2005年11月27日

オマス 春の色の万年筆5

 オマスというメーカーを知ったのは昭和時代の文房具のムック本。当時一本も万年筆は持っていなかったが元来の文房具好き、また、高校生の時には何十本も中国製万年筆を買っていたこともあり、文房具特集のムック本は必ず購入していた時代。

 その中で【オマスはオーセンティック】 とか【オノトを彷彿とさせる書き味】というような表現があり興味津々であった。元来は偏屈者なので、人と同じものはイヤ!という気持ちも強く、万年筆遍歴の比較的浅いうちにOMASに嵌った。

 当時日本に輸入されていたOMASには黒軸しかなく、それが拙者の出費を抑えてくれていた。OMASに色々な色軸があったら破綻していたのは確実じゃ。【パラゴンのEF,F,M,Bをそれぞれ2本ずつ】なんて買い方をしていた。人前での試し書きが出来ないほどシャイだったでので、いっぱい買えば一本ぐらいはあたるじゃろうと。
 
 好きな万年筆が増えるにつれてこういう買い方が出来なくなり、しょうがなくて調整をやり始めた。自分で調整をする人の中には【人前で字を書くのは直腸ガン検診と同じくらい恥ずかしい】と考えている人が多いかもしれん。

2005-11-27 AM Omas_Ogiva_Green_B2005-11-27 AM Omas_Ogiva_Yellow_B

 そのOMASが狂ったように限定品、色物、柄物を出しだした時には、戸惑った。オマスの限定品は全て購入していたのじゃが【ユニセフ】あたりで目が覚めた、好きな軸を買うのではなく惰性で買ってると気付いた。そこでむやみに限定品を買うのをやめ、好きなものに絞ることにした。これで限定品の無限地獄から脱出出来た。

 そうしてOMASを買わなくなってしばらくして、eBayでここにある2本に出会った。ミロードタイプでペン先はガチガチ、OMAS最悪の時代の万年筆じゃが、軸の綺麗さには勝てないし、書き味はなんとか出来る。

 想像以上に綺麗な軸じゃった。拙者は黄色とかライムグリーンの明るいものが小さいころから大好きじゃったが、まさにその色!同じ黄色でも【檸檬】や【マンダリンイエロー】の肥料が効いた黄色ではなく、無農薬のレモン色。また春の木の芽からチビっと出た葉っぱのような綺麗なライムグリーン。日本人や米国人の脳には発想できない色じゃ。

 しかし、こういう色の万年筆にどんな色のインクを入れればよいのだろうか?ライムグリーンの軸にはセーラーの香りつきインクの薄いグリーンを入れていた。ただ黄色軸にはついにふさわしいインクはついに見つけることが出来なかった。綺麗な黄色のインクはあるのじゃが、書いても見えんかった・・・



Posted by pelikan_1931 at 04:30│Comments(30) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 万年筆 
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 正式名称は【OMAS IX Centenario】という。イタリアのボローニャ大学創立900年を記念して1988年に発売された。てっきり限定品だと思っていたが、しっかりとOmasの定番カタログにも載っていた。1988年に発売された時にはOmas Gentlemanと同じ14金のペン先付だったが、定番...
OMAS ボローニャ大学記念 だまされた!【万年筆評価の部屋】at 2006年04月03日 19:32
OMAS GentlemanというモデルはOMASの歴史の中で高らかに語られることは無い【普通の万年筆】だ。パラゴンと同じ大きさでペン先が金一色の安価版モデルと思っている人も多い。たしかに80年代後半のパラゴンが日本で発売されてからはそのとおり。ペン先もやけに硬い。しかし....
1970年代のOmas Gentleman 【紳士の筆記具】【万年筆評価の部屋】at 2006年04月03日 19:30
この記事へのコメント
298しゃん

【世界の社食から】はNHKの番組。題名は超長寿番組【世界の車窓から】のパクリとしか思えないなぁ・・・

それにしても3メートルの岩だと思っていたら、山頂の岩の破片が巨大な植木鉢に入れられたものだったとはな。

またMontblancの社員が若者ばかりだったのにもびっくり!てっきりマイスターのおじいさんばっかりだと思ってた。

もうすっかり以前のMontblancの社風は変わっているのであろうな。

Posted by pelikan_1931 at 2007年06月24日 11:12
びっくらしました〜♪ 昨日の裏定例会で現実に、4810 にかかわるモンブランの社員食堂の映像が見れるとは!! これはびっくりです。 
それにしてもすごい番組ですね〜♪ 内容もですが番組名も・・(笑)
リンクのURLに3mの名残??の決定的写真がでてました。 
Posted by 298 at 2007年06月24日 05:49
ネオソフトしゃん

