2006年08月04日

ひと昔前のカタログ 【ペリカン】 その5−1

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  これも【ドイツのドイツ】を売り物にしたカタログ。表紙はPelikan #400復刻【正確にはPelikan 400NNの復刻かな?】じゃ。

 表紙の裏には、またまたわけの分らない事が書かれていて楽しませてくれる 【ハイカラットな金を用いた、大きく柔軟なペン先・・・】って、単なる14金ではありませんか!別に23金や24金ではないのにハイカラットとは・・・?M100の事を言ってるのかな?M100は18金ペン先じゃ。

 ペリカン独自の吸入方式”コンバーター”って? コンバーター方式はペリカン独自ではないはずじゃが・・・不思議なことだらけのカタログじゃな!

 左から3枚目の頁には【弾力性のあるクラシック型、14金ペン先をそなえどんな書きぐせも受け入れます・・・・】 

 そもそも復活の#400のペン先は硬く、インクフローで書き味を出すタイプ。それがどんな書きぐせも受け入れます・・・とは大きく出たなという感じですな。

 今なら誇大広告と言われるかも・・・昔はおおらかで良い時代じゃったな。

 右端は裏表紙じゃ。【ペリカンには、どんな筆跡にも合うペン先をそろえています。(右図)】と書いてあるが、図にはEF,F、Mしか掲載されていない。この時代は極端にペン先のバリエーションが減ったのかな?

 インクの説明では5色あるが、3色しか図にない。おそらくはペン先も一部しか紹介してなかったのであろうな。

 このカタログが印刷されたのは1975年の3月。すなわち、拙者が社会人1年生となる1975年4月の直前に配布されたようじゃ。当時の拙者がこのカタログから一本選べと言われたら、何を選ぶじゃろう?少なくとも#400は選ばなかったはず。当時は古臭い形状のものは大嫌いだったからな。

 自分自身の趣味も大きく変わったものじゃ・・・・


Story Of Pelikan
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その2−1   その2−2   その2−3
その3
その4−1   その4−2



Posted by pelikan_1931 at 07:00│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 周辺Goods 
この記事へのコメント
大判で、中身が薄い・・・
初心者用に店頭に置いたのかな?
Posted by pelikan_1931 at 2006年08月04日 20:26
このカタログも持っていますが、わけのわからない記載は目をつぶることにしています。。。
ペリカン独自の吸入方式”コンバーター”について、こちらはペリカンにしか使えないコンバーターと解釈していました。
よく読んでみると違う意味にも取れますね、どう考えてもおかしいです。

しかし、こんな大判だとスペースを取って大変ですが、どんな使い方をされていたのでしょうね?
Posted by 二右衛門半 at 2006年08月04日 06:53