1940年ごろのマイナーブランド Penol
写真で紹介している万年筆はPenol(ぺノール)というマイナーブランドの製品で、左がPenol No.8(1935年製)、右がPenol Ambassador Senior(1940年製)だ。入手前は独逸製だと思っていたのだが、軸色の派手さと吸入機構がボタンフィラーな事から考えて、独逸製では無い可能性が高い。知っている人いたら教えて欲しい。
これは独逸の万年筆販売店のグループがはじめ、半年でクローズしてしまった万年筆のインターネットオークションで購入した。宣伝が足らずほとんど誰にも知られていなかったので、すばらしい品がめちゃくちゃ安い金額でGetできた。SheafferのCP1が20ドル、Montblanc 644が100ドルというようなレベルだった。
その中で、このPenolはそれぞれ100DM(50ドルくらい?)の強気の価格設定だった。到着して、あまりの軸の美しさに感激した。どう考えても独逸人の感性ではないなと思った。左のNo.8はスチールペン先、右のAmbassadorは14金ペン先付だ。Ambassadorのニブの形状を見てほしい。当時の流行なのか、非常にエッジに行くに従って急勾配になるような研ぎをしている。これはものすごく書き味が良かった。このBlogでのはやり言葉で言えば、ピントが合う研ぎなわけだ。本来なら絶対に手放さないのだが、キャップが後ろに挿せなかった。ブラインドキャップをはずせば挿せるのだが、そんなことをすれば、ブラインドキャップを紛失してしまう。なやんだ挙句、お嫁に行くことになった。Ambassadorというくらいだから万年筆仲間の親善大使として、話題になってあげて欲しい。そういう願いを込めて紹介した。


現在Ambassadorの曲線を参考にピントの良い研ぎを研究している。
Posted by pelikan_1931 at 18:00│
Comments(9)│
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万年筆 |
万年筆
やはりVintageのOMASのような柔らかさは良いですな。
5年ほど前、VintageのOMASは1000ドルくらいで取引されていました。50年代No.149よりもずっと高かった!
その理由がいまごろわかりました・・・とき既に遅し・・・
師匠
そういう理由があったのですか、なるほどです。
柔らかい物ほど調整は難しいし、調整後の狂いも出やすといういわけでしょうか?。
149の中金の14Cと18Cは意外にペン先の地金自体は厚いようで不思議に思っておりました。書き味を維持するには剛性さも必要ということでしょうか?。
やはり、むやみに削るのは邪道かも知れません。すこし反省しています。
ニブが薄いのであれ以上は穂先を長く出来なかったんでしょうな。穂先を長くして書き味を維持するのは非常にむつかしいですからね。
師匠
本当だ!!。見ただけで柔らかさを感じてしまいますね!!。
穂先のカーブがなんともいえない曲線でいい感じです。
あれで穂先がもっと長ければ・・・と欲をかいてしまいました。
このPenolのニブと同じ形状に研ぐと、恐ろしいほど柔らかい書き味になる。研ぎの教科書とも言うべきペン先じゃ。右側の方じゃよ。
Carterしゃん
そうじゃ。いやぁ、古い記事を発掘されると、色々ボロが出て面白いし、記事自体が進化するようで良い。ぜひ、今後とも続けてくだされ。
デンマークの会社ですか。それにしても、本当にMontblancに良く似た軸です。
BigBenもデンマークでしたよね。後のBlogで書かれていました。
フリッツしゃん Thanks.
以前Penolはデンマークの会社と御主より聞いたのを思い出した!
そうPenolのオレンジ軸は一度eBayで見かけたがな。
それからBig Benの赤軸も見かけた。このメーカーもヨーロッパの小国とすなみ氏に聞いたのだが(しかも2回も)忘れてしまった。
Penolはコペンハーゲンに社を置く、デンマークのメーカーです。確かに一見ドイツ風でもありますが、細かく見てゆくとセンスが若干違う気がします。そのセンスとは安っぽいのは確かだけれど、ドイツの中堅どころ(モンブランを含む)程田舎臭くないという点です。Penolの1950年代のモデルでさえ、ボタンフィラーなのを見るとやはりドイツ国外では、ピストン吸入式の特許料が高かったのかも知れません。ところでこのメーカーのオレンジ軸は、モンブランのデンマークモデルに似ているので、やはり同じデンマークとして何か関係あるのでしょうかね・・・。