐山勝氏!そう【万年筆国産化100年---セーラー万年筆とその仲間たち】の著者。聞けば、その異業種交流会の事務局をやられており、桐山氏が講師を決めていらっしゃるとか。

これでこの異業種交流会と中島社長が繋がった!中島社長は、企画のK部長といっしょにいらっしゃったので、さっそく名刺交換させていただき、【ペン!ペン!ペン!・・・】をお渡しすると非常に喜んでいただいた。

官僚出身の企業再生のプロ!といえば【冷酷無比の豪腕】というイメージだったが、いたって温和で快活な紳士だった。なにより人を惹き付ける魅力がある。

すごいなぁ・・・と感じたのは、名刺交換しただけで、相手の名前と名刺の図柄が頭にインプットされていること。ある女性が2時間後に別の名刺を差し出されたとき、【アレ?先ほどの名刺と違うのですね】と聞かれていた。

約1時間にわたるお話の中では、ご自身が中学1年以来の万年筆愛好家であること、東大紛争の時の副委員長で、委員長が江田五月法務大臣だったことなどをお話いただいた。

一番印象的だったのは、【厳しい査定や、厳しい評価をする時ほど、真摯に相手の言い分を聞かなければならない】ということ。そういう不都合な場面を部下に丸投げする上司のなんと多いことか!

参加者の2/3が萬年筆でメモをとっているという近年珍しい場面に出会えて幸せであった。参加者数は30人前後と、フランクな雰囲気だったこともあり、中島社長のお話が終わったとたん質問合戦が始まった!こんなに活発な異業種交流会は初めて!もっとも拙者にとっては異業種とは言えないかもしれないが(笑

異業種交流会が終わった後、地下のバーで二次会が始まったのだが、拙者は中島社長の正面という最高の席を主催者から与えられ、1時間ほど萬年筆談義を楽しませていただいた。

そこでも心温まる話を聞いた。国産萬年筆会社としてはライバルではあるが、業界の集まりで三社の経営陣が同席する事が意外に多いらしい。

”そういう場で、プラチナの中田社長は【中島さんは、まだこの業界に入られて2年ほどなので、状況がわからないでしょう】といっていろんな人を紹介してくれた。またパイロットの経営陣の方々からは、【セーラーさん、がんばってね!いっしょに業界をもり立てて行きましょう】とエールをおくられた” とおっしゃった。

【ライバルだからこそ解り合える!】のかもしれないが、こういうメーカー側の信頼関係があり、販売店側の協力関係が出来れば、利用者である我々は居心地の良い萬年筆ライフを楽しめる。そういう日が早く来ることを願いたい。  
Posted by pelikan_1931 at 13:13Comments(7) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年02月28日

この表を完成させたい!

2011-02-28 012011-02-28 02左の表は2011年2月27日(日)のWAGNER@恵比寿でNEXTNEXT氏から見せられたモノ。
2008年から2010年までのMontblancの製品カタログに掲載された型番をEXCELで整理してある。

これを見ると、どのモデルがいつ発売され、いつ廃盤になったかや、ペン先バリエーションも一目でわかる。

またプラチナ鍍金のNo.145などは2009年と2010年とでは製品番号が変わっている。ここでなんらかの変更があったはずである。ではそれは何なのか?を追求する手がかりにもなる。

NEXTNEXT氏は限定品には興味が無く、徹底的に定番品にこだわっている。そしてその変化を追うことに興味があるという学究肌!

彼からの願いは、2007年以前のMontblanc 総合カタログがあったら見せてほしいというもの。この表を過去に向かって伸ばしていきたいとか。

もしMontblancの総合カタログの2007年以前のものをお持ちの方がいらっしゃったら、拙者まで連絡くだされ。

この表は、大手万年筆販売店のMontblancコーナーの人にも好評と聞いた。データよりもまとめ方が画期的なのじゃ!

ぜひこの表を完成させてMontblancの歴史を、これから継続的に追いかけていただければと思う。

連絡は pelikan @ hotmail.co.jp まで! よろしく!  
Posted by pelikan_1931 at 05:00Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2011年01月30日

秋田の萬年筆店へのLink追加!

昨日訪問した、秋田のお店へのLinkを追加しました。【とみや 秋田店】と【aufheben】です。左のLinksから訪問して下され!  
Posted by pelikan_1931 at 08:03Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年12月31日

2010年を振り返って

2010年も本日で終わり。また萬年筆研究会【WAGNER】のイベントも昨日の【年忘れ大バザール】で終了した。

そこで、本年を数字で振り返ってみた。

まずはPen Collectors of Japan が主催した第10回ペントレは、過去最高の入場者。
初日:145名、2日目:126名であった。この模様は海外のBlogでも紹介されたらしい!

