カーボンインクとの相性最高! Montblanc Proust
本日は、拙者の大好きな万年筆のトップクラスに位置するProustについて
こいつは4本持っている。3本はファクトリーシールドなので空ける訳にはいかないが一本はケースから出してペンケースに入れている。これにも一回もインクを入れていない、、、はずだった。
このほかに2本のProustを買い(いずれもBニブ付)、カーボンインクを入れて使っていた。一本はペントレでお嫁に行き、もう一本は神隠しにあった。そういえばボールペンも一本神隠しにあった。
こいつはプラチナのカーボンインクとの相性が良く、うまく調整しておくと、本当に気持ちよく書ける。
万年筆としては短めだが純銀製ということもあって、重心位置が拙者の好みに合っている。Omasのレイッヒ・ワレサの次くらいに手になじむ重さだ。
さて、本日久しぶりにペンケースからペンを出して重さを量ってみた。水を目いっぱい入れたときの重さが36.6g、水を通常の吐き出し作業で出した後、ペン芯を拭いた段階で35.3g。すなわち吸入量は1.3ccだ。短い割りによく入る。驚いたのはこの後だ。ペン芯をぬぐったティッシュを見るとうっすらと青いインクが付いている。イリジウムを確かめてみると、調整した跡が無い。ということは拙者はインクをつけていない。それが何故インクが付いていたのか?
元々ファクトリーシールドを破ってペンケースに入れたので、以前の利用者というのはいない。
Montblanc社で検品の時に試し書きしたか?しかしほかの限定品でそのような痕跡が残っているものは無かった。
連れ合いがかってに万年筆ケースを開けて試し書きしたか?イヤイヤもし万年筆ケースの群れを発見していたら、その段階でアイアンクロー+ストマッククロー+急所蹴りだろう。従ってこれもない。
不気味っちゃ!既に拙者の徘徊が始まっているのだろうか?少なくともあと30年くらいは大丈夫だと思うのだがのぅ。
Montblancの限定シリーズは発売されると同時に全てを試し書きしている。購入したのも数多くあるが、複数本持つ価値があると判断したのはフィッツジェラルドとProustだけ。前者は機構、後者はバランスで選択した。もしProustがフィッツジェラルドと同じく、器具無しで完全分解できたら言うことは無い。そうProustの唯一の弱点はNo.146,No.149の尻軸をはずす器具が取り付けられないことだ。通常よりも尻軸にある回転部分の穴の間隔がせまく、器具が入らない。従って、特殊ピンセットを利用するしかなく、事故の危険性が高い。カーボンインクを入れるとたまに軸の中まで洗ってあげると安心なのだが、その際に注意しないと軸に傷をつけてしまう。この穴の間隔が狭い事だけがこいつの弱点だ。
いつかは、キャップ、ペン芯、首軸をエボナイトで作ってみたい。
Posted by pelikan_1931 at 06:00│
Comments(27)│
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iketa しゃん
存分にお楽しみなされ
pelikan_1931様
早速の御返信、ありがとうございました。
お陰様で、安心して気兼ねなく使い込めそうです。
突然の書き込みにも丁寧にお応え頂き、感謝しております。
ところどころ拝見しましたが、質・量ともに
素晴らしいブログですね。ひとつの大きな財産だと思います。
pelikan_1931様の末永い御活躍を、心よりお祈り申し上げます。
この度はどうもありがとうございました。
iketaしゃん
そこまで神経質になる必要はない。ブルーブラックなら詰まって固形化したら、ペン芯を外してスキマゲージで清掃するしかないが、カーボンインクは万一かたまっても、それからロットリング洗浄液に浸けてもすぐにカーボンが溶けて元通りになる。心配ご無用!
はじめまして。カーボンインクについて検索していて辿り着きました。
カーボンインクを日常的に使用している万年筆のメンテナンスについて
お伺いしたいことがあるのですが、御教示願えますでしょうか?
2週間ほど前から両用式の万年筆にカーボンインクを使用しており、
大体4日前後で使い切って補充、というペースになっております。
ペン先の裏側が真っ黒になっているのを見ると心配になり、念のため
補充の際には丁寧に水洗いしてから補充するようにしていますが、
固着してしまったインクについては大した効果は無いように見えます。
このような感じで使っていき、月に一度はロットリング洗浄液を使って
洗浄をと考えているのですが、いかが思われますでしょうか?
