2005年10月17日

宝石のようなゴルフ・ペンシル Parker Duofold5

 拙者のペンシルコレクションは一切の一貫性が無く行われた。COMBOに始まり、Pixタイプ、タッカウェイ、超小型ペンシルなど、その時に気に入ったものを一時的に集めて、すぐに飽きてしまう、、、の繰り返しだった。

 その一種がゴルフペンシル。拙者はゴルフはやらないので、現在でもそうかどうかは知らないが、このペンシルがはやったころは、ゴルフのスコアを鉛筆で書いていたようだ。首から吊るすチェーンに取り付ける輪がついており、これにチェーンを通して吊るしておき、スイングする時には胸ポケットに入れておいたのだろう。

 もっともチェーンが残っているものはほとんど無い。おそらくは、チェーンを使わず、ズボンのポケットに入れて使ったのではないかと想像する。

 ゴルフペンシルは安っぽいものが多いが、なかにはちゃんとした万年筆メーカーが作ったものもある。Sheafferが積極的に超小型のゴルフペンシルを作っていたが、これは女性ゴルファー目当てだったのかもしれない。Lady Sheafferなどという、女性にターゲットを絞った商品群を出していたのでゴルフペンシルにも力を注いでいたと想像してもおかしくはないわな。

 そのほかではイタリアのOmasが非常にエレガントなゴルフペンシルを出していた。セルロイド製でしっかりとしたつくりだった。これは今でも拙者の宝物だ。

 拙者が美しさNo.1と評価するのは、写真のラピス・ブルーのParker製ゴルフペンシル。おそらくはParker Duofoldのラピス・ブルー軸シリーズの末席にいたペンシルだと思う。値段はけっこう高かったのではないかと想像する。当時の直線主体のパーカーの工作機械で、この曲線を出すのは相当難しかったじゃろうな。かなり割高になったのでは?

 それとも素材を渡して工作はOEMでやったのじゃろうか?日本と違って下請け構造が発達していなかった米国ではそう簡単ではなかったろう。修理は全てブランドメーカーが責任を持つという仕組みでは品質問題もあってOEM化は困難だったと思うがな。

 それにしても美しい軸色だ。いったい素材は何なんだろう?


2005-10-17 PM Parker_Golf_Pencil



Posted by pelikan_1931 at 18:00│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ペンシル | ペンシル
この記事へのトラックバック
Parker Lucky Curve Duofoldのキャップの先端のエッジが立ったモデルが1928年に終了し、翌年からはParker streamlined Duofoldが作られた。このLapis Blue軸は本当に綺麗だ。万年筆はボタンフィラー、ペンシルは回転繰り出し式で、逆に捻れば芯が引っ込むタイプ。購入したの....
番外編:宝石をちりばめたような高貴なペンシル・・・・でも丈夫!【万年筆評価の部屋】at 2006年04月15日 06:16
Parkerの回転式ペンシルでは、Parker 75のカボションが付いた0.92??の芯のものが一番好きだが使う時にどきどきしてしまう。拙者、ボケのせいかあちこちに筆記具を忘れる。遺伝だ。さすがにParker 75のくだんのモデルなど今なくしたら元も子もない。従って通常はあれこれ着替....
番外編:Parker 全盛期のペンシル! 力が抜けた良い作品【万年筆評価の部屋】at 2006年04月15日 06:13
 Parker Sonnet(万年筆)はプリミアが失敗したパーカー75の地位にたどりついた製品。ただしやすやすとその地位についたわけではなく【御大もそろそろ歳だし、頼りないけど2代目を盛り立てるか、、】と町の長老が談合して決めたような後継者だ。キャップトップの穴から空気....
隠れた名品 ソネットペンシル(純銀)【万年筆評価の部屋】at 2006年04月15日 06:12
 このペンシルは衝撃的だった。ビッグレッドとのセットで10万円(箱付)で発売された時には、正直ペンシルには興味が無かった。万年筆一筋だったころなので、万年筆欲しさにペンシルと箱も買っただけだ。従って期待も無しでペンケースにはいったまま忘れ去られていた。 ....
Duofold 復刻 オレンジのペンシル【万年筆評価の部屋】at 2006年04月15日 06:10
 このペンシルを購入したのは1992年の1月。雪の降るニューヨークの文具店で見つけた。 何の目的でニューヨークに行ったのか?目的は2つあった。音楽にまったく興味が無い拙者がミュージカルなど見るわけが無い。 一つはFountain  Pen Hospital【万年筆のワンダーラ...
雪のNew Yorkで買った緑のペンシル【万年筆評価の部屋】at 2006年04月15日 06:06
この記事へのコメント
同じ素材の万年筆は高いじゃろうな!
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月03日 21:24
このペンシルと同じ素材のデュオフォールド(Vintage)が欲しいです。
Posted by Mr.Snake at 2005年12月03日 09:30
へぇ、ゴルフやるひとでもペンシルが無くなるのは気になるんだ!
なんかうれしいな。

そのセットのゴルフペンシルは最近の作なんでしょうかね。
最近のゴルフペンシルがどんなものか見てみたいもんどす。
Posted by pelikan_1931 at 2005年10月18日 20:17
カリフォルニアの「ぺブルピーチ・ゴルフリンクス」の土産物屋を見ていたら、コンウェイ・スチュアートのディンキーを入れるような革ケースに
ゴルフペンシルと、グリーンマーカーと、グリーンフォークがセットされたのが売っていました。このセットは革ケースごとベルトに通してプレイするように考えられていました。
ある時、トム・カイト氏のいとこで、USPGAの公認コーチの資格を持ったドン・カイト氏にそのセットのことを訊いたら、あれは優れたセットだけど、ペンシルだけなくしてしまう。それが気になって、スコアが伸びない。だからほとんどの人が使わない、と。今はプラスチックの、楊枝のような簡易ペンシルが一般的だと。あれなら、何本なくしても気にならならないなぁ。
Posted by M's Dad at 2005年10月18日 07:20