この頁に紹介されているM20、P20、MK20、MK30がとても成功したモデルとは思わない。オークション等で見かけたことはあるが、ついに触手は動かなかった。値段を見てビックリ。シルバープレートキャップのM20よりもプラスティックキャップのMK30が高い・・・いったいどこが違うんじゃろう?
M20も14金ペンであることは間違いない。ちなみにM30は14金ペン先と前回の資料に書いてあったが、1970年の8月からは18金ペン先になっている。従ってこのカタログが1970年以前のものであることは間違いない。
ちなみにPelikan Book(旧)によればそれぞれの生産は
M100: 1966-1973
M60 : 1965-1979
P60 : 1970-1973
M30 : 1965-1973 注:青軸は1965-1969
P30 : 1965-1969
MK30: 1966-1968
M25 : 1966-1968
P25 : 1966-1968
MK20: 1966-1968
M21 : 1971-1973
P21 : 1969-1973 注:青軸は1969年9月から11月
M20 : 1965-1971 注:青軸は1965-1969
P20 : 1965-1969
となっている。
こうして比較してみると、成功したモデル、成功しなかったモデルがよくわかる。製造期間が長いモデルは顧客の人気が高かったものじゃ。やはり、ピストン吸入式の方がカートリッジ式よりは指示を得ていたようじゃな。
それにしてもP21の青軸の製造期間はたった2ケ月ほど。もし出たらべらぼうな値段がつくかも?おそらくは素材のトラブルですぐに製造をやめたのじゃろう。
M60、100もM30と同じく1970年8月6日から18金ペン先にかわっている。MK30は1966年発売でカタログに掲載されている。すなわちこのカタログは1966年から1969年の間のカタログということになるかな?もっと年代を絞れる情報があれば教えて欲しい!
今回紹介したページではPELIKANOが圧倒的に垢抜けている!