以前は物欲趣味人の運動会のような雰囲気もあったが、今年は同窓会的なまったりとした雰囲気が漂っていた。

不景気の影響もあり、各販売ブースの売上は今一歩という感じもあったが、史上最高売上のブースもあり、広報、展示法、背押し法など販売テクニックが求められる時代になってきていると痛感した。


続いて萬年筆研究会【WAGNER】の例会であるが、今年は37回の定例会、新年会、忘年会が実施され、のべ参加者数1,334人。うち会員はのべ1,304名。参加したけど会員登録はしなかった人が30人とういうことになる。

会場別の平均参加者数を多い順に並べると以下のようになる。

第01位 53.75人/04回 神戸(兵庫県) 
第02位 48.31人/13回 恵比寿(東京都)
第03位 38.67人/03回 名古屋(愛知県)
第04位 37.00人/01回 難波(大阪府)
第05位 27.25人/04回 大宮(埼玉県)
第06位 25.00人/03回 博多(福岡県)
第07位 21.00人/01回 広島(広島県)
第07位 21.00人/01回 笛吹(山梨県)   関東地区大会(行政上は関東地区)
第09位 18.50人/02回 仙台(宮城県)
第09位 18.50人/02回 札幌(北海道)
第11位 18.00人/01回 高松(香川)   四国からの参加者は4人
第12位 12.00人/01回 ソウル(韓国)  現地入場者を含めると100人程度?
第13位 09.00人/01回 那覇(沖縄)   沖縄からの参加者は1人

基本的には各都市が所属する地方の参加者が大半を占めるが、高松、ソウル、那覇での大会は一部メンバーの観光旅行のニュアンスが強い。


会員数の推移は以下の通り

2009年末 423人
2010年初 328人 
2010年末 459人   2010年新規入会:131人 2010末会員登録抹消:66人
2011年初 393人   2010年の純増(65人)  参加会員数:373名 のべ参加日数:1304日(平均:3.5回参加/年)


会員の参加回数のベストテンは以下の通り

第01位 37回 pelikan_1931
第02位 35回 aurora_88
第03位 34回 Bronfield
第04位 24回 キャップレス   (御大)
第05位 21回 番長
第06位 19回 あおい
第07位 18回 regulus821    (旅人)
第08位 17回 fuku4
第09位 16回 サイクル
第09位 16回 桃源        (紫好ん)

定例会の開催回数が多い関東地区の会員が9人だが、第七位に札幌の会員がランクインしている!頭が下がります!

来年は40回の定例会となるが、恵比寿での定例会と同じ日に大阪でも定例会を開催出来ないかと現地会員が鋭意調整中!そうなれば参加のチャンスはさらに広がることになるので、ぜひご検討下され!


それでは良いお年を!
  
Posted by pelikan_1931 at 14:00Comments(6) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年12月21日

Link先変更しました

PTAが仏蘭西から直輸入している、 Jean Pierre Lepine の Web ShopへのLinkを追加しました。中にPTAのHPへのLinkも入っています。essayの更新頻度か高まっているようなので、Linkを復活しました。

またTAKUYA HPへのLinkは更新されていますので、再度確認をお願いします。  
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2010年11月24日

TWSBI カラー軸 当選者発表!

http://pelikan.livedoor.biz/archives/51713250.html で実施したアンケートのペン先バリエーション欄に会員番号を入れていただくと
TWSBIカラー軸が当たる!というプレゼント企画をしましたが、当選者が恵比寿定例会で決まりました!
00510:BCNR(愛知) 00812:サイクル(埼玉) 01127:マリオ(岐阜) 01962:エプシロン(兵庫) 08771:さにう(宮城県)5人
11月26日午前0時までこの記事にコメントを入れることで正式な当選となります。コメントが入らない場合、補欠当選の2名の方に商品が回ります。

  
Posted by pelikan_1931 at 18:00Comments(6) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年10月27日

オレンジャー通信 ・・・ 【 くらしと 】で古山画伯発見!

2010-10-27 012010-10-27 022010-10-27 032010-10-27 042010-10-27 05






会員番号:01113 ハ音記号 ・・・ というよりもオレンジ色大好き人間:通称【オレンジャー】しゃんより、【くらしと】が送られてきた。これは大京グループの住居入居者向けの情報誌。

何気なく読んでいたら古山画伯を見つけたとかで送っていただいた。

フェンテの集いでオレンジャーしゃんとお会いしたとき、【知ってるぅ?】とタメ口で聞かれ、【知らな〜ぃ!】とおねぇ言葉で返したら送ってくれたモノ(かなりの脚色あり)。

今年の会員資格更新時に【何かヒトネタ提供する!】と豪語されていたが、ついに公約を果たすことが出来たようじゃ。

なんでも4枚目の画像にあるオレンジ色の萬年筆をオレンジャーしゃんも持っておられるとか。さすが!  
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2010年10月25日

2010年フェンテの集いを振り返って

10月23日(土)、24日(日)の2日間、全国のフェンテ会員が楽しみにしている、年1回の【フェンテの集い】が、銀座の【北欧の匠】の3階、4階で行われた。

懐かしい顔に再会出来て歓談が始まったり、今回はいらしてない方の健康を気遣ったり・・・ ネット中心の萬年筆研究会【WAGNER】よりも年齢層が高い【フェンテ】らしい会話の影で、開始時間の2時間前から会場設営にあたる人々。膨大な量の展示物がテキパキと並べられていく。

何も役割分担しなくても毎年自主的に始まる作業は、なにか、村祭りのような感じさえする。あるいは水戸黄門的な光景といった方が良いかも?

