2005年10月06日

Pelikan M200 茶縞 with 18C nib5

 最近このBlogのコメントの中にもしばしば出てくるが、PelikanはM400系のペン先ユニットが標準化されているのでペン先交換が楽に出来る。これが我々のPelikanライフを非常に楽しくしてくれている。M400系といわれるものを列挙してみると

M500    最初は柔らかな14Cニブ、その後14Cの硬いHMとかHF付に変更
旧M600   最初はほわほわの18C、その後硬い14C、その後硬い18C付へ。全て金一色
旧M350   12Cニブ付 その後回収されてM250に改名?
M200    現在もある金鍍金ペン付
M250    出たときから硬い14C付 金一色ニブ
旧ペリスケ M200と同じなのに値段は半額で金鍍金ペン付
M400    現行に続くモデル。最初は硬い14Cで金一色ニブ、その後バイカラーニブ
M750    シルバープレートボディ。最初から硬いバイカラーの18C付

M760    ゴールドプレート。最初は18Cの金一色の柔らかい18C付、すぐ硬い18Cバイカラー
M700トレド 最初は18Cの金一色の柔らかい18C付。後に硬い18Cバイカラー付
M710トレド 最初から硬い18Cバイカラーニブ付
M730    キャップと尻軸が純銀。硬いバイカラーの18C付
三越オリジナル金貼ボディ 硬い18C金一色
1931シリーズ限定品(金無垢、緑、青、金貼、1931トレド) 硬い18C金一色ニブ
新ペリスケ 金鍍金ニブ
M430    純銀の尻軸とキャップ。18Cの硬いバイカラー
旧M450   バーメイルのの尻軸とキャップ。18Cの硬いバイカラー
新M450   バーメイルのの尻軸とキャップ。18Cの硬いバイカラー
M420         純銀の尻軸とキャップ。18Cの硬いバイカラー
M405         現行M400の仕上げ違い。硬い14Cバイカラー

 記憶だけを頼りに書いているので、抜けや間違いがあるやもしれぬ。あったらコメントへ。なを、現行のM600用ニブもM400に入れられるという人もいるがシリーズとしては別なのではずしておいた。そして同じM400でも時代とともに模様も替わっているので、組み合わせは無限に楽しめそうだ。

 写真はM200の茶縞軸に、旧M600の18Cニブ(ほわほわに柔らかいBニブ)を取り付けたものだ。拙者の大好きな【羊の皮を被った狼】的な万年筆。スチールペンだと思って書いてみると、誰もがびっくりする柔らかさ。普通の人では使いこなせない。一週間でペン先を開いて壊してしまう。1980年代末期から1990年代初期のM700トレドにもこのペン先が付いていた。良い時代だった。


2005-10-06 AM Pelikan_200_18K_Nib



Posted by pelikan_1931 at 06:00│Comments(12) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 | 万年筆
この記事へのコメント
拙者も忘れていたが、掲載した万年筆はM200のBニブ付じゃな。
しかも柔らかいころの金一色ニブがついている・・・・

あ、思い出した。Levengerで買った軸に、初代M700トレドに付いていたBニブを移植したものじゃ。M700とれどには同じころのBBニブを移植したのじゃった。
初代M600についていたのは事実じゃが、拙者はEFしか購入していない。従ってM600からの移植は記憶違いじゃったな。
Posted by pelikan_1931 at 2006年02月02日 18:08
ありがとさん、やはり記憶はあてにならんな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月03日 21:17
URLに画像をはりつけておきました。
Posted by 黒船 at 2005年12月03日 08:47
M430はキャップは純銀ですが、尻軸は黒だったと思います。
Posted by 黒船 at 2005年12月03日 08:44
daikoしゃん

