2005年08月23日

履きごこちの良い?万年筆 Aurora OPTIMA Green

アウロラ・オプティマのイリジウムは実に不思議だ。BBのイリジウムよりもBのイリジウムの方が体積が大きい。B用のイリジウムを削ってBB用のイリジウムにすることすら出来そうだ。こういうイタリア人の発想がどこから来ているのか、頭の構造を知りたいと思う。彼らの中では理路整然とした理屈があるのだろうがね。


ペンクリをしているとオプティマの不具合として持ち込まれるものがけっこうあるが、ほとんどがペン先の中心とペン芯の中心とがずれているものだ。ペン先を押さえる位置が決まっているのでずれないような錯覚を起こすが、実はアウロラの位置ズレは多い。ソケットが緩いというかばらつきが多いのが原因だ。拙者のようにペン先を一切傾けないで書く場合は問題ないが、傾けて書いているといつしかそうなってしまう。

 

もうひとつの弱点はインクフローが悪いこと。これはソケットに起因する。アウロラではペン芯とペン先をソケットで固定してからペンにねじ込んで装着している。その根元部分を良く見るとキュット絞り上げられている。その狭い部分を通ってインクがはいってくる構造になっている。その狭い部分をボトルネックと呼ぶことにする。

ちなみにOMASやPelikanなどは、ボトルネックが無いペン芯構造だ。Montblanc No.146のペン芯の根元がほんの少し細くなっただけで大騒ぎになったほどボトルネックはインクフローに影響する。分析してみると、同じペン先をカートリッジ式の万年筆にも流用する場合にはボトルネックがある構造になっている。カートリッジ式はボトルネックが無いと、カートリッジの中に管が入っていかずインクも出ない。すなわち、ボトルネックはカートリッジ式の為の物であって、吸入式には不必要だ。設計当初からタレンタムというカートリッジ式の万年筆とペン先ユニットを共有するプランがあったことが、このことから想像できる、、、、なんて考えすぎかなぁ。

0819 FP Aurora Optima Green

0819 FP Aurora Optima Green


Posted by pelikan_1931 at 06:00│Comments(12) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | 万年筆
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ゲゲ!7月26日に【アウロラ 75】として赤軸を紹介したが、1995年の輸入筆記具カタログを見ると、アウロラ75とは今回紹介する金鍍金軸であり、赤軸は【オプティマ75セット】と呼ばれ、万年筆とボールペンのセットで7万円だった。セットでのみ販売する!と書かれてあ...
もうひとつのAURORA 75 細工は最高↑ ニブは小型↓【万年筆評価の部屋】at 2006年04月02日 10:26
このAurora 75はアウロラ社創立75周年を記念して7500本製作。Montbancの限定品は2万本以上作られることもあるが、それ以外のメーカーの限定品は2000でも多いほう。この7500本という本数を聞いたとき売れんのかいなと思った。事実、日本ではけっこう長く店頭に残っていた....
まるでヘミングウェイばりの人気  アウロラ75【万年筆評価の部屋】at 2006年04月02日 10:24
この記事へのコメント
猫好き万年筆好きのエンジニア さん

ペン先だけを引っ張って抜いて、ペン芯のインク溝にペン先のスリットが合うように押し込めば完了です。
Posted by pelikan_1931 at 2019年04月01日 14:38
アウロラのオプティマをFlexニブに交換しようかと思うのですが、自分で出来るでょうか?
Posted by 猫好き万年筆好きのエンジニア at 2019年03月06日 11:50
たしかに、、、
Optima 75 も 76年目に売られたし・・・

オマスのボローニャ大学900周年記念?なんて10年間くらい売ってたし。
もっともアレは定番品じゃったかな?
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月25日 10:34
想像でよろしければ、
 ・企画してから実際に出荷まで時間がかかってしまった。イタリア時間。
 ・85周年を記念するもので、85年目に出したペンではない
あたりではいかがでしょうか。まあオオラカニ。
Posted by aurora_88 at 2006年02月25日 09:13
うう、このあたりはaurora_88しゃんに聞かねば・・・
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月24日 22:29
3
最近イタリア物の人気ランキングでは、OMASを抜いてAURORAがトップに経っているような感じがします。あちこちでの取り上げられ方をみてもそのようです。やはり85周年記念モデル発売ということで盛り上がっているのか。ただ気になるのは1919年創業の85周年というのは算数では2004年になるはず。何故?
Posted by 合炉羅@板後 at 2006年02月24日 12:02
Dahliaしゃんが見かけたのは、現在フェンテのお楽しみバザールに3本出品されているやつじゃ。ちゃんと調整すればすばらしい書き味になりそうじゃ。あのペン先は現在ではほとんど入手不可能じゃから貴重じゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2006年01月29日 11:53
ナルホド・・・。 勉強になりました。
たしかに、硬かったですわ。 (*'ω'*)......ん? ガリガリだなぁ・・・。
と思いましたから。 アウロラもいろいろ奥が深いんですねぇ〜。
僕は88のあのフワフワだったニブが忘れられませんw 最近は硬くなったんですよね。 教えていただき有難うございました。 これで長年の胸のつっかえが取れました <(_ _)>
Posted by Dahlia at 2005年08月26日 11:01
それは、オプティマ発売直後の仕様です。このBlogの最初の方で紹介したAurora75やカルロゴルドーニと同じく先端まで同じ太さの首軸仕様のものについていたペン先。ただし、あまりに硬くてすぐに設計変更。また軸もインク窓の素材が脆くて設計変更したので、市場には残っていない。
もし首軸が先端に行くに従って細くなっているのであれば、ペン先交換したものでしょうな。
Vintage物として飾っておくにはいいでしょうが、使うならMontblancのロイヤルブルーなど性質の穏便なインクしか使わないのが得策かと。
Posted by pelikan_1931 at 2005年08月26日 08:27
アウロラですね、丸善でずいぶん前に試した時、凄いふわふわのペン先に感動したのを覚えてます。 最近のはずいぶんと硬くなったそうですね?最近はアウロラを手にしたことないので、わかんないんですけど・・・。 ところで、前々から不思議に思ってるんですがね、ある文具店で、アウロラの万年筆で、軸は現行なのに、ニブが摩訶不思議なものがあったんです。 現行のはなにやら唐草模様のようなかんじのウニョウニョした模様があって、14Kってありますよねぇ?僕の見つけたそれは、実にシンプルで、アウロラ、14Kこれだけなんですわ。 柄が一切なし! このようなペン先が、チョット前のアウロラにはこのニブがついていたんでしょうかねぇ・・・。 わかりません o(´^`)o ウー
Posted by Dahlia at 2005年08月24日 23:46
アウロラ88の極太ってのは、最近の奴かい?それともVintage?
復刻された直後の88の穂先の長いニブのBは取り回しが難しい。
むかし2年間かけて調整しようとしてものにならなかった。
再挑戦の良いチャンスかも。
Posted by pelikan_1931 at 2005年08月24日 00:04
ソケットの話まで出てきてしまい
いやぁ、ほんとに、もう、脱帽です。
引き出しからアウロラ88の極太が出てきました。
ペン先は、クニャクニャです。
今度、ぜひ、また、面倒を見てください。
Posted by M's Dad at 2005年08月23日 17:38