いつも変化に追い立てられている拙者にとっては、この【繰り返しの美学】はとても眩しく映る・・・・

地方のフェンテ会員優先!と書いたせいか、らすとるむしゃんと拙者とでやったペンクリでは、時間はゆっくりと流れた。一本調整する時間はいつもの25%〜50%増し。ある意味で楽しみながらの調整となった。らすとるむしゃんとは肩が接するほど近くに座ったので、いろいろ情報交換しながらの調整となり、非常に有意義であった。

その中の一つがエボナイト製ペン芯の隠れた能力の発見?らすとるむしゃんが古山画伯用に本物の顔料を使ったインク(黄や赤や緑)をアイドロッパー式のダラーペン(安物ペン)にいれたものを作ったのだが、そのペンについているエボナイト製ペン芯だと顔料インクを使っても固まりにくいのだとか!

この真性顔料インクをプラスティック製ペン芯の現行萬年筆にいれたら、あっというまにスリットが詰まってしまう。【エボナイトには接着剤が使えない】とはよくいわれていたが、この接着のしにくさと顔料インクさえ固まりにくいというエボナイト製ペン芯の特徴の間には、なにか因果関係があるのかもしれない。もしあるとすれば、(同じ構造なら)エボナイト製ペン芯のほうがインクフローが良いという経験則を裏付けてくれることになるのだが・・・

今回もペン先の固定が緩くてペン先とペン芯がずれた!という万年筆が持ち込まれた。韓国では持ち込まれた萬年筆の25%程度に同じような症状があった。そしてそれらは、ほとんどがPelikan、Aurora、Pilotだった。

筆圧が低く、萬年筆を寝かせて書く、いわゆる【萬年筆愛好家】ならば問題にはならないが、筆圧が高く、筆記角度が高く(立てて書く)、かつ手首を捻って書く若者ならば、これらのメーカーのオープンニブの萬年筆では、ズレが簡単に発生してしまう。若者市場をターゲットにいれるなら、もう少しペン先をがっちりと固定する方策を講じて欲しいと思う。調整師泣かせ・・・の代表であるプラチナ#3776のペン先の抜き辛さは、ある意味しっかりとペン先とペン芯が固定されている証でもある。

海外メーカーでも、金価格の高騰によってペン先を短くしたり、金の使用量を減らす策を講じるメーカーも多くなってきた。ただ、その際にペン先とペン芯を首軸に固定する能力が下がっていないのかは検証して欲しい。若い利用者の信頼を失った萬年筆に未来はないから・・・

会場には、フェンテのでべそ会長が、創刊号からの50号までのフェンテを持ち込んでくださった。拙者が初投稿したのは11号からだが、その号にはmonolith6しゃんとK西氏も初投稿。K西氏はその後50号まで毎回投稿されているはず。

その頃の拙者の投稿を見ると、なんと【スチール礼讃】なんて記事を書いてた!スチール製万年筆調整は時間がかかるのでやらない!・・・なんて豪語している最近の拙者が、13年前にはスチール製万年筆に賛辞を送っていた。年と共に心が狭くなっているのかも・・・と反省!これからはスチール製万年筆の調整も再会することにした!

もうひとつの大きな発見!これは自分史を書き換える必要のある事項!まだ心の整理が付いていないので、敢えて伏せておこう。こうやって過去の文献にあたることは決してノスタルジーではなく、現在の自分が思い込んでいる事項が、過去の自分によって否定されていた!ということの発見に繋がる事に気付いた。過去に教わることも多いのじゃな・・・

来年度のフェンテの交流貝のスケジュールは、2010年の1月1日付けの拙者のblogに掲載されている。その話を初めて聞いたでべそ会長北欧の匠の若旦那が二次会の席で日程をメモされていた。【聞いてないよう〜】と笑ってらした。ま、目処なので確定ではありませんが、毎年の日程を目処に想定で書いてます(笑

このほのぼのとした【フェンテの集い】が末永く続くことを祈る!今回は熊本からの会員が最遠だったかな?  
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2010年10月15日

韓国大会@ソウル その3 【 Pen Hood & WAGNER 合同ペントレ 】

2010-10-15 012010年10月10日(日)の朝、ホテルに隣接するシティホールでは市民マラソン?のスタートが数回に分かれて行われていた。スピードからみて、趣味で走っている人の群れと思われる。男子マラソンで金メダルを取った過去があるので、日本に劣らずマラソン人気は高いようじゃ。それにしてもすごい人数!

