この写真には【Lehrlingsschule】 との題名が付いている。【新入社員教育】と訳して間違いは無かろう。カメラが入っていることもあろうが皆真剣そのものじゃな。説明している先生の眼は厳しそうに見えて、愛情にあふれている。このピリピリとした感じは、綺麗に刈り上げられた新入社員の頭髪とあいまって、拙者の新人時代をも思い出させてくれる。まわりは皆ライバル!のような感じでいたが、こうしてみると、同期は家族と同じなんだなと感じる。
特徴的なことは、ハンズアウトが何も配られておらず、若人たちは、先生の言葉を記憶するか、紙に書くしかないことじゃ。Günther Wagner社は印刷機も作っていたので、ハンズアウトくらい配布してもよさそうに思うが、ここでは配られていない。右手前の男性は、ずいぶんと斜めに設定した紙に鉛筆で筆記している。しかもメモ用紙のような紙じゃ。
ひょっとすると会社の歴史や、創業者の気持ちなど、覚えるのではなく、いっしょに感じるべき内容の話をしているのかもしれない。
背中に縫い目の入った白衣の人と、縫い目の無い白衣の人、作業着のような人が混じっているので、専門分野の教育ではなさそうじゃ。やはり会社の精神を教えているのじゃろう。資料が無い分、しゃべる方も、聞く方も真剣勝負じゃな。
左は欧州に広く生息するモモイロペリカンの画像。タテガミなどGünther Wagner社のロゴ【目つきの悪いペリカン】にそっくりじゃ。
上の写真の独逸人の先生の眼と、モモイロペリカンの眼が似ているように感じた。知識欲にあふれた子ペリカン【新入社員】達に対して、必要十分な知識だけを選別して与え、決して消化不良にならないように配慮している・・・そういう優しさが、厳格な服装、表情の奥に隠れているような気がする。教育者たるもの、被教育者に対する愛情が無ければ出来ん商売だわな・・・と感じさせてくれる。学校ではなく会社だからこそ一人の脱落者も許されない!そういう緊張感が漂うすばらしい写真じゃ。
★日曜日は一日中自宅にいたので、風邪もだいぶ良くなってきたが、酷い咳は止まらない。イヤハヤ、足以外のところが調子わるいな。足は極めて順調なのに!