広報ありがとしゃん。
Posted by pelikan_1931 at 2005年12月10日 18:15
4807-4810問題の結末が万年筆談話室に出ています。
結局は3メートルの岩はMontblanc社の社食に実際にあったようです。
Posted by ネオソフト at 2005年12月10日 11:07
>穴をあけてもペン芯との関係が良好になるわけではありません。
そうでありますかぁ 1.善意に推測してペン先が固くなったのと関係して、かたくなったニブを本体に装着しやすいように柔軟性を持たせるためかな?と考えたり、2.ニブの先っぽを厚く硬くしたぶん書き味には影響ないところで削減し全体で重さ(金の使用量)を変えないようにした・・ とかではないかなぁ と思ってましたぁ。 2.は同じ太さのニブで新旧比較できるとわかるかも・・  (笑)
Posted by 298 at 2005年11月29日 23:58
ニブホールの件は、素人だと思ってごまかそうとしていますな。
穴をあけてもペン芯との関係が良好になるわけではありません。これはごまかし。まさか、コストカットとは言えません。

モンブラン本社の住所がわかれば試してみたいものですな。
でも解像度1メートルならミサイル基地もわかりそう。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月29日 23:23
ニブホールの件も回答いただきました。 リンクURLをご覧ください。

3mの件・・ Googleでは好きなとこの衛星画像が見れるらしいのですが、これでモンブラン本社を見る。 庭に3mの山があればわかるはずですが、解像度が1mのはたぶん有料でしょうね。 以前、テストをやってみましたが我が家のパソコンと相性がわるくソフトが動きませんでした。TT

Posted by 298 at 2005年11月29日 23:00
さすが298しゃん

よくぞ調べてくれました。
しかし、一回会社訪問してみたいものですな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月29日 22:10
モンブラン社より回答いただきました。

4810の件に関しましては、モンブランの標高が実際は4807mと報道された後、私も298様がお書きになったように、本社の庭に岩を積んで4810Mにしたとゆう、話を聞いた事が有りますが、確かな事は判りません。
おそらく噂かと思われます。私も昨年本社に行きましたが特にそのような物は見なかったと思います。

とのことです。 やっぱり本社内ではなく山に積んだんでしょう。(笑)
Posted by 298 at 2005年11月29日 21:51
山頂は岩ではなく、雪か氷なんですな。
じゃぁ、Montblanc社も石を積んでも仕方が無い。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月29日 05:52
Google キャッシュに残っていた情報です。 本当は、Montblanc社?(笑)

2003年10月23日

・・・モン;ブランが低くなった!?・・・

ヨーロッパ最高峰モンブランの標高が、なんと2年間で2mも低くなったことが明らかになった。2年前の2001年の調査結果は4810.40メートル。これはGPS(人工衛星からの電波により全地球的に位置を測定できるシステム)など最新テクノロジーを駆使して計測された数値で、それまで定説となっていた「4807メートル」という数字を覆すものだった。ところが、今年9月の調査では再び4808.45メートルに減少していたという。氷河学者によれば、これはここ6ヶ月の間、頂上の降雨量が平年より少なかったこと、強い風が雪の堆積を妨げたことが原因。 
Posted by 298 at 2005年11月29日 00:12
URLの2003年の登頂記録を見るとMontblancは4807mになっておる。

またイタリアではモンテビヤンコ(もんぶらん)は4808mだとか。
ますますわからんMontblanc!
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月28日 23:33
なんと知らない間に、また4810メートルになっていたとは!
Montblancファンが密かに積んだのかも?
そういえば刈谷のコレクターも毎年モンブランに登っているし・・・
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月28日 23:00
pelikan_1931 しゃん、いただいた特命の中間報告をKiyomiシャンのHPにUPさせていただきましたので、ご高覧くだしゃい。 (笑)
Posted by 298 at 2005年11月28日 22:21
めだかしゃんに突っ込まれる前に・・・
今回。沖縄焼きソバは合計で10皿(店の好意で大盛り)
   ソーメンチャンブルは6皿でした。前回はヤキソバだけで20皿。
少なくともその范文雀はめだかしゃんと拙者で食うたな。
こりゃ二枚目はだめじゃな。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月28日 19:20
daikoしゃん