2010-10-15 0210時10分開始のPenHood&WAGNERのペントレ参加に当たっては、風呂敷とル・ボナーのバッグに荷物を入れて参加することにした。

韓国は車社会で、地下道を通らないと反対側に行けない道路がある。一方でエスカレーターもエレベーターも整備されていない地下道がほとんどなので、キャスター付きの大型旅行バッグでの移動は難しい。こういう時に大風呂敷は非常に役に立つ!

2010-10-15 022010-10-15 03日本では10年以上実施しているペントレではあるが、韓国では初めて!そこで左のようなカードを作って掲示しておいた。

日本ではペントレで勝手に渾身の力を込めた試し書きをするような輩がいるのだが、さすが韓国は儒教の国。掲示さえしておけば全員がルールを守ってくれる。

2010-10-15 032010-10-15 04こちらが会場の様子。左は拙者の調整席近くからの画像で、右は入り口からの画像。右画像で右奥の机が拙者の調整&販売スペースじゃ。

左画像で、白いジャケットを着て机に両手をついているのがParker 51氏!

右側画像の右側がWAGNERの販売スペースで、左側がPenHoodの販売スペース。会場が役員会議?仕様になっていて大きなU字型テーブルとマイクが設置されているので、いささか使い勝手が悪かった。しかし、この部屋を見つけるのに、200くらいの施設をあたってやっと見つけることが出来たそうなので贅沢は言えない。韓国では日曜日に使用可能な会議スペースというのがほとんど無いらしいのじゃ!

2010-10-15 052010-10-15 062010-10-15 072010-10-15 08PenHood側で出品されている物はものすごい数!これがすべて売り物かというと、そうでもない。なんせ初めてのペントレということで、とりあえずめぼしい自分のコレクションを持ってきて自慢する。もし譲って欲しいという人がいたら、価格交渉をしてお譲りするというスタンスじゃ。従ってペンに販売価格は書いていない。

これ2010-10-15 112010-10-15 102010-10-15 092010-10-15 12は異国人にはつらい!出物がある・・・と思ってもほとんどが展示品。なかなか販売品にたどり着かないこともあった。次回からはペントレの趣旨を明確にして販売可能品だけを値札をつけて持ち込む!というルールにした方が良いであろう。言葉がわからないと非常に取引しにくい。それでも拙者はN御大などのおかげで出物を2本入手した!

拙者のペンクリでは20人24本の調整を行った。日本のアニメで日本語をマスターしたという学生と現地赴任の元九州地区会員の2本以外は、すべて通訳付きで症状を聞いた。症状さえわかれば、あとは顔色を見れば出来具合はわかる。ただ最初の2本は調整に苦労した。ハングル文字の筆使いがわからないのでどう調整すべきかは試行錯誤だった。

ペンクリに持ち込まれた方々は例外なく若手で、萬年筆を立て90度近く左に捻って持つ。それで縦横の∞を超高速でためし書きしたり、点を中心に30度ずつ角度を変えながら12本の線を書き出したりして引っかかり、線の太さ、インクフローを確認する。いくらハングル文字でもそんな角度は使わないでしょ!と言いたくなる角度での線の細さや掠れも気にしてしまう。まるで自己調整を始める前のダメ出しの女王様のように手強い。

従って調整もペンポイントの腹調整ではなく、頂点の調整となる。しかも細字好きときている・・・。調整師にとっては最悪の要請じゃ。しかし最初の2本で調整のコツはわかった。絶対に線幅が太くなるのはイヤとは言っているのだが、ためしにスリットを多少開いてペンポイント頂点調整を施したペンを渡してみたら・・・親指を上に向けて大喜び。当然線幅は太くなるのだが、彼らにとっては完璧な書き味の方が遙かに満足度が高いこともわかったらしい。

いすれにせよ異国の地での調整はおもしろい。生贄という表現は通じないし、たとえスチールペン先であっても10代の学生さんにとっては宝物!むげに金ペン以外は調整しない!というWAGNERでの拙者流は貫けない。最年少は13歳の少女、最年長は現地日本人で、ほとんどが20代。やはり儒教国家の韓国では、若者が年長者をさしおいてPenHoodに調整を依頼するというのは、なかなか勇気がいることなのかもしれない。

また調整に言葉の壁はない、ペン先を見れば自ずと調整方針は固まる!と信じていたが、どうしたいかという症状を言葉で理解出来ないと完璧な調整は無理と悟ったのも、今回の旅行の成果であった。書く言語が違うと、ペンの持ち方もスイートスポットの位置も形状も変わってくるのじゃ!

