2005年07月30日

Parker75の本当の初年度モデル

拙者もそうだったが、Parker 75 の初年度モデルを見たことが無い人が多い。
一般にはフラットトップが初年度モデルと思われている。だがフラットトップは最初数年の間作られているし、市場に出ている数も非常に多い。
本当の初年度モデルは写真のような首軸を胴軸にねじ込む部分が金属製だ。当然首軸先端には【0】マークは付いている。もちろんキャップと尻軸先端はフラットトップ!

これは拙者の持ち物ではなく友人のを借りたものだ。
書き味はペン先しだいだが初期のUSA製よりは80年代のフランス製の方がエレガントだと感じる。
バランスはこの初期モデルにつきるが、めったに流通市場に出てこない。
今、一番手に入れたい一本だ。コレクションとしてではなく、日常使いにしたい。
最近Parker75のぐりぐりした書き味が好きになりつつある。

Parker 75 初年度モデル



Posted by pelikan_1931 at 10:22│Comments(10) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | 万年筆
この記事へのトラックバック
Parker 75は1964年に発売された。最初の年だけにつくられたのがフラットトップモデルで天冠と尻軸先端に窪みが無いものだ・・・・というのを信じている人もいよう。ほんの5〜6年ほど前までは拙者もそうだった。下の物を手に取って見るまではな。下の写真が正真正銘の初年度...
初代 Parker 75 再登場【万年筆評価の部屋】at 2006年04月20日 05:48
 今回はパーカー75マニアなら必ず知っているレインボー。別にそれほど美しいわけではないのだが、数が少ないため熱狂的なファンがいる。従って値段もそれなりにあがっているらしい。最近の相場は知らないが、以前は800ドルくらいの値がついていた。当時はスパニッシュトレ...
幻のParker 75 Rainbow Pattern【万年筆評価の部屋】at 2006年04月20日 05:45
Parker 75の本来のニブのバリエーションは膨大だが、日本に入ってきているものは圧倒的にXFが多かった。たしかに40年ほど前には極細至上主義のような風潮はあったらしい。細い字が書けるという事が良い万年筆の条件のように言われていた。万年筆文化が未成熟な段階ではそうい...
Parker 75 太字の悦楽【万年筆評価の部屋】at 2006年04月20日 05:43
 因縁というと語弊があるが、拙者とParker 75とはなかなか相思相愛になれない感じがしている。不思議じゃ。コレクション対象としてはいけてる。ただし日常使いとして拙者のペンケースの一角に半月以上常駐したことはない。 拙者が初めて接した外国製万年筆は、父が持つPark...
Parker 75 との因縁【万年筆評価の部屋】at 2006年04月20日 05:40
 昨年亡くなった義理の母は超派手好き。昔から一貫してオシャレだったらしい。女学生の時は台湾にいて通学はトロッコ。朝早いと服が霧で湿るので、着替えの服も持って通学したとか。 戦争中は、ほかの女性がモンペはいているのに、ツバの長~い帽子を被って白いドレスで道を...
義母の愛用品 Parker 75 マラカイト【万年筆評価の部屋】at 2006年04月20日 05:38
この記事へのコメント
N.Kajita しゃん

拙者、この後で、友人からMintに近い初年度モデルを譲ってもらった。

Parker 75は首軸が内部から痩せて、キャップがスカスカになるトラブルがありませんかな?
Posted by pelikan_1931 at 2008年02月02日 23:25
 こんばんは、「Parker 75」の初期タイプは、貴殿が紹介しているように、首軸(Section)が金属製であり、製造されていた期間が短いために、極めて本数が少ないようです。小生も1本しか入手していません。ヤフオクに1本出てますが10万の初期値のようです。
 「Parker 75」は、現在70本(50種類)ほど集まっていますが限定品は、ほとんどと言っていいくらい、国内では手に入りません。小生のHPでも Lih-Tah Wong 氏のHPにリンクさせていただいています。(http://www.parker75.com/) 彼のHPは凄いですよ。是非、皆さんも覗いてみてください。
Posted by N.Kajita at 2008年02月02日 18:37
N.Kajita しゃん

そこには度々おじゃましてます。
拙者の一番好きなParkerはグリニッジ。
VintageならグラスフィラーのVPと75のマシーフとレインボーじゃ。
書き味はやはり51だが、書き味に飽きてしまう・・・
その点、75とデュオフォールドは飽きないなぁ・・・
Posted by pelikan_1931 at 2007年04月01日 20:29
「Parker 75」は、結構使いやすく30種類、総数は40本を超えるくらい集まってきました。初期の首軸が金属のスターリングシルバーから天冠に宝石の入った物までホームページ「パーカーに魅せられて」で紹介してあります。一度覗いてみてください。
 まだ、我が家にやって来てないのも多くあり、これからそれらに出会えるのを楽しみにしています。 
Posted by N.Kajita at 2007年04月01日 15:41
monolith6しゃん ありがとしゃん。

初代モデルはものすごくコストがかかっているようですな・・・
見てみたいものです。
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月25日 10:28
 最初期型のもう一つの大きな特徴は、クリップの取り付け場所です。キャップに凹を刻まず、天冠部に凹を刻んでクリップが取り付けられています。

 そのうち実物をお送りしますね。
Posted by monolith6 at 2006年02月25日 01:23
Parker 75のコレクターといえば、monolith6しゃんじゃ。ADも含めて純銀軸は全て揃えられているはずじゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月22日 22:47
pelikan_1931様

パーカー75のコレクターに本物を見せていただきました。
首軸の仕上げはさすがです。何か問題があって1年で止めたのでしょう。それにしても惜しい。
Posted by Mr.Snake at 2005年12月22日 21:38
Mr.Snakeしゃん

拙者も今までに一回しかもったことは無い。
ありそうでないのがこれなんじゃ。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月30日 23:33
ここで初年度モデルに出会えるなんて感激です。
どう捜しても正確な情報が得られなかったのでうれしいです。
Posted by Mr.Snake at 2005年11月30日 21:44