「もっと頻繁に洗浄液を使ったほうが良い」、或いは「そこまで神経質に
なる必要は無い」など、教えて頂けたら…と思います。
どうか、宜しくお願い致します。
ここでstand_talkerしゃんが初登場だったわけじゃ。
彼にはこの後で、プルースト専用の分解器具を作ってもらった。M764しゃんもご愛用じゃ。blogのおかげでいろんなものが入手出来る。幸せじゃなぁ。
拙者は返ってこない方にかけるな。
待ちきれなくなってプルーストを注文しましたが、届くのはクリスマスあたりです。しかし、すぐに妻の下へ・・・どうせすぐ飽きて戻ってくると踏んでいます。
今は円が安いので来年の5月くらいまで待ってはどうかな?
レイッヒ・ワレサはあきらめて、プルーストに専念します。が、月末にならんと資金が・・・
256命しゃん
OMASのレイッヒ・ワレサの事は忘れさなれ。悪いことは言わん。拙者に取って最高のバランスの万年筆じゃ。手に入らんからなぁ。
pelikan_1931様に影響されて、最近フィッツジェラルドを手にしたのですが、プルーストも気になってきました。しかし、レイッヒ・ワレサというのがもっと気になります。
そう、素人はほとんど持っている時代に、メーカーが超音波洗浄器で水洗していないというのが問題じゃ。
書斎館などは、超音波洗浄器前提に店の設計をしておった。あれば本質じゃろうな。
プルースト、インクが見えたのは先端5mm程です。
開封直後に拡大して割り切り部にこびりついたインクが見えたので、水に漬けたら青インクでした。
>超音波洗浄器
愛用しています。必要ですよね。
皆さんはどのような洗浄器をお使いなのでしょうか。。。。
廉価版で1万円切るものもありますね(私はそれです)。
見つからなくてお困りの方いらしたら、手配できますが。。
ここにいらっしゃる皆さんなら持ってるか (^_^) 失礼。
でしゃばりすぎました。
相当ペン先を深くインク壜に突っ込んで検品してるんじゃろうな。
ほんの少しつけただけなら、水でちゃらちゃらと洗えば落ちる。深くつけた場合は、ペン芯の奥までインクが上るのでそう簡単にはインクは落ちない。そこまで試し書きして出荷されるなら我慢しよう。
でも超音波洗浄器くらい使えよなとも思う。
pelikan_1931さん
私も(極わずかな経験数の中でですが・・)初めてだったので驚きました。
同時に他の万年筆や他メーカの検品方法を知りたくなりました。 (^_^)
ちなみに・・・
当然ながらイヤイヤ譲ってくれた後輩のJ君は徹底的に疑われ、
「本当に新品なんだな?」
「だっていま封を切ったの貴方でしょー!」「じゃあ返して下さい」
「いや、気にするな」
という会話があったのは想像通りです。(^_^)
stand talker しゃん
謎が解けた! 検品後の洗浄不足だったか!
な〜んだ、Montblancも製造後検品は続けてんだ!と安心しましたぞな。
情報ありがとしゃん! 今後ともよろしく。
はじめまして。
pelikan_1931さん、皆様、はじめまして。
親友に誘われてお邪魔することになりました。どうぞよろしくお願い致します。
素晴らしい知識と経験ですね! ちょっと感動しています。
これからも勉強させてください。 お願い致します。
ところで、プルーストですが、私も開封時にニブにブルーインクが付着していたことを経験しています。インクをつけて検品したようですね。
結構な量、付いていましたよ。洗ってね > 検品者さん (^_^)
pelikan_1931さん。
長文での説明、とても判りやすく勉強になりました。
とても魅力あるインクではありますが、手入れがこれほどまでに大変なものとは思いもよらなかったです。(涙)
もう少し手入れが簡単なら使ってみた気がしますが、ちょっと断念するしかなさそう・・・
とっても勉強になりました、ありがとうございました。
なを墨の香りつきインク【リソーカーボンインク】を入れると、かなり丹念に洗浄しないと墨の匂いは長期間取れない。途中で吐きそうな匂いになるので注意。既に拙者ぐらいしか持って無いだろうが、、、
いやはやcommentの長さ制限があるとは思わなんだ。
器具無しで胴軸を完全分解出切る万年筆に使用すると最高に楽しめる!
