2006年06月26日

ひと昔前のカタログ 【Sheaffer】 その8−2

2006-06-26 Sheaffer 012006-06-26 Sheaffer 02 今回は拙者がSheafer タルガシリーズの中で、最もゴージャスなデザインと賞賛している【フレッド フォース 10】じゃ。このカタログにも見開きで万年筆とボールペンの2本のみ掲載という豪華な紹介の仕方。

 これは日本でも発売されていた。拙者は日本橋三越のアクセサリー・コーナーでひと目見て気に入り、その場で購入した。その年の輸入筆記具カタログには掲載されていなかったので【この場で買わないで後悔するくらいなら・・・】と即決。定価の10万円で購入した。素材に銀が使われているわけではない。筆記具としてのコストパーフォマンスを考えればけっして優れた万年筆とは言えない。

 ただし拙者の場合、最初からアクササリーとして【フレッド フォース 10】を購入した。一度もインクを入れた事は無いが、正装のパーティーには何度も連れて行った。

 ペン先はマスターピースと同じく18金で、他のタルガとは違っている。CP1ですら14金ペン先じゃ。パリの宝石商である【フレッド】の店頭に展示するには18金以上のペン先である必要がある。フランスでは18金以上でないと金製品と認めないという法律?があるらしいからな。

 タルガは非常に好きな万年筆で、プロトタイプ以外はほとんど手に持ったことはある。その中で恋に落ちたのは【フレッド フォース 10】一本のみ。特に天冠と尻軸先端の処理は秀逸。USAの宝石商がいじると成金趣味になりがちじゃが、さすがパリ!良い処理じゃ。

 こいつは1年に一回だけペンケースから引っ張り出して眺めておる。キャップも開けない。タルガは首軸に傷が付き易いからキャップの開け閉めは厳禁!【要するに傷を気にしたら筆記できないわけじゃ・・・】

 本日Blogで紹介するために、久しぶりにケースから取り出してみた。いつ見ても美しい。早くこれ以上に麗しい万年筆に出会いたいものじゃ。もちろんSheafferの製品としてな。



 Shefferカタログの過去記事は以下を参照くだされ・・・

その01  その02  その03  その04  その05  その06  その07
その08  その09  その10  その11  その12  その13  その14



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
298しゃん

情報は集めるだけで価値を持つといわれているが、料理するともっと面白い!
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月27日 07:00
みーにゃしゃん

フレッド フォース10 のころのSheafferは華麗ですな。

こういう装飾をスノーケルにして欲しいものです。
Posted by pelikan_1931 at 2006年06月27日 06:58
これ綺麗ですね〜♪  Shafferカタログが既に14回あったとは!! 情報量は力ですね!!
Posted by 298 at 2006年06月26日 23:54
美しいですね〜!
何かワイヤーを連想したのですが、航海用ロープですか。
そういうものからモチーフをとって、こんなにお洒落にできるんですね。
豪華で素敵です〜。

1993年〜4年ならそう昔のものではないんですね!
今のシェーファーと全然イメージが違うので、不思議です。

師匠のシェーファーのカタログシリーズは、プリントしてクリアファイルに保存してます♪
知識があまりない私には、かなり有難い存在です。
Posted by みーにゃ at 2006年06月26日 19:48