ひっくり返してこんにちは!は拙者もしますぜ。ほとんど背泳ぎってことはないがの。

背面を研いでも醜くならないのはMくらいまで。BやBBを研いでも極細スタブになる。これはこれで良いんじゃがな。

それとひっくり返してもかけるように調整すると、フォルムが美しいんじゃよ。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月06日 18:57
(140はこれで玉砕した。Pelikanは太くなるほどnibの先に窪み(concavity)が生じてそれが掠れの原因になる、ウチではそれをまっすぐにregrindして新品を売ってますぜ、というサイトがあったな・・・などと思いながら)やっているうちになんとか改善された、でもスタッブになっちゃったー。なんとも中途半端な結末に。でもひっくりかえして書くなんて人前で書かないにしても格好悪い。たぶんこのブログの方々は、しない。細い万年筆に換えりゃいいじゃないか・・・。金ペン堂のご主人がひっくりかえしてもウチの万年筆は書けますよとやってみせてくれるのは、そのくらい丁寧に調整してますよ、ということであってそれ以上の意味はないでしょう。海外と日本の万年筆へのこだわり方はかなり違うように感じます。文字も書き方も違うから当たり前と言えば当たり前のことですが。
以後、愚痴は慎みます daiko
Posted by daiko at 2005年10月06日 17:59
最近m250を手に入れました。普通に書くと0.9mmのカーシヴ・イタリック、ひっくり返すとノーマルのFで書ける。こりゃ便利だ、と思ったのです。それにいずれトレドや1935(100の代わりに、もうvintageは140も400もこりごりだとそのときは本当に思っていた)を手に入れて気に入ったニブに差し替えよう、と。でも書き出しでインクがなかなかでてこない。フローの良さそうなインクに換えても最初がつまづく。ストレスが溜まる。中学生の頃爆発的に流行った、みんな持ってた○ッ○・ボールペンで書く位、た・ま・る・これを英語で説明してまた送り返すのも億劫だ。そこでその昔、烏口(からすぐち、今でもあるのかな)を研ぐのに使っていたオイル・ストーンでそろりそろりと・・・・つづく
Posted by daiko at 2005年10月06日 17:56
stand talker しゃん

確かにPelikanのKMって何なの?と思うわな。拙者も何本か購入したが、正直何も覚えていない。手にも感触が残っていない。

MontblancのKMやPelikanのシャイベンは感触が残っている。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月06日 15:19
ペリカン250ボルドー軸の12Cを見たのは、数年前の地元伊勢丹のペンクリでした。ある女性が持ち込んだペンで、プラチナのW先生は、「ほ〜、これはね、ほんの一時しか輸入されなかった珍しいペン先なんですよ。いいですね、これからも大切にしてあげてください。」と仰っていたのが印象的でした。隣でそれを初めて見た私は、このブログを見るまで元は旧350とは知りませんでした。初めて買ったペリカンもM250(黒)で、吸入式の最も安い金ペンだから入手出来た訳だけど、あの時の嬉しさは未だ新鮮です。
Posted by フリッツ at 2005年10月06日 13:50
うーーん、リストアップして下さると、全体が俯瞰できて助かります。
なんか地図がないと、自分がどこにいるのか判らなくなってきますね。

pelikan_1931さんの万年筆の扱いを拝見していて気がついたのですが、インクが入ったまま、ペン先ユニット交換していらしたのですよね。
これは結構エポックで (^_^) ここ何日か、気に入った軸を使いながらペン先だけ交換しつつ、仕事を続けるという快楽に耽っております。(^_^)

比べるていると400系のKMニブって、なーんか特徴がないんですなぁ。モンブランのKMは特徴的なのに。。。今度調整をお願いします。SBBと勝負させたいのどす。>pelikan_1931さん
Posted by stand talker at 2005年10月06日 12:40
最近、M350の12C付を海外から入手したが、平凡だったなぁ、、、
昔も12Cという珍しいのが気に入って買っていた。Fばかりだった。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月06日 09:37
いまのようにインターネットで
ヴィンテージ・ペリカンをなかなか入手できず、
ただただ証言を頼りに400NNを探していた頃、
それは“原型”と呼ばれていた。

400系がM400へと変わっても
やっぱり“原型”と呼ぶのにふさわしいモデルだと思った。

最初のM500は、金ペン堂に到着した日にたまたま出くわした。
調整が大変そうだけど、びしっと調整したのは、
原型ぐらい書きやすくなるね、と店主がニコニコしながら言った。
それから1週間か2週間ほどして、BBを手に入れた。

実はM350の12Cのペン先で、
たしかFだったと思うが、
メチャクチャ書きやすいニブがあった。
硬かったけどね。
Posted by M's Dad at 2005年10月06日 07:00