朝9時から準備を始め、10時10分に開場したペントレも、あっという間に16:30、拙者のペンクリはそこで終了したのだが、その時点で持ち込まれた人が2名いて、非常に残念がっていた。次回は最終持ち込み時間も広報してもらわねばな。ハングル文字用にスチール製ペン先を調整するには1本平均20分程度必要じゃ。金ペン先なら15分程度でOK!コツはわかった!

韓国の皆さんはペントレは初めてなので、片付け始める時間の見当がつかなかったようじゃ。あまりに楽しかったのであろう!17:00を若干回ったところでやっと我に返ったようで、慌ててかたづけ始めるのであるが、そのスピードにもびっくり!あっという間に会場は元通り!

そして、怒濤の二次会が始まった・・・

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2010年10月14日

韓国大会@ソウル その2 【 Pen Hood & WAGNER 永遠の誓い 】

2010-10-14 012010年10月9日の午後は、PenHood 5名 + WAGNER 5名で昼食を食べに行った。Parker 51氏の配慮で地元ソウルでも、観光客がまず来ない地元の食堂。通りからクネクネとした道を入った民家の門を入ると板張りの接客スペースにテーブルが置いてあるというたたずまい。納豆チゲが美味とのことで、それをいただくことにした。

門を入ると同時に強烈な臭いに圧倒されたが、幸いにも鼻は直ぐに麻痺する。困ったのは板張りに直接座ること。拙者の場合、幼少のころより正座も出来ないし、あぐらもかけない。仕方ないので足を伸ばして壁にもたれかかるようにして座したのだが一つ問題があった。韓国では器を手でもって食べるのは失礼な行為。必ず器はテーブルにおいたままいただくのがルール。

拙者の場合背中を壁に押しつけた状態でしか食べられないので、どうしても箸やスプーンで50センチほど食物を移動して口に入れることになる。必然的にズボンの上にこぼすことになり・・・ワヤ(岡山弁)になった。

2010-10-14 022010-10-14 03しかし納豆チゲは絶妙に美味!豆腐も手作り豆腐のような食感。納豆も通常の納豆をさらに発酵させてあるようで、匂いは強烈だが味も絶品。また付け合わせのキムチもおいしかった。

意外にもPenHoodの方々はそれほどキムチに執着はしていないのか箸が進まない。結局拙者のテーブルでは拙者だけが延々とキムチを追加注文。日本でカクテキと呼んでいるものもキムチの一種だとか!

通常時1個80円くらいの白菜が1000円を超える値段になっている韓国で、キムチはどないするんやろろう?と興味津々だったが、今回食べたキムチ(白菜漬け)では白菜のかわりにレタスが使われていたがこれまた美味!

クワイを甘く煮たものに添えられていた青唐辛子を、それと知らずに食べたら飛び上がるほど辛かった!となりのN御大が【これはおいしいねぇ・・】と言いながらパクパク食べていたのには脱帽!

2010-10-14 04そこから歩いて韓国パイロットのショールーム(というか販売店)に行く途中で女王様が韓国風タイ焼きの屋台にダッシュし何匹か買ってきた。【たったいま食い終わったばかりだろう!】という突っ込みにも負けず甘い物は別腹とばかりにパクついていた。尻尾の部分を少しいただいたのだが、焼きというより揚げという感じ。ただあんこは甘過ぎず良い案配だった。けっこうジャンクフードの屋台が多いのもソウルの特徴か?そういえば綿菓子の屋台もあった。日本ではお祭りくらいでしかお目にかからないが・・・

2010-10-14 052010-10-14 06こちらが韓国パイロットのショールームというか販売店。ただめぼしい物はほとんどが展示品!ジュサブローの漆軸などが当時の韓国価格で展示されていた。

地元に詳しいとの話では、瓶インクなどもまったく補充されておらず、あまり商売熱心な感じはしないとか。展示品はすばらしいのに、販売すべき高級品がほとんど無い・・・という寂しい状態だった。

2010-10-14 07なにやらPenHood側でおもしろい企画を用意しているらしく、ソウル市内の山頂へバスと徒歩で上っていった。行きついたのはTV搭を兼ねた展望台のある丘の頂上。

まず目についたのはくま(仮名)を巨大化させたようなシベリアンハスキーと思われる犬。飼い主の言うことを聞かず、へたり込んで飼い主を困らせている様子がおかしかった。それにしても町中では犬や猫の姿をほとんど見なかった。やはり韓国でも室内犬/猫中心なのかもしれない。

そしていよいよPenHoodの目論見が披露された!それは・・・

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2010年10月13日

韓国大会@ソウル その1 【 Pen Hood 研究室訪問 】

2010-10-13 01今回の萬年筆研究会【WAGNER】ソウル大会は、当時まだ日本の大学に留学していたユウ君が、代官山の裏定例会に参加した時に、拙者が社交辞令?で思いついたこと。それが何年か後に実現出来たのは感慨深い。単なるだった事が実現に至った背景には、韓日両国の言葉を話せる会員の存在があってこそ。