お勧めはPilot 823。これはペン先まで全て器具無しで分解出来るので安心。
Vintage/現代のPelikanやAurora/最近のOmasなどペン先がユニット化されているものは以下の方法で可能。ただしペン先ユニットの洗浄には洗浄液を何度か変えないとだめ。完全分解できれば少量で済むのがメリットなだけ。
・ペン先ユニットをはずし、小ビン(東急ハンズで100円ほど)に入れ洗浄液に24時間つける(流水洗浄後)
・その間2〜3回シェイクする。あまりに液が汚れたら洗浄液交換。
・軸内にスポイドで洗浄液を注入し、シェイクを繰り返す。色が出なくなったらOK。
・洗浄液が残っているとインクが薄くなるので良く洗い流す。
続く
最も楽なカーボンインクの利用はコンバーター方式のペンで使う事!
洗浄は首軸ごと洗浄液を入れた小さなビンに入れて1日ほど放置し、途中で2〜3回シェイクすれば完璧。コンバーター内には注射器で洗浄液を注入して洗浄。
Viscontiなどのインクフローが渋いカートリッジ式にカーボンインクを入れるとすごい!というくらい変わる。Deltaにも良いかな。
ただしParker 75はペン芯を押し込む穴の内部が非常にインクを保持しやすい構造になっているので難しい。(拙者は実験してない)
続く
love-montblanc 殿
プラチナ・カーボンインクを使うにあたっては、ロットリンクの洗浄液を確保しておく必要がある。15mlを100ccに希釈するタイプが一個160円くらいで画材店で売ってる。拙者は新宿の世界堂で大量に買った。東急ハンズでも売っておるが値段は忘れた。
Rotring Reinger fur Tuschefuller じゃ。最初と最後のuはウムラウト付の独逸表記。
これはロットリングの製図用インクですら溶かすので、カーボンインクなんぞ簡単に溶かす。従って詰まった場合でも安心じゃ。
カーボンインクは粒子が細かいので樹脂との親和性も良く、洗浄液での吸入排出を繰り返すだけでは洗浄は不十分。さらなる技が必要。
続く
M's Dadしゃん
金ペン堂謹製カーボンブラックインキとプラチナ・カーボンインクの関係についてはBlogで公開する内容ではないので、個別にメールします。
別のインクを入れて使っていてもカーボンインクを入れるのには何の問題も無い。ただしカーボンインクを一旦入れたら、ほかのインクを入れるのには完全洗浄する必要がある。
洗浄についてはlove-montblancさんへの回答に含めるぞ。
金ペン堂謹製カーボンブラックインキを使っていますが、
プラチナ社製のものとかなり違いますか?
すでに別のインクを使っているときは、
カーボンインキは入れては駄目ときつく念を押されていますが、
できれば使ってみたい万年筆が何本かあります。
かなり念入りに洗浄しないといけないのでしょうか?
どの程度まで洗浄すればいいのでしょうか?
教えて君ですみません。
pelikan_1931さん、早速のご回答ありがとうございました。
早速、プラチナのカーボンインクについて調べてみましたが、
『水溶性ではないため、一度乾くと再び溶けません。』とか
『カーボンペンなどに使用する際には、メンテナンスなどの
注意が必要となります。』という記載がありますが、
やはり手入れはこまめに行わないといけないんですか?
頻繁にしようしないペンに吸入し中で固まってしまった場合の
ことを考えると少し怖いような・・・気がしています。
まだまだ無知な私にご教授願います。
ここに出てくる【カーボンインク】は、プラチナ・カーボンインク。
伊東屋や丸善では店頭で販売しているが、普通の店には置いていないはず。
このインクは粒子が非常に細かいので、まず詰まることはないし、書き出しでかすれる可能性も通常のインクよりもはるかに少ない。
書き出しかすれを防止する策としては、イリジウム表面にインクを多少残すために、2000番程度のペーパーで傷をつけると効果的だが、カーボンインクの場合には、それも不要。従ってツルツルの表面仕上げでも掠れないので、ますます滑らかな書き味になる。まさに魔法のインク。
同じカーボン系でも、セーラーの極黒(きわぐろ)よりも特製は良い。Pelikanのファウントインディアとは比べ物にならないほど良い。
グラフ用紙の上などに筆記するとわかるが、罫の上でインクが飛ばない!
また、書いタ直後に紙を水道水の下にさらしても色落ちは5%程度。すごい!
pelikan_1931の評価は、細かい部分まで検証されており素晴らしいですね。
私もプルーストが好きで使用しておりますが、完全分解や分解洗浄など考えてこと無かったです。
『カーボンインク』というものを知りませんが、どのような特徴のインクなのでしょうか?
また、どのメーカーのどういう製品なのでしょうか?