元二枚目俳優の吉田某は、事務所から人前で食事することを禁じられていたとか、、、
お互い、二枚目は辛いのう・・・アレ? チガウカナ・・・
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月28日 19:16
私も人前で字を書くのは恥ずかしいです。よくわかります。調整はできませんが・・・
高校時代初めてウォークマンが発売された時も、音楽づけの毎日でしたが恥ずかしくてとても電車の中でヘッドホンはつけられませんでした。
私の母は80を越えていますが、未だに一人で出かけた時は絶対に飲食しません(人前での私的な行為が恥ずかしいらしい・・・これが私には長年理解できなかった)。

今は電車の中もテレビもめっちゃくちゃ・・・
三島由紀夫がこれを見たらひっくりかえるだろうな。
小野田さんも、あいそ尽かしてブラジルへ行っちゃたしナー・・・

うちのショー(マルチーズの子犬)は犬のくせに犬が苦手で犬が寄ってくると逃げまわります。人見知りの傾向の強い私は、飼い主に似てしまったな・・・と一人苦笑いしております。万年筆とホント関係ねーーーーっ!すんません。
Posted by daiko at 2005年11月28日 15:01
298しゃん

既にお問い合わせいただけましたか!
フェンテの諜報員としての活躍期待しております。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月27日 18:35
1980年以降のOMASの中ではITALIA '90だけが柔らかいペン先と言われていますが、75周年記念の年に出た75とニブに書いてあるやつは比較的柔らかいですぞ。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月27日 18:33
あれえーー!! pelikan_1931しゃん。
>万年筆関係調査の最終兵器は298しゃん。なんでも調べてしまいます。
最終兵器っていうのは、ちと・・・荷が重うごじゃりますぅ!! 皆様に教えていただいてばっかりの、まだ万年筆入門から5ヶ月に満たない赤ん坊状態でごじゃりますゆえ皆様のお知恵をどーかどーか今後ともいただきたく、よろしくお願いいたしますぅ。 
えーこほん! 
1.モンブランニブ上の4810と実測値4807の差3mの山の存在場所について 2.モンブランのインク瓶、No.29。謎の金ラベルについて
の2点についてモンブラン公式問い合わせ先に、先ほどメールしました。 回答はいただけたらいいなぁ 
Posted by 298 at 2005年11月27日 17:53
「オマス」と見れば、読まずにいられない。

らすむるとsan、皆様ありがとうござます。
オマスラーメン丼模様の由来、納得です。ルーツは逆の流れだったんですね。やっぱり、日本はパチンコの最終ホールなんだ。(これ原研哉著「デザインのデザイン」より。地図を時計回りに90度回転して、日本を一番下に配置すると、いろいろなものがパチンコ玉のようにいろいろなところを経由して、最後のホール/日本に吸い込まれるというお話。(余談))

余談ついでに。
柔らかなオマスの書き味、私には プジョー504 の乗り心地に匹敵します。(へんなたとえ!でも、形もちょっと似た感じ。) たっぷりとして、しなやか。 これで今夜も、幸せのひとときが過ごせます。ラーメン丼マークのお陰でしょうか....。
Posted by k_watarow at 2005年11月27日 17:35
京都和文化研究所 さん。

仰るとおりラッキーマークなんですね。
直訳するとギリシャ鍵ですが・・・あのパターンは良く見ると迷路のように繋がっていて一筆書きが出来ます。万年筆の試し書きにグリーク・キーを書けば幸運を呼び込めるかも??。
 オマスに限らずアウロラのキャップリング・・・モンテグラッパに至ってはペン先にしつこいほどにこのパターンが入っています。
 昨日はすばらしいものを拝見できて幸せでした。
その影響で今朝から古いウオーターマンを磨いています。
かなり綺麗になりましたが・・・・まだまだ道は遠いようです。
また、宜しくお願いします。
Posted by らすとるむ at 2005年11月27日 14:51
らすとるむ様