また当時は、その存在すら知らなかった韓国の萬年筆愛好家団体【ペンフード】の方々が、1年も前から我々の訪問に対して準備をしていてくれたおかげじゃ!心の底から感謝している。

今回は三連休とあって、ツアーなど組める状態ではなく、各自飛行機と宿を手配して現地集合!という状態であった。拙者は8日に入って11日の朝に日本に戻るという1人ツアーを組んだ。

2010-10-13 032010-10-13 0210月9日は、日本からの先乗り部隊5人とペンフードのスタッフ5人による交歓会。地下鉄の9番出口に集合して、ペンフードの研究室を訪問した。エレベーターの無い古いビルの5階に重い体を押しあげて、目が回りそうになりながら研究室に入った我々を迎えてくれたのが、ペリカンの萬年筆をかたどった展示物が2個!日本でも販売店に展示してあるが、絶対に譲ってもらえない。それが2本もある!この段階で、ペンフードがただの萬年筆愛好家団体ではないと悟った。

そして入り口を入って左側の壁には、ホワイトボードが!おお、研究室っぽい!聞けば、我々の訪問にあたって、スタッフ最年少でWAGNER会員でもあるシャルン君が中心となって週に1〜2回の日本語勉強会をやってくれていたらしい。しかも最後にはテストもあり、その成績もネットでペンフードの会員に公開されるという過酷なもの!

この学園祭のような規律の取れたノリは、正直うらやましく思った。40年前の高校生の時代を思い出すようで・・・

2010-10-13 042010-10-13 052010-10-13 06こちらが修理・調整で韓国No.1といわれるParker51が使っている道具のごくごく一部。拙者が持っていない物の中から便利そうな物を紹介!

ちなみに真ん中のインナーキャップを押し込む道具は、いただいた。右端はペン先の先端部と根本の厚さを計測する物。研究用途では必需品。さっそく拙者も入手することにした。左端はゴムサックを拡げる工具で自作だとか。

2010-10-13 07研究室らしく、日本の本もたくさん並んでいるが、これはごく一部で、自宅にはこの何倍もあるとParker51氏(40歳)はおっしゃっていた。この研究室も数日前までは所狭しと物があふれていたが、我々の訪問にあわせて整理整頓してくれたらしい。そういえばビル外のゴミ捨て場に韓国語の巨大な萬年筆のパネルが大量に捨ててあった・・・申し訳ない気持ちじゃな。ただそこが儒教国家のもてなしの仕方なのかもしれない。

2010-10-13 082010-10-13 09左側が室内に貼り付けられていたペンフードのロゴマーク。これを見て初めてWAGNERには公式なロゴマークが無いと気づいた。これは急いで作らねばな!我と思わん方は案をお出しくだされ!

右側は今回のペンフード発のペントレに向けて作ったスタッフ・ワッペン!我々もこれを着用して参加することにした。とにかく完璧な準備をして我々を迎えてくれたペンフードのメンバーの気持ちに頭が下がるばかりの研究室訪問であった!そして専門用語が飛び交う会話を、通訳してくれたWAGNERガルボしゃんに大感謝!こんなに疲れた一日はなかったことでしょう。

意味不明の拙者の日本語を、どう訳すか迷っている間に、Parker51氏と拙者が大きく頷いて握手したり・・・修理調整を長くやっていないとわからない事は、言葉ではなくアクションや手の動きで伝わったりもするのでな。

それにしても楽しい午前中であった!   午後の話は明日へ続く!

  
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2010年10月01日

10月2日(土)の毎日新聞の朝刊に・・・・・

9月26日(日) 史上最大参加者数を記録した、WAGNER定例会@恵比寿での取材記事が紹介される予定。

毎日新聞 朝刊です!

ただし北海道と中部地方を除く東日本全域で載る予定!

拙者は九州地区大会へ行くので飛行場で入手予定!

  
Posted by pelikan_1931 at 21:22Comments(8) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年09月17日

【F5.6】に、ウフフ・・な写真

2010-09-17 01趣味の文具箱でおなじみの判佝任茲蝓▲妊献織襯メラ中心のマガジン【F5.6】のVOL.3が本日発売された。

拙者は今回読んでみるまで、【CAMERA magazineが銀塩写真で、【F5.6】がデジタル写真だとは知らなかった。両方とも銀塩写真だと誤解していた。

ホワイトバランスを解説したページは、【ペン!ペン!ペン!ファウンテンペン!】の写真を全て撮影してくれた北郷(ほんごう)さんが撮影&執筆されている。

2010-09-17 02112頁の写真に、左記の萬年筆コンビがさりげなく写し込まれていた。萬年筆好きの北郷さんなので、個人の所有物かな?とも考えたのだが、取材協力:アサヒヤ紙文具店となっていたので、店頭販売商品かも?

