最も端正なデュオフォールド グリニッジ
パーカー創立100周年を記念して1988年に発売された【デュオフォールド・センテニアル】は、【75】以降大ヒットの無かったパーカーにとって起死回生の大型商品になったと思う。
ビッグレッド復刻の万年筆とペンシルのセットは万年筆の収納箱付で10万円だったが、どう考えても箱の値段が2.5万円としか思えない値付けだった。このことが同じオレンジ軸を市場投入する際のネックになったと思われる。先に買ったお客さん怒るからね、チンケな箱が2.5万円だったとわかれば。ほとぼりが醒めたころコソコソとオレンジ軸を市場投入した。
拙者は数あるセンテニアルの中で、1999年に発売したGreenwich(グリニッジ)が最も好きだ。当時の定価で6.5万円したが、時間をかけて4本入手(全てXXBニブ)していた。つい先日も追加で一本入手(5本目)。これが下にあるものだ。
元々は一番下の写真が正しい姿だが、どうも一味足りない。発売開始当時のセンテニアルには真ん中の写真にある首軸とペン先がついていた。下の写真と比べるとわかるが、2ヶ所違いがある。一つは首軸先端のリングが昔のものは2本で、最近のものは一本。もう一つはペン先の刻印の屋羽に最近の製品はDuofoldのロゴが被っている。
ここで悩むわけだ。当初のセンテニアルはキャップリングは2本、尻軸のリングも2本、首軸先端のリングも2本で整合性がある。(ただし首軸の胴体側リングは一本)
最近のデュオフォールドはキャップリング2本、尻軸リング1本、首軸先端リング1本で不整合。ところがグリニッジは全てのリングが1本で完璧に整合性がある。唯一の弱点はキャップの先端がストレートな場合、ニブはDuofoldのロゴが被ってないのが好ましい(シリーズ全体を見渡して拙者が独断で決めただけだが)。そこでニブを旧型のものと交換した。首軸付で交換するとリングの数が狂うので敢えて新しい首軸を使用した。これで最も模様のバランスの良いDuofoldになった。
元々黒軸にチェイスされている軸は好きだ。エボナイトなら言うことは無いがそこは我慢できる。出来上がったのが写真の一番上のもの。なんとも丹精で美しい!
ペン先は尾道の元【万年筆の生簀】の平田さんのところで定価で購入したものでXXBだ。真ん中の写真のニブは同時に購入したXXBO。現在も発売しているかどうかはわからないが、XXBのニブは先が丸く研いであるスタブのようで非常に好ましい。拙者、極太スタブに憧れているでな。
インクはペンマンカートリッジのルビーを入れているが、そのうちプラチナ・カーボンに変える予定。このインクを使うとなかなかほかのインクには手が出ない。書き味に占めるインクの割合は大きいからな。

Posted by pelikan_1931 at 06:00│
Comments(15)│
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この軸にチャールズ&ダイアナと書かれていれば限定品として非常に高価に取引されていた。しかしダイアナの不幸のあと相場はどう動いたのだろうか。だれも欲しがらないと思うのは拙者だけ?不幸を象徴するような限定品。限定的に不幸を呼び込むような気さえする。正式名称は....
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威勢の良い万年筆 Parker Victory【万年筆評価の部屋】at 2006年04月21日 04:51
そろそろ2005年も残りわずかになったので、My Pen Of The Year 2005を! 拙者にとって今年は意義深い年になった。不特定多数の人の万年筆をこれだけ調整した年は今まで無かった。例年は年2回+おなじみさん程度の調整しかやっていなかったが、今年はほぼ毎月!良い勉強に...
これは前日のペントレで画伯へ嫁いだ、画伯が狙っていたらしい。幸せに暮らしているかな?
この記事を投稿した時点では、まだMy Pen Of The Year 2005になるとはまったく考えていなかたようじゃな。デザイン的整合性で満足していたわけじゃな。この後のピント調整でブレイクしたのじゃ。
ものすごく潜在力のあるペン先じゃ!
プラチナ・カーボンはどの万年筆にも合う、万能インクじゃ。最高!
これが pelikan_1931様のMy Pen Of The Year 2005なんですね。パーカー万年筆とカーボンインクの組み合わせは試していませんが、なかなか良さそうですね。
まずは、銀座方面から捜されよ。しかるのちeBayなんぞを!
縁ですか。それではまずは、恋焦がれるところからはじめます。
Mr.Snakeしゃん
縁じゃな。それ無くしては見つからんよ。
グリニッジの登場には気が付きませんでした。
わたしは新しい方のペン先でよいので入手したいです。
M's Dad しゃん
1466はいつでも分解できるので安心してお使いあれ!
どうしても仕事で使いたく、あの古漬けペン芯のついた146銀軸に
カーボンインキを入れることにしました。
太鼓判! 大丈夫です。
万一のことがあっても、ノックアウトブロックとロットリング洗浄液とノギスがあれば大丈夫。
めだかさんもノックアウトブロック入手されたようです。
出来れば、ペン先を付け洗いする小さな標本いれ(東急ハンズ)の回転式蓋付きがあれば問題なし!
おたのしみください。
拙者既にグリニッジにはカーボンを入れました。ぜ〜んぜん良い!
何度か出てくる評判のプラチナ・カーボンを先日買ってきましたが、入れるのが怖くて、まだ未使用。ペリカンに入れても大丈夫でしょうか?ロットリングの洗浄液は確保してありますが。コンバーターが使える方が安心ですか?
M800なら3Bですな。
XF,F,M,B.XB.XXBというのが通常のラインでした。そのほかMIとかXXBOとかいっぱいあったはずです。
おっと、もうひとつ。
XXBって、
ペリカンのM800でいうと、
どれくらいの字幅になるのでしょうか?
それにしてもXXBっていう音の響きに親しみがあって…。
私の服のサイズ、XXLなもんで。
ついつい洗脳されやすいというか、
グリニッジを買う現場に居合わせたりすると
自分も1本買ってみようかしらん、などと衝動がよぎる。
グリニッジは、ルマンのオペラのようであり、
オノトのマグナのようであり、だんだんと頭から離れなくなる。
同じ「グリニッジ」で、ロレックスのGMTマスターがあるからいいか!