ありがとうございます。
”ラーメン丼マーク”は発祥 古代ギリシャ 意味は ラッキーマーク あと ラーメン丼マーク が キャップリングに 施され ている 事実。 
・・・・・・・・・むしょうにOMAS万年筆が 使いたくなりました。 神の国イタリアの万年筆は 使う方の 幸運・幸福を願って製造された。・・・・・・・・・・・・・・・・これが真相か。
Posted by 京都和文化研究所 at 2005年11月27日 13:28
あの <”ラーメン丼マーク”は。

以前この道の先輩から・・・・グルカ・パターンとかグリーク・キーズとかいうもので・・・古代ギリシャが発祥であると聞きました。意味内容は幸福や幸運をもたらすものだと記憶しております。それが古代ローマに伝わりシルクロードをへて中国へ伝わったものと推測しています。勿論、中国でも意味内容はほとんど変わらず大変おめでたいものと伺ったように覚えています。
Posted by らすとるむ at 2005年11月27日 11:41
pelikan_1931 様 aurora_88様

貴重な資料・ご教授頂き ありがとうございます。
私が特に疑問を 持ったのは イタリアンデザイン の 流れるような フォルムを持ち ラテン特有の 色彩感覚に どうしても あの <”ラーメン丼マーク”>(資料流用)が ベストマッチと 理解出来ず 特に疑問を 持つ。 今回の資料により 仮説が 立てられ 非常に明るい兆し ■ローマ帝国時代に つながる。ことで シルクロードにより異国文明が 交流していた この <”ラーメン丼マーク”>は 当時 彼らにとって 非常に・新鮮で・新しい マークレイアウト OMASにリングデザインに仕様されたのは、 異国文化を取り入れた 世界的夢が 秘められたのでは? 『万年筆で世界征服』を密かに夢見て ・・・・ かな? 又調べます
Posted by 京都和文化研究所 at 2005年11月27日 10:43
aurora_88しゃん

古代ローマの神殿の柱の上の方の模様ですかな?
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月27日 10:08
昨晩の記憶がよみがえってきた。
298しゃんに課せられた命は・・・

Montblancの標高が4807メートルとされてしまったため、4810を標榜しているMontblanc社は困った。そこで3メートルの山を本社につくって、これが山頂の3メートルであると言い張っている。

その3メートルの小山は、本社玄関前に積み上げられているという説と社員食堂の中に積み上げられているという説がある。
どちらが正しいのか?あるいはガセか?
を調査せよ!というものじゃった・・・
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月27日 09:53
pelikan_191さん、京都和文化研究所さん

「THE PE CATALOGUE」には、「刻まれた模様には。古代ローマから『方運を呼ぶ』という言い伝えがあります」と書かれています。模様自体の意味はこういったことなのでしょう。
ほかには、アウロラやモンテグラッパ(モンテグラッパはちょっと違うかな)のペンにも刻まれているようです。
何故ついているのか。古くからのイタリア・メーカについていること、ローマ/イタリアに関係ありそうなこと、では疑問は深まるばかり。調査結果、ご教授ください。
Posted by aurora_88 at 2005年11月27日 09:26
京都和文化研究所しゃん

http://members.jcom.home.ne.jp/y-mo/fullhalter/gallery23.html

では森山さんがお客様からうかがったお話が出ています。
で、万年筆関係調査の最終兵器は298しゃん。
なんでも調べてしまいます。
Posted by pelikan_1931 at 2005年11月27日 08:53
5
OMAS万年筆の 思いすばらしいですね!!
個人的に今だ 解決せず どうしてもの解らない?!問題点有り。
OMAS 万年筆 の キャップリング 文様。 資料不足で 【古代文様】のような【鳴門文様】のような? 【東洋文様】のような? キャップリング 幾何学文様 どうしてこの文様が 付けられたのか いまだ疑問。 調べて見ると・・・・・・・・・。
■ 1917年 伊ボローニャ万年筆修理工 シモニ氏 が 開設
■ 1925年 Officine Meccanice Armand Simoni (アルマンド・ソモニー技術工房)が 頭文字が ブランドOMASとなる。
□ 特徴 発明好きの シモニ氏は 体温計付き万年筆 等開発・・。 
この文様 については 『時代を越えて付けられる』とあるが ・・・・。
どうしても 気になる もう少し調べてみよう♪ 
(まだまだ勉強不足感じてます。)
  
Posted by 京都和文化研究所 at 2005年11月27日 08:24