金価格が高騰してから18Kペン先が少なくなってきている。特にDELTAはいち早く14Kに切り替えたモデルが多い。スタウトはどうなのかなぁ?

ちなみに、上記のM800は14C-M付き。未使用だが調整済。書き味の良さそうな風貌をしているので、いつ使うか時期を検討中。あと10年ほどは寝かすかな?

2010-09-17 03いよいよ韓国の萬年筆くらぶ【ペンフード】の定例会【10月10日】にWAGNER会員が7〜8人ほど参加する。

我々の韓国行きに合せて【ペンフード】の会合を開催してくれる。うれしい限りじゃ!

そのための韓国語講座が9月26日の恵比寿での定例会で行われる。N御大の講義の後、韓国訪問者が会場片隅に集まって、韓国語の堪能な会員から講義を受けることになっている。

拙者は記憶力に自信が無いので、旅行中は左記のセーラーの音声ペンのお世話になる。けっこうクリアな韓国語が聞こえる。英語と韓国語の本があれば一応ことたりるであろう。出来れば韓国語を日本語に翻訳する本もあれば、相互に遊べるのにな・・・
  
Posted by pelikan_1931 at 17:00Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年09月12日

Link 追加

左側のLinks欄に【みずうみのほとりから】を追加しました!
  
Posted by pelikan_1931 at 12:00Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2010年08月21日

カメラマガジン no.13 発売

2010-08-21 018月19日(木)に判佝任茲蝓カメラマガジン no.13】が発売された。【趣味の文具箱】と同じチームが担当しているのに、趣味文はvol.17 と表記しているのがおもしろい。

7頁の写真は興味深い。陽気なイタリアンがこんなに大勢集まっているのに、皆の眼に憂いが漂っている。おそらくはワールドカップで伊太利亜が絶望的な状況に追い詰められた時の写真なのであろう。

それにしてもLeica M6の75个離侫譟璽爐覆鵑得騎里任呂覆い呂困覆里世、トリミング無しできっちりと上下の写るべきところが切れなく撮られている。この作者はフレーム無しでも画面の隅がわかるほどM6を使いこなしているのだと思った。

フレーミングに自信がないから、いっそのことファインダーは不要!とZeiss Ikon SWに逃げてしまった自分を恥じる。

同じ作者の29頁の作品。柔らかさとコントラストが同居したすばらしい出来じゃ。

B&Wの世界は、撮影のテーマ選定から機材選択、撮影、薬品選択、引伸機材選択、引き伸し、そして印刷までの全てのプロセスが掛算になっている。どこかで手抜きすれば、積はゼロになるという世界。

ずっと昔、写真雑誌のコンテストに入選した際、掲載された写真を見て、あまりに黒も白も深みがないので唖然とした記憶がある。今から30年以上前!その経験からすれば、印刷技術の進歩はあるにせよ、このオリジナルはどれほど美しいのか本物を見たくなる!

おっと、28頁の小さな画像にはTAKUYA製の縫い付けストラップが出ているな。

Heliar Clasiic 75 F1.8とPC ニッコール28F3.5に対する物欲が湧いてくるわぃ。49頁の広告にはBESSA R3Mには75个離侫.ぅ鵐澄璽侫譟璽爐あることも示されているしなぁ・・・・


先週は仕事で3日間沖縄にいた。困った事に2日間は沖縄興南高校の試合と重なったため、仕事など【うわのそら】の人ばかりで、さんざんな結果だった。地元の人がセッティングしたのだが、高校野球の日程までは考えていなかったらしい。

沖縄は暑い!と考えていたのだが、地元の人に聞くと33度以上になる事はめったにないとか。それに海風が絶えずあるので東京よりはすごしやすい。まるで避暑に行ったみたいだった。

2010-08-21 022010-08-21 04ただ写真のように、日差しは東京よりも鋭い。肌がチリチリするような日差しはすごいが、蒸し暑くはない。それでも日向を15分も歩けば日差しにやられて頭がクラクラしてくる。右側写真の女性のように日傘は必需品!

そういえば、渡口万年筆店の店主は、沖縄日傘愛好会の会長で、男性の日傘愛用を呼びかけている。仕掛け人は、沖縄のモノレール会社の代表らしく、日傘を使用するためには車ではなくモノレールで移動したほうが便利だから・・・という奥深い戦略が潜んでいるとかいないとか・・・。拙者も折りたたみ式日傘を持っているが使ったことはない。

2010-08-21 03水分補給を怠ると熱中症になるから・・・かどうかは知らないが、缶ジュースの中には350mlではなく500mlのものが多い。

写真のドクターペッパーなども500mlじゃ。DP中毒の拙者にはうらやましい限り!う〜我慢できない!徒歩5分のところにある自販機まで買いに行くか・・・

2010-08-21 052010-08-21 06街角にある掲示板や張り紙にもなんとなく沖縄臭さがある。左画像は色使いの派手さ!町内掲示板としては派手すぎだと思うがなぁ。また右側は自転車置き場の看板だが英語表記もある。こちらは東京でもあるかもしれない。港区のコミュニティバスの車内放送は、日本語、英語、韓国語、中国語の四カ国語で流れている。もちろんテロップも4カ国語。日本も少しずつ国際化しているのじゃな。

2010-08-21 07こちらは、みゅうしゃんのBlogで紹介された一日10食限定の石ラーめんたそば。沖縄に行ったら是非食べたいと思っていたもの。午前11:30開店の店に、11:25に行って開けてもらい、さっそく大盛りを頼んだ! 平べったい麺の沖縄ソバに食べるラー油と、明太子が乗っている。どこで食べても口に合わない沖縄ソバに困っていたのだが、やっと出会えた絶品沖縄ソバ。邪道だが口に合う!次回も是非食べたいものじゃ。出来れば超大盛りを特別に頼んでな!
  
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2010年08月18日

今年2回目の沖縄! まずは【渡口万年筆店へ】

前回沖縄を訪問したのは今年の5月。WAGNERの沖縄大会の時。今回は仕事で沖縄に二泊することになった。ちょうど3ヶ月ぶり!前回は梅雨で、ずっと雨に降られていたような記憶があるが、今回は晴れ!しかも東京ほど暑くない。東京では37度以上と聞いたが、沖縄では31〜32度。湿度は高いが拙者はジメジメした状態は嫌いではない。

前回は雨の影響もあり、ほとんどの場所へタクシーで移動したが、今回は公共鉄道と足を使うことに!

まずはモノレールでホテルの近くの美栄橋へ。キャスター付きのスーツケースを転がしながら・・・

2010-08-18 01渡口万年筆店へ!お休みかな?という不安もあったが、二階へ上がるとご主人がシャツ姿でPCを見ている。TVではなくPCでTV番組をごらんになっている!なんとなく負けた感じ。

【こんちは!】と声をかけると、驚いたような顔をして、【おやおや、いらっしゃい!今日は仕事なの?あなたのおかげで、ずいぶんといろんな方が訪れてくれたのよ!】・・・と

2010-08-18 02沖縄タイムスのカピー(渡口さんの発音。米軍との商売が長かったので完璧な英語の発音!ほかにもトラブルをトゥラブゥのように発音)を見せていただいた。

改めてデカイ記事だったなぁ・・・と思う。渡口さんはいろんな集まりで、【広告費1,000万円くらい払ったのか?】とからかわれたとか。実は、渡口万年筆店は萬年筆全盛時代、コマーシャルに莫大な費用をかけていたという。

【利益のほとんどを広告費に費やしていたから、沖縄でウチを知らない人はいなかったねぇ】とか。事実、タクシーの65歳くらいの運転手さんに、渡口万年筆店に行ったと話したら・・・

【え、まだあるんですか?若いころあそこで万年筆を買うのが夢だったんですよ。たしか”山は富士、万年筆は渡口”とかいうキャッチフィレーズを新聞で刷り込まれていましたからね】との反応が! 渡口さんはけっして大げさな表現をしたわけではなく事実だったようじゃ。

2010-08-18 03渡口さんが、多少ソワソワしてきたので、聞くともうすぐ沖縄興南高校の試合が始まるとか。春夏連続優勝をかけて異様な盛り上がりを見せているらしい。

仕事で車に乗っている人はラジオにかじりつき、店にお客は来ない・・・という状態になるらしい。ということで、前回WAGNERの仲間と訪問したときには、気づかぬフリをしていた逸品を入手し、店を出ようとしたとき、【眼鏡忘れてるよぅ】との声。前回はカメラを忘れて、国際通りから取りに戻ったのだが、同じ失敗を犯すとこだった。

前回沖縄タイムスの記者の方においしい!と教わった沖縄スバの店までエッチラオッチラと坂を上っていったのだが・・・本日の営業は修了しました!の看板。これも興南高校のせい!お客が来なければ店をあける必要もないわな・・・

タクシーで行った三越でカリユシを三着買ったのだが、5階の紳士服売場にも、お客は拙者だけ。ゆっくりと買い物が出来た!店員さんに聞いたら、興南高校のTV放送があれば、お客様はいらっしゃいませんとのこと。

2010-08-18 04沖縄スバが食べられなかったので、三越7階で日本蕎麦をいただく。ここでも客は拙者ひとり。ならゆっくりとビールでも・・・ということでオリオンビールを一本堪能してから梅おろしソバ一杯。

火曜日は移動日だったのでゆっくり出来た。このまま多少は涼しい沖縄に一週間ほどいたいものじゃ!

  
Posted by pelikan_1931 at 07:00Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック